ピンボール |
PINBALL |
ゲーム&ウォッチマルチスクリーン/任天堂 |
Written by T鈴木 |
後期ゲーム&ウォッチ
任天堂の「ピンボール」です。
1983年12月という、ゲーム&ウォッチとしてはかなり後期に発売された作品だけあって、その存在さえ知らなかった人も多いのではないでしょうか?
(かく言う筆者も、発売数年後に発掘によってその存在を確認しました)。
'83年と言えば、もちろん電子ゲームブームなどとっくに過ぎており、パノラマスクリーン、スーパーカラー等と共に歴史の闇に埋もれた、不遇の機種と言えるでしょう。
3つのボールを操れ!
内容は、オーソドックスなピンボールゲームです。
感じとしては、ファミコン版「ピンボール」(任天堂)に近いですね(もちろんファミコン版は1984年発売ですので、発売はこちらのほうが先)。
ボールがマルチスクリーンの上下の画面内を縦横無尽にハネ回る・・・・。当時のゲームウォッチでこれはちょっと凄いのではないでしょうか?(もちろんストッパーを上向きに止めて、ボールを固定させるなんてピンボールならではの芸当も可能です)。
スタートボタンを押してゲームスタート。
「♪テッテテテテッテッテッテテッテッテッテ」
何と、パノラマを除く今までのゲームウォッチシリーズにはなかった、スタートメロディ音が流れます。初めて聞いたとき、その美しい音色に妙に感動しました。
ゲームAは、通常のピンボール。極めて退屈な内容です(汗
しかし、このゲームの本領を発揮するのはゲームBなのです!
ゲームBでは、何と1万点を越えると画面上にボールがもう1個出現します!その後奇数1万点台(3万点・・5万点・・)を越える度にボールが増えていき、最大3個まで画面上でボールを操ることができます。
1つの台で同時に3つのボールを操る・・・・これが大変エキサイティングなのです!!(おそらくゲームウォッチ史上最大の盛り上がり!!)
ボーナスポイントを狙え!
やはりピンボールの醍醐味と言えば、高得点エリアを狙ってボールを打ち込むことでしょう。
このゲームウォッチ版ピンボールでも、数々の得点エリアが存在します。
狙っていこう!!
500点のところを狙っていこう! | バンパーに当てていけ |
計1000点! | 左のエリアを通ると 下のストッパーが消えるぞ! |
バラバラ
前述した通り、筆者は発掘でこのゲームを手に入れました(しかも中学生のとき・・・)。
しかし何を思ったか、ドライバーで本体をバラバラにしてしまい、あまつさえハサミで上下画面をつなぐハーネスを切断してしまいました(汗)。
・・・・・何か嫌なことでもあってのでしょうか!?
数年後、インターネットオークションにて1万円近く出して再入手しましたが、筆者は1度壊して(バラして)しまったものを、再度高額で入手する傾向が多いようです(苦笑)。