Ｗｒｉｔｔｅｎ　ｂｙ　Ｔ鈴木

エポックポケットデジコム

エポックポケットデジコムシリーズ。
300万台売れたと言われる「パクパクマン」。アクションゲームの最高峰「モンスターパニック」。それら２大怪物ゲームに挟まれる形でひっそりと発売された悲運のゲームが、この「オイルギャング」です。
実際、当時「パクパク」「モンパニ」を持っていた友人は多数いましたが、この「オイルギャング」を持っていた人は、なかなかいなかったように思います。
だからと言って、決して内容が粗末なわけではありません。一見ルールが分りにくく、また地味に感じるゲーム内容ながら、とてもスリリングな展開が味わえる、なかなかの佳作となっています。

石油を守れ！

石油を守れ！

少年(誰!?)を操作して、オイルギャング団から石油を守りましょう。
石油は、上のタンクから下のタンカーに向かってパイプをつたって流れます。
石油泥棒は全部で４人。石油管のそれぞれ４箇所のジョイントから盗んでいくので、少年を動かしてやっつけてください。
放っておくとどんどん石油を吸い取られていきますので、現れたらすぐに倒してしまいましょう。
上の石油タンクが空になったとき、下のタンカーに３ゲージ石油がたまっていないと、哀れタンカーは沈没してしまいます。
また、ゲーム中パイプの間にハシゴが現れるときがあります。近道できるので、大いに活用しましょう。

これが少年の移動できる範囲です

素早くボスを倒せ！

ＶＳボス！

オイルギャング団最強の敵、ボスの登場です。
画面右上にランダムに現れますので、ボスがハンマーを振り上げたスキに素早く懐に潜り込んでアタックキー(右)で攻撃しましょう。失敗してボスに殴られると、５秒間しびれて動けなくなる(このときの｢ビリビリビリ！」という音、トラウマに鳴りそう･･･)ばかりでなく、バクダンに火をつられ、またタンカーの石油を１ゲージ取られてしまいます(そこまでやるか!!)。このゲームの攻略は、すべてこのボス戦にかかっているといっても過言ではありません！
無事にボスを倒したときの、敗走していくグラフィックがちょっと凝っています。

３回タッチで火を消せ！

ＶＳ爆弾！

ゲーム中、爆弾男が現れ、港に爆弾を仕掛けます。
導火線は点滅してどんどん短くなっていきます。
素早く画面右下まで移動して、右キーで３回手を出して火を消しましょう。
（ちなみに消すと５点です）
爆弾が爆発すると、１発でタンカーは沈んでしまいます。
いかなる状況においても、最優先でバクダンの処理に向かいましょう。
また、爆弾男は火をつける場所にいるときにやっつけることが出来ます。

音楽も◎

「♪チャララララ〜ラララララ〜」。
僕が小学生の頃、電子ゲーム大会の舞台となっていたソロバン塾で、毎日のように耳にしたメロディーです。なぜか、妙に印象に残るメロディーでした。
当時はそれがこの「オイルギャング」のスタート音だと知らなかったのですが、数年後、発掘で「オイルギャング」を手に入れてプレイしたとき「このゲームの曲だったのか〜」と妙に感動したのを覚えています。
みなさんもそんな経験、ないですか？
それにしても「パクパクマン」といい、「モンスターパニック」といい、エポックデジコムのサウンドは印象に残るメロディばかりですね。口ずさんだだけで「ああ！あのゲーム！」と昔話に花が咲きそうです（笑）。

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