GoGo科学戦隊 ダイナマン |
DYNAMAN |
LSI TABLETYPE/バンダイ |
Written By T鈴木 |
テーブルタイプFL
バンダイの「GOGO科学戦隊ダイナマン」です。
上の画像を見てもらえば分かりますが、ゲーセンのテーブル筐体のような本体ですね。
バンダイの電子ゲームには、このような形状の本体が以前から存在しており、第24回で紹介した「キン肉マン対決悪魔超人」を初め、「ツタンカーム」「戦え!ガンダム」「プラレス3四郎闘魂柔王丸」など、複数発売されていました。
この「LSIテーブルタイプ」と呼ばれるシリーズ。ハッキリ言って操作し辛いし、それほどヒットしたとは思えないのですがね(苦笑)。
ちなみにこのダイナマンを初めとして、上記キン肉マン、ガンダム、プラレス3四郎、マシンマンは、バンダイもキャラクター戦略としてかなり力を入れていたのか、「これでもか!」と言うほど電子ゲーム化されています(笑)。
サイシンカを倒せ! |
2つのパターン
ゲームは、2つのパターンで構成されています。
パターン1は、ダイナマッハを上下に移動させ、敵のサイシンカの投げる岩を避けつつ、ロケット砲で攻撃するシューティングゲームです。
ロケット砲は画面に2発まで発射することが出きるので、上下に動きつつ、常に敵の動きを読んで弾幕を張りましょう。
500点取るとパターン2へ。
このとき3体のメカが合体してダイナロボになるデモが表示されるのですが、これが実に少年の心を掴んで離さないかっちょよさ!!いつの時代も合体は燃えます(笑)。
ダイジュピターを守れ! |
ダイナロボ出撃!!
パターン2は、ダイナロボを操作して、超進化獣を蹴散らし、ダイジュピター守るゲームです。
パターン1はシューテンィングでしたが、こちらは打って変わってアクションゲーム。ひとつのゲームに異なるジャンルのゲームが収録されているのは、FLでは大変珍しいです。
超進化獣は全部で6種類。
移動するダイジュピターに合わせてダイナロボを動かすようにして、ダイジュピターに近づいてくる進化獣から倒すのがコツです。
ダイジュピターは一定の動きを繰り返すだけなので、次に倒すべき進化獣を素早く見極めましょう。
2500点に達すると、ダイナロボが乱舞(?)するデモが見られるのがいい感じです。
大きいキャラ、美しいグラフィック
このダイナマン、もうひとつ特筆すべき点として、グラフィックがかなり美しいです。
キャラが大きい上、1キャラを複数色使って表現しているので、なかなかの迫力です。
これは、初期のFLでは見られなかった、ひとつの進化ですね。
特に自機のダイナロボは、巨大な上に3色も使っているので、非常にゴージャスです。
ダイナロボ |
細かい書き込みだ! |
超進化獣のいろいろ | ||||||
チョウシンカ | コウモリシンカ | カニシンカ | カイメンシンカ | サンヨウチュウシンカ | クモシンカ | サイシンカ |
♪ダイダイダイダイダイナマン
「科学戦隊ダイナマン」は、日本の誇る戦隊シリーズ第7弾として、1983年に放送されました。
爆発をふんだんに使用した特撮や、アニメキャラデザイナーとして有名な出渕裕氏による怪人デザインなども話題を呼び、それなりに話題になったようです。
筆者は裏番組の12CHアニメを見ていたので(爆)ダイナマンは視聴していませんでしたが、「♪ダイダイダイダイダイナマン!!」「♪必殺必殺スーパースーパーダァイナマィィトォォォ!!!」というオープニングフレーズだけは妙に印象に残っています(笑)。
ただこのゲーム。やはり戦隊シリーズが題材だけあって、子供向きというイメージが強い為か、あまり電子ゲームコレクターには人気がないようです。
後期モノだけあって結構レアなんですけどね。
これがダイナマンだ! |
参考文献:超人画報(竹書房)