ディグダグ
DIG DUG
(LSI GAME/学研)
Written by T鈴木

名作アーケードゲーム

学研の「ディグダグ」です。ナムコファンにはもうお馴染みの、名作アーケードゲームですね。
その「ディグダグ」が電子ゲームに移植されたとあっては、「
一体どういうゲームなんだろう!?」とみなさん興味津々かと思われます。
「ちゃんとポンプで膨らませるの?」「岩落しはできるの?」「いや、その前にどうやって地面を掘るの?」。果たしてその移植具合やいかに・・・・。

ファイアガンで焼き尽くせ〜

結果から先に言うと、ディグダグは敵をポンプで膨らませません(ええ!!)。で、どうするかと言うと、何とディグダグは火炎放射器で敵を焼き払うのです(えええ!!!)。しかし、穴掘りや岩落しは何とか再現されていますので、それなりに「ディグダグ」の雰囲気を味わえます。
そして一番残念なのが、敵キャラに
ファイガがいないこと。その代わりといってはなんですが、ゲームBではプーカが炎を吐いてきます(えええええ!!!)。しかもオリジナル同様、ちゃんと目変化で移動してきたりします。これがかなりありがた迷惑!!(笑)


遅いディグダグ

このディグダグ、とてつもなく足が遅いので、同じ場所にじっとしていると、たちまち敵に追いつかれてしまいます。また、動ける範囲が狭いので、アーケード版の醍醐味であった「敵をまとめて岩で潰す」という芸当・・・・とてもそんな余裕はありません(って言うか1匹でも難しい)!もうちょっとディグダグの操作が軽かったらなぁ・・・・と思います。

音楽はグー!

ハッキリ言ってこの電子ゲーム版「ディグダグ」、オリジナルのディグダグを知らない人がやったら、かなり意味不明なゲームになること請け合いです(汗)。
とは言え、音楽はなかなかがんばっています。ディグダグが歩くと
それらしい音(?)が鳴ったりして、それなりに雰囲気を再現しています。
本体デザインもなかなか素晴らしいです。ゲーム&ウォッチのパノラマスクリーンのように、遊ぶときは「パカッ」と開いたりして、大変ゴージャスな感じがします(同シリーズに「アミダー」があります)。
とにかく、「ディグダグを電子ゲームにせ〜や〜」という上層部の命令のもと、学研の開発陣が試行錯誤しながら必死に作った。・・・・そんな感じのするゲームだったりします(なんじゃそりゃ〜)。



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