護法山 山科 毘 沙 門 堂
毘沙門堂 山科
                                          2003.3月

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 毘沙門堂のある京都市山科区には以前住んでいたのですが
当時はその存在さえ全く知りませんでした
 
毘沙門天に興味をもち調べるなかで知り,訪れることに

天台宗五箇室門跡の一
(門跡=平安時代以降皇族・貴族などが出家居住した特定寺院)
御本尊は
毘沙門天 山号は護法山
 703(大宝3)年行基により出雲路(御所北方)に開かれ
たびかさなる戦乱の後1665(寛文5)年山科安朱の地に再建された


安朱橋からの疎水    安朱橋からの疎水

JR山科駅(京阪・地下鉄東西線も有)から
閑静な住宅街をの〜んびり歩いていくと,疎水にかかる安朱橋
その眺めは周りの風景とあいまって,とてものんびりした気持ちにさせてくれます

境内への入口 極楽橋

気持ちよくの〜んびり歩くこと20分弱
 この
『極楽橋』を渡り,いよいよ境内へ

仁王 吽形 石段の上に立つ仁王門 仁王 阿形

 この地に創建された当時の建立
 
『仁王門』
 阿吽の二天像(厳しい表情ながらちょっとかわいい?)が守護


本堂    本堂

『本 堂』
紀伊・尾張徳川家から材木寄進
全体に漆塗や彩色彫刻が施され
和様・禅様混合の手法で東照宮の諸建築に通じる雰囲気をもつ
畿内では他に例をあまり見ないという

御本尊は,伝教大師(最澄)作といわれる
『毘沙門天』秘仏(本堂多宝塔内)
お寺の方に聞くと,高さわずか7〜8cmの像とのことです

本堂 象の木鼻  本堂壁の麒麟  象 麒麟 獅子

本堂入口彫刻
美しく彩られた象の木鼻(柱を突き抜け飛び出た部分の装飾彫刻),麒麟,獅子
一種独特の雰囲気をかもしだしています

また,お寺であるのに
注連縄がはられており
お聞きしたところでは
『柏手を打ってもよい』『お寺であって,お寺でない』とのこと??
なんとな〜く面白く愉快 
不思議な空間


トリックアート 九老之図襖絵(パンフレットより)

霊殿・宸殿内には多くの天井画,襖絵があり,これが今でいうトリックアート!!
写真(パンフレットより)はその一つ
『九老之図』
机を見つめたまま進んでいくと,その机が変形していく・・・すごいっ!!

宸殿内の襖絵は,狩野探幽の養子狩野益信の作
どの角度から見ても鑑賞者が中心になる逆遠近法の手法を用いているそうです

宸殿内『梅之間梅花禽鳥図』は,見過ごしてしまいそうでしたが
ちょうど通りがかったお寺の方のお話をうかがい
またまた,と〜っても面白いなあ〜と,感心というかなんというか 感動?!

梅と竹に鳥がとまっている図なのですが
普通なら梅には鶯であるところを山鳥
竹には雀であるところを
しまひよどりがとまっていて
鳥が合わないということで,この部屋を
『とりあわない部屋』というんだそうです・・・
洒落てますよね〜!!
遊び心がいっぱいつまった不思議で楽しいパラダイスのような??なお寺
八方睨み『龍の天井図』(パンフレットより) 八方睨み『龍の天井図』(写真はパンフレットより)や
目を見つめながら進むと
身をよじってついてくるかのように見える
鯉の絵なども十分楽しめました

これらは,歴史教科書か何かの本で見たことあるな〜と思うのですが…
とにかく楽しい!!
庭園 晩翠園 庭園『晩翠園』

裏中之間(客人之間)畳の上に腰をおろし
ゆっくりとしたときを過ごさせていただきました

聞こえてくるのは,流れ落ちる水の音,鳥のさえずり
お坊さんが扉を開ける音や木の廊を歩く足音
そして風が木々を揺らす音

と〜ってもゆったりできました
樹齢百数十年の枝垂桜 前庭の『枝垂桜』

樹齢百数十年の巨木で,その枝張りは30メートルにもなります

満開時期は4月10日〜15日あたりということです
きっと見事な美しさでしょうね


毘沙門天の根付け  本堂や,それぞれの間の畳の上にゆっくり座って
 くつろげぐことができました。
遊び心いっぱい
 お寺であってお寺じゃあないという

 
不思議な空間
ときのたつのを忘れ,ゆ〜ったり過ごすことができました

かわいい毘沙門天の根付を購入して
またゆっくりと閑静な住宅街を呑気に気分よく歩いて帰りました
とっても楽しい毘沙門堂,ぜひ訪れてみてください!!

毘沙門堂さん,パンフレットの写真掲載認めていただき
本当にありがとうございました!!

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