Vieja regani

Miller,1974
なんとも言えぬメタリックブルーに赤のスポットの色合い
別名 『REGAN's CICHLID』『REGAN's Vieja』
ヴィエージャ レガニィと発音しています。       


衝撃の出会い!

2002年のゴールデンウィーク、大阪のショップを回っていた私はこいつと出合った。
体色も綺麗であったが、鰭のデカさと美しさに目が点になったのを覚えている。
当時アメシクに強いショップでもワイルド・レガニィの入荷は非常に少なかった。
そのせいか値段が少し高かったこともあり、見つけたその日は考えながら店内を何度も何度もグルグル回り、 結果的には我慢してショップを後にした。
もし次に行った時に売れてしまっていたら、一生後悔したかもしれない。
数日後、四国から来た親友とふたりでこのショップを訪れたときこいつはまだいた。 

親友が『これは買いでしょ!』と太鼓判を押してくれ、意を決した私は値切り攻撃を敢行し、 ショップの店長を困らせながらも納得価格でのお持ち帰りに成功した。  
大きさは12〜3cmであったろうか。






一ヵ月後である

とりあえず90レギュラー水槽の半分のスペースで飼育を開始した。
一月ほど経ったが、警戒色と言おうかまだ黒っぽくショップで見た時の本来の体色を取り戻してくれない。

赤と青が複雑に入り混じった鰭の美しさは感動モノである。
カメラを構えると興奮して動き回りなかなか写真を撮らせてくれないのである。

生息地は、メキシコ南部の大西洋側と言うより、メキシコ湾側ということになるのであろうか。
河川の名前としては、Coatzacoalcos.Almoloya.Jaltepec.Malotengo.Sarabia.
が挙げられている。







120水槽へ

なかなか良い具合に成長してくれたこともあり、120水槽を半分に仕切って、アルゲンティアと並べて飼育することにした。
シルバームーンの輝きのアルゲンティアとブルームーンという感じのレガニィとで なんとも贅沢な光景であると、自己満足で悦に浸る。

そうそう私はヒーターはカバーなどを付けず、剥き出しにしているのであるが、 レガニィは一度火傷をした。頭のこげたところが白くなった。
魚というものは熱さを感じないのであろうか? それにしてもどんくさいシクラソマである。 まあひと月ほどで綺麗に治ってしまったが。
ヒーターカバーは中に糞などが溜まって、手入れが面倒なので嫌なのである。








8月の画像である

飼い始めてから三ヶ月が過ぎた。大きさは20cmくらいになったと思う。。
さて砂利の話であるが、私はベアタンクというものは好きではない。
糞が凄く目立つからである。毎日糞を取り管理できる人にはベストかもしれないが、私は週に二回しか 水換えや糞取りはしないのである。
アメリカンシクリッドは良く食べ、よく出す魚種である。一日で驚くほど糞が溜まるのである。
底砂利はなるべく薄く敷き、底に汚れが溜まらないように気をつけている。
砂利の種類については特に拘っていない。しかし白っぽいのは換えようと思っている。
糞が目立ちすぎるからである。
背びれに白い点がついている。これは片側だけにあり買った時からついていたものである。
何であるのかはわからない。







砂利を換えた。

新年早々水槽を新しくしたのとついでに、砂利を少し赤茶色っぽいものに換えてみた。
レガニィの黒っぽさがなくなり、体色が明るくなった
おでこの角度もなかなかGoodになり、迫力も増してきた。
はっきりとは確認できていないが、こいつはオスであろうと思う。
ところでこの底砂利であるが、綺麗でかなりのお気に入りである。
水質に影響はないようであるし、また安価なのである。
まあ、しかしこいつは起きている間、隣のアルゲンティアを威嚇しているか、
砂利を口に含んで隅に積み上げているかのどちらかである。
毎日毎日よく飽きないもんだ。









現在拒食中である

さて、頭部穴あきによる治療で魚をいじることが多い所為か、こいつは現在拒食中である。
単独飼育で水槽にフラジール発砲錠を入れると拒食する。隣のアルゲンティアも同様である。
まったく餌を食わないというわけではなくめちゃくちゃ腹が減ったら喰うようではある。
しかし毎日の決まった時間に餌を与えても知らん顔である。水質悪化を避けるため食べ残した餌を回収 するというのは、情けなく悲しい作業である。
二週間ほど拒食が続き、腹が少し凹んできたようである。
好物というものもなかなか見つけられず難航中である。
大きさは25cmをオーバーしたぐらいであうか。









五月末、30cm近くに。

拒食もなくなり、冷凍のエビとカーニバルはよく食べるようになってきた。
シクラソマ入荷ラッシュの昨今でもワイルドの亜成魚クラスは極稀にしか入荷していないようであるし、価格もかなり高めである。
それに体高のある個体が少ないように思う。
チャッピーさんのレガニィもそうであるが、うちのレガニィもよくここまで体高が出てくれたもんだと改めて幸福感に浸る。

アルゲンティアとレガニィと言うのは他のヴィエージャ属と比べて、かなり神経質であるように思う。
水質に対してデリケートという意味ではなく、何気ないことで大いに驚き、パニックに陥るのである。
透明のセパで仕切って飼育していることもあり、片方がパニクルともう一方も大暴れである。
餌用に入れて生き残っているメダカたちも大慌てである。







7月末である。

少し長くなった印象である。
『いかつい』という感じがなくなってしまい、色も鮮やかなブルーではなくなってきたように思う。
サンゴを少し投入して徐々にpHを8付近まで持ってきている。
魚自体の調子は良いようで、餌食いも良くなっている。
こちらが勝手にライバル視しているチャッピーのレガニィはどのようになっているのか気になる年頃である。
私に気を使ってくれて画像を出してこないのかな(笑)。
頭部穴あきの方は、治ったり再発したりを相変わらず繰り返している。

飼育を始めて約15ヶ月、そろそろ最大サイズに達してきたのではないかと思う。35cmには届いてないか?というぐらいである。







2003年 9月

最近、餌食いも活発になってきたこともあり、ヘキサミタ撲滅のため
ふたたび、餌に混ぜる方式のフラジールの経口投与を試してみた。
前に試した時には口には入れるが吐き出していたのであるが。

まず飼育水100ccほどにフラジール発砲錠を一錠溶かし、
そこに人工飼料を入れ染み込ませる。
テトラベジタブルとカーニバルは成功した。
キャットについては口に入れたが吐き出した。
いつもは問題なく食べている餌なので、キャットに関しては
ふやけた食感が嫌なのではないだろうか。
アルゲンティアも同様であった。

最近は穴があくようなことはないのだが、
糞が長く切れないようなやつをしていることがある。まだ腸内に巣食うといわれている寄生虫は退治できていないようである。

さてこれを続ける事により、頭部穴あきは撲滅できるのか?
魚の大きさはあまり変わっていない。


2003年12月

7月末に『35cmに少し届いてないか?』と書いたがとんでもない間違いであった。
10月に実際にメジャーをあてたところ、32cmしかなかった(汗。
しかしそれから少し長く大きくなったように思うので33cmぐらいかな。

フラジール漬けの餌は二週間ほど連続して与えたのであるが、
効果の程は現れなかったようで10月に一回穴が開き、治療を施した。
しかしレガニィは一度治療をすると三ヶ月ぐらいは再発しない。
アルゲンティアは一ヶ月半ぐらいの間隔で治療している。

最近、目の周りのイエローの発色がやけに目立つ。
目の色の美しさはシクラソマの中でもトップクラスだと思う。
少し赤みが強くなってきたのは、カーニバルやキャットの影響かもしれない。
頭はもう少し盛り上がって、四角くなってくれたらかっこいいのになあと思う。

フラッシュなしの撮影だと、どうしてもブルーがかって、暗めに写ってしまいます。
今回の更新は水槽のライトは無しで、フラッシュを使った撮影ですが、そうすると少しブルーが弱いです。


2004年6月

半年振りのレガニィ更新です。
こいつも我が家に来て2年が過ぎました。
大きさは32〜33cmでSTOPしているように思います。

で、また目の右下に穴が開きました(涙。
実際こいつは水槽に網を入れただけで、めちゃくちゃ暴れるので苦手です。
寝ぼけている時にやろうと思うのだが、こっちが寝ぼけてしまっているし(笑。

ということで、治療して一週間後の写真が下です。
治療は例の如く、穴を三角定規の先でグリグリして、
イソジンを付けて、グリーンFゴールドを擦り込みました。
綺麗に治りつつあります。




そうそう、三四郎ちゃん!
うちのレガニィのブルーの瞳にも赤いアイラインが!
ありました(笑。

そして、そして!
鼻の穴が大きくなってきたような気が!(涙。














2004年11月

90cm水槽単独飼育に移してますが、もうほとんど変化はないようです。
少し体高がアップしたかなという程度。
頭部穴あきの方はレガニィに関しては単独飼育にしてからは再発していない。

約二年半飼育してきたわけだが、あまり飼育者に懐かず
ビビリ性のヤツであった。
餌の袋を持つと、水槽の前面に出てくるようになったのも
最近のことである。
まあこのへんは個体の性格なのかもしれないが。

こいつを見ていると、シクラソマってほんとに美しいよなぁと思える。







2005年4月

最近、水換え時に手に向かってくるようになった。
こちらが逃げるもんだから図に乗って責めてくる感がある。
とか言って、また拳骨食らわして隅っこでいじけられても嫌だし…とほほ。
そういう攻撃時には興奮しているのだろう、赤い部分が黄色っぽくなる。

大きさ的には変化なし。
気持ち、口から頭部への角度が直角に近くなってきたようでますます長方形。
長方形といえば、一眼デジカメに変えたことにより今までのデジカメと画像の縦横比が
変わってしまった。
縦の長さを同じにすると、横のサイズが長くなりました。
魚のサイズも長くなってくれれば良いのに…






2005年8月

ひとまわりゴツクなったような気がします。
同じヴィエジャ属のアルゲンと比べて体型が違います。
こちらは♂で間違いないだろうと思いますが、
アルゲンはやはり♀?
アルゲンもこういう長方形体型に育って欲しかったです。

餌の影響でしょうか、少し青味が薄くなり、
赤みが強くなったように思います。
食べてる餌は、冷凍手長えび、スピルリナ配合人工飼料、キャット、コリドラスタブレットです。

こいつは怒ってる顔がかっこいいなぁと親バカです(笑。
今回のグッドショットはピタリと枠に収まったのですが
少し明るく写りすぎました。





2006年1月

こいつは前回更新時に比べ少し成長したような気がします。
少しまたいかつくなったというかなんというか。
お客さんがくると、ほとんど水槽の隅に陣取り姿を見せないやつですが
こういう魚は飼育していて僕にファイトというかそういうものをくれる気がします。

人それぞれ飼育に対しての楽しみ方はあると思います。
僕は成長してしてくれるのがとても楽しいです。
中途半端に成長の止まった魚を見ると悲しくなります。
本来の輝きや大きさを発揮させるのが楽しいです。
2006年を迎え、現在僕の部屋には11匹のシクラソマ、
そしてショートノーズクラウンテトラ爺、4匹の小型プレコ、
そして一匹のシノドンティスがいます。
僕が後何年こいつらと付き合っていくことができるのかわかりませんが、まだまだシクラソマに対する情熱は健在です。





2006年7月

ちょっと暗いけどアグレッシブなポーズが撮れたので更新。
他人様が来ると隅っこから出てこずのヘタレ君であるが、
たまにはこうして飼い主には怒ったりしているのである。

先日は見事に水温計をこなごなに割ってくれた。
大きな破片は取り除いたのだが、水換えのときに砂利をかき混ぜるのが手を切りそうで怖い。

穴あきはまたも再発。
やはり水温の上昇に関係しているのかな。
ひどくはなっていないが完治についてはもう諦め、お手上げ状態である。
ずっと付き合ってきたシクラソマに限っての顔面穴あき症であるが、
同じような餌を与え、同じような環境で飼育し、同じように水換えしていても、
『なる奴はなる、ならない奴はならない』
原因(やっぱりストレスですかねぇ)も根本的な治癒の仕方もよくわからない。
発症しても放置してれば治る奴もいりゃあ、レガニィのように患部をこそがないと治らないという奴もいる。
まぁ、シクラソマに関してはこの病気が直接、魚の命に関わるようなことにはならないと思うので、
気長に付き合うしかしょうがないといったところでしょうか。




2007年9月

なんだか知らぬ間にまたえらくごっつくなっています。
Good shotの二段目一番右が二年前の8月。
今回アップの三段目の一番右と比べると…
めっちゃおっさんです(笑。

青い発色はどんどんと薄くなってきているように思いますし
穴あきは相変わらずです。


レガニィ君「おっ、なんやねん、ごっつ久しぶりにワシなんかのとこにカメラ持ってきて…」
僕 (ネタないねん、久しぶりに写真撮らしてや)
「かまへんけどそんなにアップで狙ったら穴が目立つで…」
(君の目は綺麗だからそこしかないというか…苦笑)
「どうせへっぽこな写真しか撮れへんくせに…」
(((´・ω・`)





Good Shot!    画像をクリックすると拡大されます。  

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