Vieja maculicauda
Regan, 1905
念願のワイルド、マクリカウダである。
別名 RED-BLACK-VIEJA.BLACK-BELT-CICHLID.
分布は広範囲に渡っており、グアテマラ、ベリーズ、コスタリカ、ホンジュラス、パナマ、ニカラグア。


身体は小さいですが、鰭が立派なので16cmほどあります。
まだまだ、おチビちゃんですがこれからの成長の様子を更新していきたいと思っていますので、よろしくです。
2003年7月21日、通販で購入し我が家に到着。
メキシコとグアテマラの国境付近、CHIAPAS州で採集された個体であるらしい。
東京の熱帯魚店 『アクアビースト』さんにお世話になりました。
2003年、9月
水槽にも環境にも馴染んだようで、餌くれダンス全開である。
水換えのためホースを入れると興奮し、目を剥いて向かってくる。
頭部にも赤い発色が現れてきており、半年後が楽しみである。
20cm弱ぐらいに成長している割には、スリムな身体をしている。
ようやく♂ではないかな?という安心感が出てきた。
尾の部分の黒斑により、Maculicaudaと命名されているようであるが、
コレが正解なのかどうかはっきりとはわからない。
環境により、かなり色が変わるような気がしている。
現在、90cm水槽による単独飼育。
めちゃくちゃVIPな待遇である。
2003年12月
また太らせてしまった(汗。
サイズは23cmぐらいかな。
背鰭の色のグラデーションがとても綺麗だ。
頭の赤い模様は左右アンバランスで、この画像の顔右側では
炎が上に立ち上る如く、ポッポッポッと言った感じで下から上がっており、
顔左側では上のほうで花が咲いた如く集約されている。
なかなか味わい深いじゃないかと、自己満足に浸る。
少しビビリではあるが、餌の時間にはバクバクと食べている。
Donald Conkel氏の洋書である『CICHLIDS OF NORTH AND CENTRAL AMERICA』のマクリカウダの部分を訳してみた。
和訳が間違っているかもしれませんが、だいたいこんなことが書かれている。
これは河口の種で、塩分がある海の条件を許容するその能力により、すべての中央アメリカのシクリッドの中で最も広い分布範囲を持っています。
そこは明らかに湖であるが、極端に流れが遅い河口に移住するであろう。
私は、大西洋のニカラグア本土から、およそ30マイル、cone島のマングローブ海外線に沿って、標本を集めました。
それらの主要な食料源は、種子や果物、水生と陸生の植物からなる植物質の底有機堆積物です。
それらは泥か砂の底を好み、隠れ家になる水没した木や丸木の中で生きています。
河川の状態で、彼らは陰になった浅瀬を好み、そこで水生や陸生の植物を探します。
この種の個性的なところは、常に尾の付け根の上に大きなブラックスポットを持っています。
若魚のパターンと驚いたパターンは、他のものより広い中央のバーと共に、垂直の5本のバーを持っています。
成魚では一層、この中央のバーが強調され、それにより共通の名前である、ブラックベルトシクリッドが与えられています。
若魚の体色は、透明な鰭と共に、すべてのテラプス種の色である、典型的な単調のグレーである。
成魚では曇った暗銅色と共に、グリーンからブルーに変化する。
顔や頭の赤い色合いの変化は、鰭と共に、成熟した個体に現れる。
不規則なサイズや形の、小さい黒い斑点は主として雄に現れる。
マクリカウダはOPEN-water (和訳がわからない)産卵魚で、一回ごとに約600〜1000個の卵を産む。
両方の親は稚魚の世話に参加し、雄は4〜5週間、家族と共に過ごします。
これはアメリカンシクリッドとしては、長い時間です。
現在、個人的に成長が一番楽しみな個体である。
2004年3月
我が家の期待の星、マクリカウダはやってきた時のスマートな面影は無く、
体高が出て、胸のあたりも幅がつき、頼もしくなりつつあるのか、肥満になりつつあるのか。
25cmぐらいにはなっているようです。
ネーミングはやはり、maculi=spot cauda=caudal fin (尾鰭)でした。
中国名はふたつあり『斑尾維住麗魚』と『點麗體魚』
餌は本当に何でも食べます。お腹がすいたらエーハイムの給水口についているスポンジも齧っています。
今回は照明を落とし、フラッシュを抑えて撮影してみました。
赤みが強調されて写っています。
しかし全体的な輝きは上の画像の方が綺麗ですね。
瞳のブルーの輝きはどんどん深くなり、腹鰭もブルーで細かくスポットが入って水色の水玉パ○ティーのようだ(笑。
到着した頃の一番上の画像を見ると、こんなに美しく変身するとはとても思えなかった。
後は体型を崩さずに大きくできるかどうかである。
2004年7月
かなり太ってます。
長さ的には27〜28cmというところでしょうか。
12月の更新時からは、目に見えた成長はなくなり
じわじわと全体的に大きくなっているようです。
長さよりも厚みが凄いです(涙。
我が家に来て一年、ずっと90レギュラー単独飼育。
一年で10cm〜12cmの成長。
うーん。どうなんだろ(汗。
次にお目見えするときは30cmはオーバーしていたいものです。
目の周りのクマは殴られたんでも寝不足でもありません(笑。
2004年12月
久しぶりのお目見えである。
少しボディに小さな黒い点のようなしみが増えてきた。
大きさは30cmいってるか、いってないかぐらい。
餌の選り好みはしないが、精神的に不安定な面がある(笑。
突如暴れるのである。
そのたびに身体をぶつけて怪我をし、ビビリモードに突入する。
まおちゃんのマクリをお好み焼きマクリと笑えぬようになってきた。
結果的に見ると20cmぐらいの時期に餌をやりすぎ脂肪細胞を増やし過ぎてしまったのかもしれない。
色的にはブルーが少しなくなりつつあるがとても美しくて大満足。
2005年4月
30cmはちょっとオーバーした感じです。
体高も少しアップしてきたでしょうか。
部屋を真っ暗にしてカメラを構えると頭を下げたままの必殺斜め泳ぎを披露します。
どうやら警戒したりビビッテいるときに出るようですね。
顔が赤いのは多いに結構なんだが、口紅を塗ったような口には笑ってしまう。
底砂と発色について海外サイトなどの画像も見ていると、
色に関わらず底砂があったほうが綺麗に発色するような気はするのだが、
底砂を入れることにより黒っぽくなってしまうこともあるようだ。
今回は背ビレに美しくブルーが発色しているバージョンです。
今までマクリはフラッシュを使わないと綺麗に撮れなかったのですが
カメラを変えたことによりフラッシュ無しでも
なかなか良いショットが撮れているのでは?
エヘヘ。
2005年8月
僕が一番好きなマクリの背ビレ部分です。
ブルーを基調に根元は金箔をべったり塗ったような輝き、
そして黒と赤が美しさを際立たせています。
見ていてゾクゾクするほどの輝きです。
体長はあまり伸びていないように思います。
ボディはいったん青味が消えかかり白っぽい感じが続いていたのですが、
ここにきてまたブルーがにじみ出るようになってきましたかね。
餌のえり好みはしませんが、警戒心が強く突如暴れる癖は治りません。
写真はほんと撮りにくいです。
斜めに頭を下げてますし、なかなかこっちを向いてくれないし…
一月ほど前にバックスクリーンを貼ろうとしたら水槽の中で暴れたおし
見るも無残な姿になっていました。
2006年1月
顔はいかついくせにほんと臆病者で困ります。
相変わらず写真もまともに撮らせてくれません。
水槽の前に立つだけで斜め泳ぎ…
こちらがそろりそろりと動かないと、水槽の中でパニックを起こします。
二年前はあんなに可愛くてなついていたのに、今はビビリのおっさんです。
ボディの色はかなり濃くなってきました。
黒い点の染みもかなり増えてきました。
飼育開始約二年半なのでもう少し大きくいかつくなってくれると面白いのですが。
最近はマクリ人口も増え(笑)、楽しみな個体の画像を見せてもらえるようになり
嬉しいですね。
2006年6月
ひとまわり大きくなったように思います。
まさにおっさんですな(笑。
近づくと斜め泳ぎになるので、少し遠くから写したので
ピンボケですいません。(^^ゞ
撮影後、大暴れしてまた頭に傷を作りました。
まさに傷だらけの人生、いや魚生を送ってはります。
自業自得ってもんですが。
2006年11月
みなさんのマクリはどうですか。
うちのはもう成長がいっぱいな感じです。
ヴィエジャ・パラテラプス属はレガニィにしてもそうですが我が家ではだいたいが35cmぐらいで止まってしまうようです。
アルゲンはこれより少し小振りなままですし、ビファは35cmという枠を超えてくれましたが。
さてさて相変わらずの暴れ癖はまったく治りません。
先日はあっちゃん先生が水槽の前で三脚を振り回し、大暴れさせてくれました(爆。
2007年6月
一年前と比べるとじわりと大きくなったように思います。
魚は死ぬまで成長を続けると言われたりもしますが
完全に止まっていると思われるやつもいたり、
マクリのようにたまに写真に撮ると成長を感じたりするヤツもいます。
しかし相変わらずのパニック症候群で、こいつの写真は少し離れて
望遠で撮ってるのでぶれやすくて苦労します。
先日、水換えのときに砂利を混ぜて掃除していたら、
突然パニックを起こし、すごい勢いで僕の手にぶつかってきました。
その勢いとパワーといったらもうとんでもないです。
僕の心臓が止まるかと思うぐらいびっくりしました(笑。
2009年3月
飼育開始から五年半ほど経っているマクリですが
そろそろやばい気配になってきてしまいました。
写真のように右側下腹部が異様に腫れていて
バランスをとることができません。
餌は食べていて泳ぐことはなんとかできますが
止まると横向きになり浮くか沈むかのどちらかです。
治してやることができずにただ見ているだけというのは辛いものですね。
魚自体はまだ苦しんでいる様子もないようなので
もう少し僕と付き合ってくれたら良いかなと思っています。

Good Shot! 画像をクリックすると拡大されます。





