『戯言』

専修大学の体育会で強化指定されているラグビー部と野球部が低迷している。
どちらも、名門とか古豪といわれている長い歴史がある。
歴史があるだけに大学やOBの影響力も大きいと思うが、この低迷している両チームには
共通している問題があります。
それはチームの問題点の明確化や修正が旨く機能せず、同じ失敗を繰り返している。
チーム構想やゲームプランが不明瞭でゲームの流れがつかめず、相手に主導権を
奪われてしまう。
ゲームを観ているかぎり、選手は一生懸命プレーしていると思います。
そして入部している選手は他大学と比べ遜色ないどころか、高い能力を有している者も多い。
では何で勝てないのか?何で強くなれないのか?
やはり《首脳陣の責任が大きい!!》のではないでしょうか。
ラグビー部は、二年連続の全敗・最下位で入れ替え戦にも負け初の二部降格!!
ゲームではスクラムで押しタックルが決まっているのにも関わらず完敗。
某レギュラー選手がどうして良いか解らなくなり悩んでいるとか。
私には、どうしてもここに首脳陣の姿が見えてこないのです。
選手と一緒に練習し、ゲームでは共に闘う姿勢が見えません。これは菅平や試合観戦で
目にされている方も多いと思います。
選手と首脳陣の間に信頼関係は築かれているのでしょうか?
指導者とはスポーツを通じて技術や体力はもちろんの事、人間形成にも大きな影響があり
重大な責任があると思います。
この様な問題で一番の被害者は選手自身です。
選手達が専修大学に進学してきたのは、大学で鍛えられ活躍するのはもちろん、将来の
社会人やプロを視野に入れ入部してきたと思います。
大学(首脳陣)は有望な選手を適切な指導で成長させられる環境を創り、より高いステップに
進ませる責任があるのではないでしょうか。それも教育だと思います。
この様な状態が続けば有望な選手も集められなくなります。
ラグビー部と野球部の首脳陣は、長い間同じような体制が継続されてきました。
長期間続ける事は悪い事ではありませんが、問題点を改善できずに結果が出せない点や
マンネリ化の傾向が原因で低迷しているのなら一新するしかないと思います。
今こそ事の重大さを認識し改革しなければならないのです。
まさに『意識改革』が必要なのです。
どんな方が監督になっても構いませんが、選手と共に練習し、問題点を克服し、共に闘える
熱い人物が必要なのです。
専修大学ラグビー部と野球部は二部のような所で甘んじていてはならないのです。
選手の実力に見合った所で覇権を争わなければなりません。
この様な思いは、今まで私を含め沢山の方が掲示板等で訴えてきましたが、ダブル降格と
いう非常事態を迎え改めて考えさせられました。
戯言がこのまま終わってしまうのではなく、この『戯言が』いつか笑い話のネタになる
楽しい祝勝会を開けるよう祈ります。
一日も早く「強い専修大学」が観られるよう、多くの専大ファンの皆さんと『熱く応援』して行
きたいと思います。 
                                 2002.12.19  管理人