〜もっとおいしく もっと楽しく もっと食べやすく〜
さっぱり型 きざみ型(噛む事が難しい方)
肉
・軟らかい部位を使う(肩ロース、ヒレ、ミンチ)
・薄切り肉を選ぶ
・肉をよくたたきでよくたたく
・繊維を断つように細く切れ目を入れる
・ふたをして蒸し焼きにする
・日本酒、ワイン、パイナップル、味噌、サラダ油、しょうがに浸すと軟らかくなる
・衣(小麦粉、片栗粉、卵)をつけて調理すると冷めても軟らかい
魚
・脂の多い魚を選ぶ
・煮魚、蒸し魚にする
・焼きすぎは硬くなるので注意
・鰯は包丁でたたいてつぶし、つみれにして煮る
・海老、白身のすり身を小麦粉を少なめにして揚げる あんをかけると食べやすい
・刺身のいか、たこは隠し包丁を入れる
・まぐろは山芋、オクラなどの粘りのあるものを一緒に食べる
卵
・焼きすぎ、ゆですぎは誤嚥の心配の素
・ゆで卵は薄く切る
・半熟卵にする
・炒り卵にあんをかけると食べやすい
・出し汁、スープ、牛乳でのばして焼くと軟らかく仕上がる
・揚げ物は泡立てた卵白、小麦粉、水を合わせたゆるめの衣にすると軟らかい
牛乳・乳製品
・ヨーグルト、アイスクリームは均一で滑らかで食べやすい
・さつまいも、じゃがいもを牛乳で煮る
豆・種実類
・木綿より絹ごし豆腐
・がんもどきは水をしっかり入れて煮含め、あとから食べやすい大きさに切り、盛り付ける 残った煮汁を片栗粉でとろみをつけあんをかける
・豆腐を煮て、おろし大根をかけても食べやすい
・枝豆、グリンピースは薄皮を除き、裏ごしをしてペースト状にする
米
・からだの調子に合わせて硬さを調整する
・卵粥にする
・ごはんに山芋をかける
・白玉粉にじゃがいもを加えると、噛みやすく、飲みこみやすい餅ができる
パン
・パサパサして食べにくい場合は、コーヒー牛乳に浸す
・カレールー、ホワイトソースを作って食べる
・耳を切ってフレンチトーストにする
・コーンフレークは、牛乳をかけてしばらくおいて食べる
麺
・うどんは5cm位の長さに切ると、箸、スプーンですくいやすい
・煮込みうどんにする
・てんぷらなどをのせる場合は、衣を多くして、衣がつゆを吸ってトロンとなるので食べやすい
いも類
・さつまいも、じゃがいもは煮崩れるくらいに火を通す
・マッシュ状にすr
・いろんなものに山芋をかける
・片栗粉はとろみづけに最適 材料にまぶしてもよい
野菜類
・トマトの皮は湯むきにする
・かぼちゃ、人参は隠し包丁、面取りをする
・白菜、青菜は葉先を選んで、たっぷりの湯で軟らかくゆでる
・野菜炒めはゆでてから炒めると良い
・大根おろしは、他の材料とみぞれ煮にすると良い
・ごぼう、れんこんは、細く薄切りにすると食べにくいので、適度な太さにしてゆっくり十二分に煮る
・ゆでブロッコリー、アスパラ、生野菜はマヨネーズで和える
果物
・イチゴ、キウイフルーツは種が義歯にはさまるので注意が必要
・りんごは薄く切る 又は軟らかく煮る
・果物を食べやすく切って、ヨーグルトと和える
海藻・きのこ類
・昆布は煮汁が少なくなったら、酒を足して煮て、軟らかく煮る
・のりは細かくちぎる
・きのこ類はあまり細かく切りすぎるとむせやすい
食欲不振型 要相談型(飲み込むことが難しい方)
肉
・ひき肉は二度挽きにしているものを求め、よく練り、小さめの団子にして煮る
・細かく刻んで煮てあんをかける
・ミキサーやすり鉢を使って、粒がないよう均一な状態にする
・煮汁を利用して、ゼラチン、ゆるめの寒天で固める
魚
・魚のすり身をゼリー寄せにする
・海老のすり身に片栗粉、卵白とともにフードプロセッサーにかけ、しんじょにして煮る
卵
・茶碗蒸しにする
・プリンは食べやすく、コーンスターチを使ってもさらに食べやすい
・プリンをあらかじめ攪拌(かくはん)して、増粘剤を混ぜてもよい
牛乳・乳製品
・果物をミキサーにかけ、牛乳、ヨーグルトを入れて混ぜる
・牛乳と卵でミルクセーキにする
豆・種実類
・豆腐を煮て、しっかりミキサーにかける
・ごまは練り胡麻を利用する
・ゆず味噌、赤味噌に出し汁を加え、適度なとろみで食品の上にかける
米
・粥の中にのり佃煮、鯛味噌など同じような濃度な食品を混ぜると良い
・サラダ、和え物は粥と一緒にミキサーにかけるととろみがつく
パン
・パンプティングにする
・小麦粉とバターでホワイトルーにしてとろみをつけて使う
麺
・ミキサーにかけると適度なとろみがつく
いも類
・さつまいも、じゃがいも、里芋を煮たものをミキサーにかけると食べやすい
・コーンスターチは片栗粉と同じように使う
野菜類
・かぼちゃ、人参をポタージュにする
・煮て野菜をミキサーにかけ、ゆるめの寒天、ゼラチンで固める
・煮た野菜をミキサーにかける
果物
・りんごをすりおろしたり、それをゆるめの寒天、ゼラチンで固める
・バナナを入れた果物のミックスジュースにする
海藻・きのこ類
・寒天は固めるのに良いが、噛むとバラバラになりやすく、むせることがあるので濃度に注意する
・アガーというカラギーナン(海藻の一種)はゼラチンと寒天の中間でお互いの欠点を補う