ムリしていませんか?−腰−
私たちは地球の上で生活し、重力(地球が中心に向かって物を引きつける力)にうちかって姿勢をとったり、いろいろな動きをしています。
筋肉は骨と骨とをつないでおり、その関節には前とうしろ(例えば腹筋と背筋)、内側と外側などの関係で筋肉がついています。
それらの筋肉が調和良く働いています。しかし、その調和がくずれた場合、姿勢不良のため腰椎前弯の増強というような腰痛を引き起こす
大きな原因のひとつとなったりします。
※腰痛の原因
・筋肉の過度の使いすぎ 例−前かがみ作業、荷物の持ち上げなど
・背骨の椎間板に原因のあるもの 例−椎間板ヘルニア、肥満による椎間板変性など
・骨に原因のあるもの 例−骨粗しょう症など
・不適切なベッド、椅子、靴など
※症状
・腰部の痛み
・腰背部に力がはいらない
・こわばり
・運動障害
※腰痛体操の一例
急性期には適用にならず安静が第一。痛みがひどい場合でも同様であり、専門医の診察を受ける事が必要である。
予防のために普段から取り組むことが大切である。
〇開始姿勢−楽な背臥位をとり、下肢を曲げて両足を床につける。頭には枕をしく。
・腰と床との間が開きをなくするように、腰を床に押し付ける。
・上記がうまくできるようになったら、そのままの姿勢から臀部のみを持ち上げる。この時、床から腰が浮かないように注意。
〇開始姿勢−楽な背臥位をとり、下肢を曲げて両足を床につける。頭には枕をしく。
・一側のひざをムリなく胸に近づける。
・元に戻し他側で行う。
・両側を同時に行う。
・以上の3動作を両手で抱きかかえて行う。
〇開始姿勢−背臥位で両下肢を伸ばし、床と30度になるように台の上に足をのせる。
・一側の下肢をひざを曲げつつ上げ、元に戻す。他側も同様に行う。
・一側の下肢をひざを曲げつつ上げ、次に伸ばしてそのまま下ろす。他側も同様。
〇開始姿勢−背当てのある椅子に深く座り、腰と背当てとの開きをなくすように押しつける。
※日常生活における動作で注意が必要!
資料・指導 二葉園 PT