大阪府化成工業協同組合
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大阪府化成工業協同組合会館
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塩化ビニル業界の現況

1.業界の沿革
戦後、生野区を中心にゴム再生加工製品の製造が盛んになりましたが、昭和30年頃より、合成樹脂工業が発達してきたため、業者の多くはその設備が転用できる合成樹脂工業へ業種転換し、製造技術の開発・改良に努め、各分野に進出、あらゆる用途の需要を充足するまでにいたりました。

2.業界の現況
最近、塩化ビニルには塩から得られる「塩素」を原料のひとつに用いているため、燃焼時にダイオキシンの大きな発生源になるのではないか懸念されており、さらには、塩ビをやわらかくするために使用される代表的な可塑剤フタル酸エステルに、内分泌物かく乱物質(いわゆる環境ホルモン)の疑いがあると一部で言われたり、業界を取り巻く経営環境は、単に経営面のみならず、地球環境問題への対応にも迫られるなど、非常にきびしいものになっております。
当然のことながら、代替樹脂への転換もはからなければなりません。

3.業界の課題
このように肩身の狭い思いをしている塩化ビニル樹脂ですが、汎用プラスチックとしては、ポリエチレン、ポリプロピレンに次ぐ第3の生産量を占め、そのようとも産業基礎部門から最先端の医療部門にいたるまで幅広く利用されています。
この肩身の狭い状況は誤った情報によるものも少なくなく、意外と知られていない塩ビの地球温暖化問題や省資源・省エネルギー面での貢献度のおおきさなど、塩ビの長所を幅広く啓蒙する必要に迫られています。
そのための人材の育成・技術開発・情報化の推進などが課題となっています。

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