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送信日時: 2014120日月曜日 0:03

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件名: 明るい未来は自ら開くしか無い

 

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NHKスペシャル

昨夜は青森県六ヶ所村の核燃再処理施設とそれに先立つむつ小河原市の石油コンビナート誘致、原子力船むつの母港受け入れに関する現地の歴史を当時の映像で特集した番組を真夜中過ぎまで見ました。

何れにも共通するのは地域経済の活性化と雇用の拡大を旗印に大規模計画を受け入れた地域は本来の地場産業である農業や漁業は権利を売却して消滅した事です。漁業権の放棄の補償として手にした大金で多くの人は豪邸を建てたが年月を経た今その家を手放したり、廃屋になったりしている場合もあるそうです。リーマンショックに見舞われたために来る筈の企業が全く来ず、むつ小河原市の大規模造成地は無駄になりました。原子力船むつに到っては放射能漏れ事故のため受け入れ地が無く何年も漂流した末に母港化を受け入れたむつ小河原市博物館に一度も稼動しなかった原子炉が解体されて壮大な無駄使い(240億円以上)の記念として保管されています。

一月ほど前には福島原発のある双葉町についての同様の特集番組を見ました。当初反対運動の指導者として活躍した岩本氏は町長に就任すると推進派に変わり、最初の建設が終わると東電に迎合して二号機以降の拡張工事の申請もする始末で今回の福島原発の事故を何倍も拡大する結果を招いてしまいました。お金目当てに双葉町に何基もの原子炉を誘致した岩本元町長は福島原発の事故のため避難した先の仮設住宅で亡くなったそうです。故郷振興のために誘致した巨大な原発に伴うお金で一時期町は金銭的には潤ったけれども結局原発事故のために故郷そのものを喪失し、双葉町に元の住民が帰れる日が来るのか誰にも分からない状況が続いています。

以上の地域の例を見ると外からの企業誘致による地域振興政策は結局は失敗するという気がします。何より計画の推進派と反対派の分裂は地域社会に深い亀裂を生じています。

 

真実を見極める事が必要

原子爆弾によって広島と長崎が壊滅した日本ですからもともと原子力発電に対して電気会社を含めて国内には核アレルギーと評される程の反対気分が満ちていました。それに対して啓蒙活動と称する朝日新聞社発行の「地上に太陽を」という本を昔読んだ記憶があります。それでは「燃料棒を積むとサーっと魔法のようにエネルギーが出て来る」とか「都会の大きなビルの地下室で原子力発電を行う」とかいった記事を読んだ記憶があります。我が国初の原子炉が稼動した茨城県の東海村は東京からそんなには離れていないので当初の構想は朝日新聞の「啓蒙書」のような考えが主流であったのかもしれません。

それが今の原発のように大都会から遠隔の地に何百万KWもの巨大な原子力発電所を造りそこから消費地まで延々と送電する方式に変更されたのはなぜでしょうか。二酸化炭素を出さないので地球温暖化防止に有効というけれども電気よりも大きなエネルギーを熱として発生し、その熱は何ら有効な働きをせず直接地球を温暖化しています。

原子力行政に限らず政治屋の言い分には自分に都合の良いことばかり一方的に述べ立て、他の面から見た真実を意図的に無視している場合が常であると感じています。従って私達はようく調べて真実を正しく捉える事が必要だと思います。

 

明るい未来は自ら開くしか無い

一昨日は埼玉県小川町の農業シンポジュウムに行って来ました。参加者の多さと熱心さに感銘をうけました。主講演として愛媛県今治市の報告がありました。今治市は島が多くて過疎、少子高齢化が進んでいますが、その分地場産業を振興して故郷を活性化しようと地域くるみで活動しています。学校給食は地元の有機野菜を用いる地産地消を進め、市内各地の道の駅で26億円もの売り上げがあるなど地場産業で大きな成果をあげていますが何より特長なのは皆の表情が明るい事です。前述の大規模企業誘致で賛成、反対者の間に生じた故郷の地域社会の断裂とは際立った違いです。

如何に困難な状況であろうとも未来は自ら開くしか無いと思います。

 

人はおのおの一人なり

己が他には寄る辺は無し

人と人とに通づる道は

人と人との対話にぞある

人は己の内で考う

己が他には知る辺は無し

人知の果てを越え行く道は

人と人との対話にぞある

 

 

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* 市吉 修   Osamu Ichiyoshi

* 二十一世紀を楽しく生きよう会

* Human Network for Better 21 Century

* http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/

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以下案内です

 

科学技術者フォーラムH26年2月度セミナー(第140回)のご案内

海産性機能性食品素材の機能性と有効性

〜 マリンビタミンとDHA 〜

矢澤 一良 教授

東京海洋大学 特定事業「食の安全と機能(ヘルスフード科学)に関する研究」プロジェクト

特任教授 (農学博士)

今回は食の安全と機能について、DHA等の効果に関するテレビ放送でも多々出演されています、矢澤先生に講演してもらうことになりました。

先生からは、食と健康に関する係わりを解り易く話して頂けると思います。

健康を保つための食について、興味のある方、必要とされている方も多いかと思います。

当日は、祭日ですので、仕事を離れて、自分の食と健康を確認して貰うことも良いかな、と思います。

また、経歴にもありますように、先生は企業での研究も経験されていますので、サイエンスと同時に産業に関係のある内容も紹介して頂けると思います。

興味のある方は、是非参加してください

 

1.日時:平成26年 2月 11日(火:建国記念日)14時〜16時50分

    講演終了後近くの会場で講師を囲んで懇親会開催(19時頃まで)

2.会場:品川区立総合区民会館「きゅりあん」5F第3講習室

    (JR大井町駅中央改札出て左直進、ヤマダ電気裏側)

    地図:http://www.shinagawa-culture.or.jp/curian/

3.講演要旨

我が国においては、すでに生きるために食べる時代から、健康のために、また疾病予防のために、さらにはQOL向上のために機能性食品を積極的に摂取するようになってきている。ただ単なる寿命を延ばすのではなく、健康でいながら寿命を楽しむ時代である。 「健康寿命」とは、世界保健機関(WHO)の報告による「健やかに過ごせる人生の長さ」であり、平均寿命をさらに延長することを考えるより、10年間の開きをもつ健康寿命を引き伸ばして平均寿命に近づけることが「食による予防医学」の1つの目的となる。

食品の三次機能を有する機能性食品(ここではヘルスフードとほぼ同義とする)は六大栄養素のみでは必ずしもヒトの健康を維持できるものではない現代や、その環境の背景において必要とされるプラスアルファの栄養素と定義づけられる。

このヘルスフードの要件は、(1)科学的な有効性が証明されること(Evidence Based)、(2)安全であること(Safety)、 (3)作用メカニズムが解明または推定されていること(Mechanism)が必要であり、このことが機能性食品の開発・製品化における安全・安心・信頼とも密接な関わりを持つ。

ヘルスフードの種類を、その予防・改善すべきターゲット別に分類してみると、脳機能の維持や改善、加齢(エイジング)、ストレス・過労・過激なスポーツなどにより生ずる活性酸素の消去、血流の改善や心筋機能の維持、骨粗鬆症や関節痛・痛風の予防、便秘改善や腸内細菌のバランス維持、白血球機能の維持や免疫力低下の抑制、アレルギー疾患や炎症の抑制、視力低下や眼精疲労の改善、体力維持(抗疲労や持久力向上)、有害菌の排除、がん予防など、多岐にわたる機能を有するヘルスフード成分や食品素材が存在する。

 生命の発生が海洋であると同時に、文明の発祥とも海産性食品は密接な関係がある。 文明の発祥には、「体の健康・脳の機能性・心の健康」が必要用件であり、海産性の機能性食品(マリンビタミン)にはその理論を裏付ける多くのエビデンスがある。

 本セミナーではその中でも最もエビデンス蓄積のある、DHAをはじめ、オメガ3脂肪酸やアスタキサンチンなどについて科学的検証を行う。

今後も機能性成分の研究開発が社会的にさらに要請されており、選択肢のより広い「食による予防医学」の実践による、ヒトの健康維持・疾病予防・QOL改善が、医療費の抑制になり、さらに関連産業の振興にも繋がることが予想される。

4.経歴

1972年 京都大学・工学部・工業化学科(福井三郎教授) 卒業

1973年 ()ヤクルト本社・中央研究所入社、微生物生態研究室勤務

1986年 ()相模中央化学研究所入所(主席研究員)       

1989年 東京大学より農学博士号を授与される

20004    湘南予防医科学研究所設立 代表取締役

20024    東京水産大学大学院(現東京海洋大学大学院) 水産学研究科

              ヘルスフード科学(中島董一郎記念)寄附講座 客員教授

200310   東京海洋大学大学院 海洋科学技術研究科 に改称 

20124   東京海洋大学 特定事業 「食の安全と機能(ヘルスフード科学)に関する研究」プロジェクト (特任教授)

現在に至る。

*主研究テーマ:

1. 予防医学的食品・医薬品素材に関する研究

2. 海洋資源の有効利用に関する研究

3. 天然物の生理活性成分の探索と薬理学的研究

4. 微生物の新しい機能の探索に関する研究

*受賞:

・平成6年 日本脂質栄養学会より学会賞「ランズ産業技術賞」を授与される。

・平成18年 マリンバイオテクノロジー学会より学会賞「岡見賞」を授与される。

*社会活動・学会活動:

熊本保健科学大学(客員教授)、金沢大学医薬保健学域(客員教授)、中国瀋陽薬科大学(客員教授)、日本脂質栄養学会(評議員・理事)、日本機能性食品医用学会(理事)、マリンバイオテクノロジー学会(理事)、日本臨床栄養協会(理事)、健康・長寿研究談話会〔旧ホスファチジルセリン研究会〕(会長)、アスタキサンチン研究会(理事)、日本アントシアニン研究会(会長)、「日本を健康にする!」研究会(会長)、日本補完代替医療学会(理事)、他

*主な著書:全著書100冊以上

*学術論文:全論文130報以上(共著を含む)

*特許出願:300件以上

5.参加費  会場でお支払いください。

 ・科学技術者フォーラム(STF)正会員,女性、学生          1,000

 ・BCC-NET会員、ティー・エムレポート会員、経営支援NPOクラブ会員、

  異普奇会会員、もったいない学会会員、その他友好団体会員      1,500

 ・一般                               2,000

 *講演中の写真撮影などは、ご遠慮願います。

 

6.参加申込:下記の申込書に記入して、セミナー担当の碇 貴臣 宛メール又はFAX

        でお申込み下さい。

  碇 貴臣  TEL&FAX052-833-4035

        E-mail:ik-3780@trust.ocn.ne.jp

*****************セミナー参加申し込み  *********************************

<科学技術者フォーラム(STF)平成26年2月度セミナー(第140回)参加申込書>

●お名前:               (ふりかな:          )

●所属(会社,事務所、団体):

●メールアドレス:

●TEL:               FAX:

●参加区分:科学技術者フォーラム(STF)正会員、BCC―NET会員、ティー・エムレポート会員、経営支援NPOクラブ会員、異普奇会会員、もったいない学会会員、その他の友好団体

学生、一般(紹介者:        )*該当を○で囲んでください

●懇親会:参加 不参加(いずれか残す)

●領収書(講演会)の必要有無: 有   無