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宛先:件名: 宮崎への帰省で学んだこと
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連休には郷里の宮崎に帰って来ました。
父は96歳、母は89歳、共に元気です。親が元気だと子供はいつまでも子供のままでいられます。今回も一日は都城の
脱原発
今日北海道の泊原発が定期検査で止まり今日本で稼動している原発は無くなりました。もともと原発は要らなかったという事ですね。もし原発にかけて来た費用が無かったとすると電気料金は今よりよほど安かったのは確実です。事故を起こした福島原発の廃炉に向けての作業工程は全く不明瞭です。第一原子炉の中がどんな状態なのかもよく分からないという恐ろしい状態です。何よりも原発の稼動で増えるばかりの使用済み
核燃料を最終的にどう処分するかが全く未定です。ガラスで固めてどこか地下深く保管するのだそうですがその固化の技術も確立していないし、場所も全く未定です。日本列島はどこを掘っても地下水が出ますのでそのような最終保管場所はどこにも無いのではないでしょうか。使用済み核燃料から新たな燃料を取り出すという高速増殖炉の実験装置もんじゅは既に10兆円もの開発費を投じながら事故ばかりで技術完成の目途は全く立っていない状況です。即刻やめるべきだと思いますが関係者曰く「今止めるとこれまでの10兆円の開発投資が無駄になる」。事実は逆で「今やめないと無駄な開発費が将来も発生し続ける」でしょう。
日本は資源大国
日本全国至るところの山は戦後植えた杉が天つくような大木になっています。木材の価格が安いため伐採されていませんがこのままでは将来全国の山の杉が寿命が尽きる頃巨大な立ち枯れの国になって山は崩れ、全国に腐敗臭が満ち、各地に山火事が頻発する恐ろしい事態になると思います。毎年7,000万m^3の木材が増えていく日本が資源小国であるはずはありません。具体的な数値検討はしていませんが50年周期で森林資源を回して日本は木材、およびエネルギーの完全自給が可能だという気がします。
東日本大震災では現地で瓦礫の処理をすると何年もかかるので他の地方自治体に引き取ってもらう計画が進展しています。神奈川県でもいくつかの市町村が瓦礫の受け入れを検討していますが瓦礫の大半は木質材であり焼却灰は原料としてセメント会社に引き取られる予定です。東日本大震災が如何に大きな災害であったにしろそこから出た瓦礫の量は全国の森林資源に比べれば無視し得る量でしょう。それが被災地だけでは処理に何年もかかるのですから全国の森林資源の膨大さは想像を絶するものです。
原発を全廃して全国各地で多数の火力発電を造って杉の枝葉を燃やして発電を行えば単にエネルギーの自給ができるだけでなく幹は建築素材、焼却灰はセメントをはじめとする化学、肥料、建築(壁土など)の原料となると思います。以上のことを科学、技術的に証明するのがまず喫緊の課題です。
上杉鷹山に学ぶ
平和台公園の売店で上杉鷹山の本を買って読みました。上杉鷹山が養子に入った米沢藩は藩祖の上杉謙信の越後400万石から時代が下ると共に会津30万石をへて米沢15万石の小藩に縮小したにも関わらず、大国意識ばかりが強くて領民10万人に対して藩士と家族3万人が非生産人口としてのっかり、借金によって何とかやってきたのが遂に限界に達していた時でした。養父の上杉重定は藩を幕府に返上する事を検討したほど追い詰められていました。ここに3万石の高鍋藩から養子入りして藩主になった若干17歳の鷹山の双肩には解決不可能とも思われる問題がのしかかっていたわけですが鷹山の改革によって米沢藩は見事に再生に成功し、まだ当人の存命中に山ほどの借金も完済してしまいました。上杉鷹山が米沢藩を引き継いだ時の惨状は実は今の日本に同じだと思います。赤字国債による借金で予算が組めるのは長くてあと6年でしょう。野田首相は消費税の増税に政治生命をかけると言っていますが、それは従来のやり方の延長であり、大した効果は無いでしょう。もっと根本的な変革が必要だと思います。この点上杉鷹山の施策は非常に参考になります。
詳細は次回以降提案いたします。
市吉 修
Osamu
Ichiyoshi
二十一世紀を楽しく生きよう会 Human Network for
Better 21 Century
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