差出人: O-ichi [osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]

送信日時: 平成 20713日日曜日 18:42

宛先:

件名: 二十一世紀企業研究会

 

配信無用の方はお手数ですが返信願います。本MLは会員の紹介により加入する会員の自主研究会です。返信または全員へ返信により意見交換をお願いします。

二十一世紀企業研究会とは「人が全国どこでも学び、生涯現役で働ける企業」を提案し研究する会です。研究しながら二十一世紀企業を始めましょう。

 

G8Summitの成果

各国の報道機関があれほど騒ぎ、全国各地で厳重な警備体制が敷かれた大行事の割には成果は少なかったと思います。米国は中国、インドが加わらない限り、何等約束はできないと言い、中国、インドは先進国が先ずCO2削減をすべきだと言いあうばかりで半歩も進展が無かったと思います。

 

私達は4月に中国の西安に行き、大気汚染のひどさに驚きました。タクシーの運転手がタンつぼを設置して時々痰を吐きながら運転していました。一説によると毎年の大気汚染の死者は30万人に上るそうです。国民の健康に責任を持つ政府であれば中国は先進国から最新の環境技術を入れて大気汚染問題の解決に全力を尽くすべきではないでしょうか。日本は京都議定書の目標をクリアできない分は中国、インドその他の国の大気汚染の削減に協力するしかないと思います。さもなければ破綻した財政から数兆円の排出権購入が避けられませんので。

 

G8MN

これは一般市民が直接取材した記事をインターネットで直接発信する市民メディアです。G8の発表を垂れ流すだけの商用メディアが取り上げない事も市民の立場で直接取材して報道するものです。詳細は下記URL等をご覧下さい。

http://www.news.janjan.jp/special/0806/0806270697/1.php

 

もしもそれを直接衛星放送で全国に放送できれば遥かに影響力は大になると思います。私がBSPによるMass-Immediaと言ってもなかなか理解してもらえませんが、その時代の到来は案外そう遠くないという気がします。

 

間接民主政治の行き詰まり

昨日の東京新聞によるとアフガニスタンとイラクで既に数百人の死者を出している英軍の半数は退役を考えているそうです。他方イラクは40分で生物化学兵器を使用可能などと深刻な顔で発表し、今から振り返ると噴飯ものの情報で国民を迷わせて英国を戦争に導いたブレア氏は昨年首相を降りてからも中東平和大使等の役職について安全な場所で引き続き国税から高給を食んでいます。間接民主政治の行き詰まりはまさにマンガにもならない滑稽な悲劇的段階に達しているのではないでしょうか。

 

二十一世紀の行方

商用メディアから市民メディアへ、Broadcaster(放送業者)からBSP(Broadcast Service Provider)へ、Mass-MediaからMass-Immediaへ、そして間接民主制から直接民主制への進化が二十一世紀を特徴づける歴史になると考えています。こう言うとたいていの知識人にはバカにされますが、それなら現在の仕組みで800兆円もの累積財政赤字を如何にして解消して行けるのか、またG8で首脳たちが意見を「共有」した2050でのCO2半減計画を如何に実現できるのか教えて頂きたいと思います。

 

インターネットの特長は中抜きですが、二十一世紀の政治も中抜きになると思います。スイスは永世中立国として長い歴史を持っていますがヨーロッパが帝国主義の真っ只中にあった19-20世紀にも帝国主義競争とは無縁でした。なぜなら直接民主制の国においては外国を侵略する戦争は不可能だからです。故郷では夫々の職業に励み、平和に暮らせるのに誰が好んで外国の侵略戦争に行くでしょうか。スイス連邦は外部に対する侵略戦争こそしませんが外国からの侵略に対しては言語も異なる民族が大同団結して戦います。明治維新以後の日本はスイスではなく大英帝国やドイツ、フランス、ロシア、米国などの帝国主義の仲間入りをして破滅しました。天皇の権威を借りた絶対主義体制からの出発でしたので必然の道だったと思います。

戦後の日本国憲法に基づく間接民主政治も磐石ではありません。教育と報道を支配するものが真実を隠し、曲学阿世の学者を使って自らに都合の良いように世論を誘導する事により「民主的に」国民を支配する危険は常に存在します。

 

それに対して前述のG8MNに代表される市民による直接発信を直接衛星LANにより全国及び全国民に拡大し、BroadcasterからBSPへ、Mass-MediaからMass-immediaへ、間接から直接民主制への進化が二度の世界大戦に代表される二十世紀の悲劇の教訓を二十一世紀に生かす道であると考えています。

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*  市吉 修   

*  二十一世紀を楽しく生きよう会

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