差出人: OsI
[osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2014年9月8日月曜日 0:01
宛先:
件名: 高齢化都市、東京
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高齢化都市東京
東京は日本の首都として活気に満ちていますが実は住民に限れば少子高齢化が日本でも最も進んだ都市です。端的な問題は時々起きる孤独死でしょう。死に到るまでには何年もの不幸な生活があるに違いありません。子供がある場合でも遠く離れて暮らすのが多い現在、一人暮らしの老人世帯は全体の1/3に上ります。人は長生きをすればいつか必ず一人暮らしの境遇に行き着く事になります。
老後の一人暮らし
が避けられないとすればその対策をしなくてはなりません。その一つの好例が今日のNHK specialで示されました。それは新宿のある団地の保健室です。ここには高齢化した団地の老人が毎日様々な相談を持ち込んで来ます。それに保健室の職員が丁寧に相談に乗り、必要ならば個別訪問もして住民をサポートしています。来る時の悲痛な顔と帰る時の笑顔の対比が印象的でした。
地域社会の再生
上の団地では保健室が地域社会の要として機能しています。一般の団地では自治会が地域社会の再生に大きな役割を果たす事ができると思います。たいていの団地には自治会館がありそこには集会室もあります。私達は近くの団地で毎週木曜日にアジア人の子供の勉強を手伝っていますが返ってこちらが楽しみを貰っています。
以前に報告しましたが国内のバイオマス資源を用いた地域の熱電併給システムは地域社会の永続的な再生と発展を可能にすると考えています。電気を自給し、同時に発生する熱は集会室公共施設の暖房と浴場、給湯に利用できます。人が集まると店が建って買い物ができ、バスが通って便利になり、望むらくは診療所もできれば生活は安心です。
健康な一生を送るために
安保徹氏の書かれた免疫学の本を読むと自然の免疫を生かして死ぬまで健康に生きる事も不可能ではないと思われます。健康のためには栄養、運動、休養が必要ですが、それは体ばかりでなく心も同じです。現代生活はその何れもとかく不足、もしくはゆがんでいると思います。体の歪みは外から見えますが心の歪は外からは見えません。Stalkerの様にひたすら自己主張ばかりする風潮は人間社会の病の現われだと思います。人間という文字が示すように人の人たる所以は対話にあります。他人との会話の前に自己との対話が足りないのではないでしょうか。
人生は常に半ばなり
上の番組で余命一年と宣告された肺癌患者の人が出て来ました。余命一年と言われて何にもやる気がしないと言われていましたが気持ちはよく分かりますね。団地保険室の保健師さんが家庭訪問して力づけた結果リハビリに通うようになって一年過ぎてもまだ元気でしたね。この場合から思うに医者が余命を宣告するのは止めたほうが良いし、宣告されたら患者はその10倍は生きてやろうと反骨心を出すのが良いと思います。
私の父は今98歳ですが元気に毎日庭仕事をしています。また子供4人に毎月欠かさず手書きの絵葉書を送っています。庭にはいつも季節の草花や野菜が伸びています。みかんや柿の実の成るのも楽しみです。人生を楽しむ事こそ健康の源ではないでしょうか。
生きている
人は人生の
半ばなり
いかなる歳を
重ねつるとも
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* 市吉 修 Osamu Ichiyoshi
* 二十一世紀を楽しく生きよう会
* Human Network for Better 21 Century
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