差出人:	OsIPortable <osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp>
送信日時:	2018年8月12日日曜日 13:54
宛先:	

件名:	RE: 核兵器を無力化する宇宙システムの実現を目指して

森さん、

貴重な情報をありがとうございます。

私は研究に没頭して宣伝の努力が全く足りないのですが、今の所両者を兼ねた活動の場は学会での発表です。
今年の11月には中国、許昌にて宇宙航空エレクトロニクス研究会においてこの論文の発表を予定しています。
現在中国は国際学会誘致に熱心だなと感じています。学問に国境はありませんので、聞き手があるなら何処にでも
出かけるつもりです。10月上旬には韓国で定例の日韓合同の衛星通信研究会に出ますのでワシントンDCには行
けませんが、他に適当な意見交換の場があればお知らせ下さい。また私は今は自由人ですので誰とでも意見交換
できるので適当な人物があればご紹介下さい。

論文の内容の内、観測衛星と遠距離レーダは自分の専門分野なので技術的な妥当性には自信があります。何より
気象衛星や地球観測衛星、LandSat等で今や日常茶飯事になっている事です。

核ミサイルを捕獲する宇宙ロケットについても国際宇宙stationに定期的に物資や人員を送り届けている今や日常
茶飯事の技術です。また遥かに遠方の静止軌道に何トンもの衛星を打ち上げる現在は正に宇宙時代と呼んでも過
言ではありません。

技術は既に十分発達しているのですが、核ミサイル迎撃ロケットは何時いかなる時にでも打ち上げられる宇宙ロケッ
トでなくてはならない点にまだまだ開発要素が残っています。

米国のトランプ政権は昨日「宇宙軍」の創設を発表しました。宇宙を軍事に使用してはならないという国際条約を知
らないようですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%9D%A1%E7%B4%84

大日本帝国は技術を軽視し、敢闘精神ばかり強調して国民を破滅に導きましたが、戦後成立した日本国の大半の
政権を担ってきた自民党政府は技術ばかりでなく敢闘精神も軽視しているようです。日本の国土を、それも太平洋
戦争で最大の犠牲を生じた沖縄を米軍基地に提供して恥じない自民党政権の愛国心とは何かを問いたいものです
。明治時代には大英帝国を戦後は戦中に学校で鬼畜米英と教えていたのとは手の平を返すように米国を頼りに
しているのは「寄らば大樹の陰」思想なのでしょう。何世紀も前から永世中立を宣言して独自の平和国家体制を維持
してきたスイス連邦のような気概が欲しいものです。平和と独立こそ繁栄と国際社会の真の尊敬を勝ちうる事を
スイス連邦の歴史は示しています。

技術者として私が感ずるのは「如何なる問題にも解がある」事です。問題は問題の立て方です。宇宙時代の技術を
駆使すれば日本は東洋のスイスのように永世中立、独立自尊の平和国家として成り立つと思います。国内に米軍
基地も不要です。観測衛星で地球を常時監視でき、日本に向けて核ミサイルを放った者は30分後には生きていな
い体制を確立すれば、一体誰が日本の平和を脅かすでしょうか。また最近の自然災害にも対処できる体制を整え
ればそれは即ち日本の国土を守る体制の確立にもつながります。

しかし何と言っても確実で安上がりなのは国際的な直接民間交流を進める事です。何故なら「イワンの馬鹿」が示し
ているように「自ら働き、他人をも養っている」民には本来敵はありませんので。

市吉 修


From: Mori Etsuro [mailto:etsuromori@jasmine.ocn.ne.jp]  
Sent: Sunday, August 12, 2018 12:55 AM 
To: 'Subject: RE: 核兵器を無力化する宇宙システムの実現を目指して

市吉さん
核ミサイルを捕獲して発射国に送り返すというアイデアは画期的であり、これが実現されればノーベル平和賞は確
実です。市吉さんは衛星通信の専門家ですから、ミサイルの検知についての二律背反については実現可能なアイ
デアをお持ちだと思いますが、マッハ20以上のミサイルに並走して捕獲するミサイルを開発できることを実証する
必要があります。Softbank Vision Fund L.P (SVF)の孫正義さんならこのような新規性100%のアイデアに飛びつい
てくると想像していましたが、大変がっかりしました。防衛省、首相官邸、JAXAはアイデアの内容よりも提案者の肩
書だけを見るので、市吉さんが大学教授か少なくともPh.Dでないと読むことすらしないでしょう。

今年4月から鶴見の会社で仕事をしていますが、国防関係の客先が多く、6月にはパリでEUROSATORY2018と
いう展示会の日本パビリオン(防衛省が借りた展示区画)に参加し、アメリカの防衛関係者の数人と話しをしました。
Institute for Defense Analysis (IDA), Navy International Programs Office (NIPO)などの人たちで国防書の中心に
いるわけではありませんが、展示会に派遣されるような人たちなので新規技術に対する関心を持っていなければ
なりません。このほかSHEPHARDという防衛関係の情報誌https://www.shephardmedia.com/author/darren-lake/
 のEDITORであるDARREN LAKE氏(英国人)と仲良くなりました。これらの人たちとは連絡もメールでとれますので
、もしご要望あれば適当な組織と人物を紹介するよう依頼します。10月上旬にはWASHINGTON D.C.で開催される
2018AUSAという防衛関係の展示会の日本パビリオンに出展のため出張しますので、多少お役に立てるかも知れ
ません。問題は市吉さんの技術を私が理解できないことです。

森 悦郎
From: OsIPortable [mailto:osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]  
Sent: Saturday, August 11, 2018 6:30 PM 
To: Subject: 核兵器を無力化する宇宙システムの実現を目指して

転送歓迎
配信無用の方はお手数ですが返信願います。本MLは会員の紹介により加入する会員の自主研究会です。返信
または全員へ返信により意見交換をお願いします。二十一世紀世界研究会とは「人が全国どこでも働き、生涯豊か
に生きられる世界」を提案し研究する会です。研究しながら理想の二十一世紀世界を実現しましょう

八月は日本人には特に忘れられない月です。今年は国連事務総長が初めて長崎の平和祈念式典に参加したと聞
いて驚きました。世界平和を目的として結成された国連の事務総長ならば70年も前から毎年、必ず広島、長崎の
原爆記念日には出席して世界平和を訴えるべきではなかったでしょうか。真に政治屋という者の口に唱える事と
実際の行動の乖離には改めて驚きます。

トルストイ民話「イワンの馬鹿」に示される人民、自ら働き家族を養う民には本来他人と争う理由は何処にもありません
。交易のためにお互いを必要とするだけです。現実の世界では何故それが実現しないのでしょうか。それは物語の
中では失敗して滅びた大悪魔が現実の世界では大成功している事なのでしょう。大悪魔の説とは「どうすれば働か
ないで楽に暮らせるか」を説くものでした。物語の中のイワンの国ではみな「バカ」なのでそれに興味を示さず大悪
魔は失敗しましたが現実の世界ではみな「利口」なので大悪魔に追従するため争いが絶えないのでしょう。

その利口な防衛省、首相官邸、JAXAそしてソフトバンクの投資団体に論文を添えて「核兵器を無力化する宇宙
システム」案を示し、開発の必要性を説きましたが、何れも無反応です。どこの馬の骨かも知れない者よりも上司の
言う事に注意を集中した方が身の為になるという利口な判断のなせる業でしょう。

上記論文を英語で書き直したものをHPに上げましたのでご興味があればご覧下さい。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/A%20Space%20System%20to%20Nullify%20Threats%20of%20Nuclear%20Weapons.pdf

日本国内で耳を傾ける人がいないならこれから海外の学会等を通じて研究発表を続けようと考えています。
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* 市吉 修   Osamu Ichiyoshi                    
* 二十一世紀を楽しく生きよう会                    
* Human Network for Better 21 Century      
* http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
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