戦争の記録

 

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2024/11/17 21:46

 

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海老名香葉子著 千葉督太郎画 「半分のさつまいも」くもん出版

地域の図書室より借りて来て読みました。

表紙の文

東京の空が、みるみるうちに、真っ赤に染まっていきました。

アメリカ軍の爆撃機B29が、無数の爆弾を投下し、

東京の下町一帯を焼きはらったのです。

家が焼け、学校が焼け、

おおぜいの人が、燃えさかる炎の中、逃げまどいました。

「家族のみんなが、どうか無事でいますように、、、」

沼津の山の上から、わたしは、けんめいにに祈りました。

昭和二十年(1945)三月十日ーー

私は十一歳でした。

 

即ち沼津に縁故疎開していた時に3/10の東京大空襲で家族全員を失い、孤児となったのです。

その後あちこちの親戚の間に居候してつらい思いをしました。学校にも行けない時がありました。時々

自宅のあった焼け跡に来ては亡き家族を偲んで泣いていました。自宅は竿中という釣竿の老舗で得意先

の人達が心配して立札を立てていてくれました。その一人が落語家の三遊亭金馬でした。大の釣り好き

で店のお得意さんだったのです。そこの家に引き取られてやっと我が家というものができました。

 

海老名香葉子さんはまだご存命だと思いますが、多くの戦争体験者は既に鬼籍に入っておられます。

その貴重な体験を伝える書籍を確と保存し、活用する事が必要不可欠です。

 

シベリア抑留体験を語る会札幌

Youtubeに接続して上記語で検索すると多くの講演を動画で見る事ができます。

 

私は今世紀に入り、大きな戦争はもう過去のものとばかり思っていましたが、残念ながら間違いでした。

むしろ今は戦争の時代ですね。現在の戦争を終わらせ、未来の戦争を防止するには戦争をよく知る事が

必要です。そのためには戦争の記録の保存と活用が必要不可欠だと思います。

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+ 市吉

+ 二十一世紀を楽しく生きよう会

+ HP ;   http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/

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