差出人:
送信日時: 平成 16年1月4日日曜日 17:48
宛先:
件名: 二十一世紀企業研究会
企業研究会事務局の市吉です。
本Mailを小生の同郷人、同窓生、同僚、元同僚、親類、知人の皆様に
送付しています。
本MLの趣旨は下記の通りです。
メール配信が不要の方はお手数ですが、事務局に返信願います。
また皆様の知人で本会の趣旨に賛同の方があれば紹介して下さい。
[企業研究会の目的]
本MLの目的は人が力を合わせて全国どこでも、生涯現役で学び働き、
世に求められる事業を行うのに最適な企業を研究する事です。
更にはそれを実現することを目指します。
中国とアジアへの生産拠点の移動と国内産業の空洞化、財政赤字の累積
による産業政策の手詰まり、少子高齢化に起因する社会保障制度の維持
困難、社会不安に起因する犯罪や自殺者の増加、東京一極集中と地方の
過疎高齢化等々、困難な問題が山積しています。
これらは日本だけでなく世界の国々の多くが直面している問題であり、
言わば21世紀問題であると思います。それに対する根本的な解として
は21世紀の条件に合致した産業が必要ですが、それに最適な企業を
研究するのが本MLの目的です。
[実行団方式企業組合]
私の提案する21世紀企業は実行団方式企業組合です。企業組合とは個人
が結成して事業を行う組合であり、昭和24年制定の中小企業等共同組合
法に制定されている企業です。従来企業といえば株式会社が主流でしたが
インターネット、直接衛星放送、航空網が高度に発達した今日では新たな
形態の21世紀企業が実現可能になっていると考えます。
株式会社の欠点はバブルとデフレ体質にあると考えます。一種のネズミ講
に類似した性質があると思います。80年代から90年代にかけたバブル時代
には「ハイテクより財テク」と言われ、景気は加熱し、人手不足が深刻で
イラン人を始めとする多数の外国人の流入が社会問題化していました。
株価や地価が永久に右肩上がりに上がるものなら事業の経営は楽なものです
が、空疎な財の再生産が持続する筈が無いのは永久機関が原理的に不可能
なのと同じ事であり、どこかでデフレに転ずるのは自然の理だと思います。
本業は黒字なのに株や土地等の資産価値が減じたために債務超過に陥るのは
ちょっと馬鹿げているのではないでしょうか。また本来預金者に還元される
べき利子がいつまでも銀行の不良債権の処理に使われるのも腹の立つ事態です。
私の提案する21世紀企業は会員が情報交換と生涯学問を通じて仕事を行う
Work-Netを核とする企業組合です。会員は何千、何万でも実行可能であり、
Work-Netとしてはインターネットと衛星通信を駆使します。Work-Net上で
は製品系列の情報が整備され、全国に分散する会員が地域の顧客に営業を行
います。仕事は一つ一つ営業主幹と技術主幹が結成する実行団が実行します。
詳細はおいおい議論したいと思います。
定年退職後に郷里に帰って地域で生活し、地域密着の営業を行う事や、遠隔地
に生活しながら世界を舞台に事業を行う事が可能です。企業組合は個人事業家
が会員であり、農林漁業、写真家、画家、窯業、詩人、学習塾、スポーツクラブ
武道や禅の道場その他何でも個人事業であれば兼任する事も可能です。
会社と違い、会員に給料を払う方式ではないので固定費がかからず会員の数は
いくらでも増える事ができます。給料ではなく報酬が支払われる企業です。
最も近い形態としては農協を思い浮かべて下さい。
[本MLの使い方]
本MLで問題提起、議論、情報交換をする場合には「全員に返信」を行って下さい。
特定のテーマについて個別にMLを結成する事も自由に行って下さい。どこにも
中枢が無く、自由に分裂、増殖するアメーバのようなMLです。
[議論のテーマ]
(1) 日本産業の復活の道筋
(2) 会社,組合及び個人事業の比較
(3) 実行団方式企業組合について
(4) 具体的な事業分野と事業方法
(5) その他
何でも問題提起をお願いします。
------