差出人: OsI
[osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2014年7月7日月曜日 0:38
宛先: '
件名: Stoker問題と国際問題
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ストーカー問題
今日のNHK SpecialはStoker即ち付き纏い問題でした。これは被害者には実に嫌なものですが時に殺人にまで到る事があるので深刻な問題です。今日の番組は特に加害者の心理に焦点を当てたものでした。
何とStoker加害者本人は自分は被害者だと思っているようです。「こんなに真剣に努力しているのに何故相手は応えてくれないのか」と、どの加害者も言っていました。
皆さん、上の事実をどう思われますか。同様の事は家庭内でも起こっていないでしょうか。親の子供への過大な期待と干渉し過ぎのために親子の関係が悪くなる事はよくある事ではないでしょうか。
同様な事は国家間でも起こりえます。植民地主義は正に本国が植民地にStalker行為をしているようなものだと思います。Stalkとは杖であり本国は力で植民地を抑えつけていたわけです。抑圧と支配が安定と保護と言い換えられ、学者がそれらしき理屈を作り出すのが外見は堂々たる国家の実相だったと思います。日韓併合時は日鮮同祖論なる学説が幅を利かせました。私は韓国語を勉強していますが感じるのは文法は非常に似ているが、固有語の語彙はまるで違うという事です。最近はあまり聞きませんが昔は保護国、保護領などというのもありましたね。子供の保護者とは親の事ですが、保護を支配と取り違えている場合はよくあるのではないでしょうか。
上の問題の原因は人格尊重の欠如ではないでしょうか。当人のためにとか、愛すればこそとか純粋に善意から出ている事でも当人の意思に反する事を押し付けてはなりません。それを続ければ善意から悪意が生じてしまうでしょう。一方的な主張を続けるStalkerの精神的な欠陥は相手への思いやり、相手の立場に立てる想像力の欠如だと思います。
集団的自衛権
安倍氏の指導で推進されているこの集団的自衛権については下記URLに良い解説がありました。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%86%E5%9B%A3%E7%9A%84%E8%87%AA%E8%A1%9B%E6%A8%A9
一体これは帝国主義華やかなりし頃の軍事同盟と何処がちがうのでしょうか。日本は第二次世界大戦の甚大な惨害の痛切な反省に立って帝国主義時代を終わらせる決意の上に日本国憲法を定め、戦争の放棄を宣言したのです。すなわち帝国主義の常套的手法である軍事同盟は日本は永久にこれを放棄したのであり、日本が世界から尊敬を受けているのはまさにそのためだと思います。
安倍自民党とは同じ日本語を話しているのか時に疑問に思う事があります。
政府の説明;
「日本における集団的自衛権の行使の要件として、日本に対する武力攻撃、又は日本と密接な関係にある国に対して武力攻撃がなされ、かつ、それによって「日本国民」に明白な危険があり、集団的自衛権行使以外に方法がなく、必要最小限度の実力行使に留まるという要件が必要である。」
質問==>
このような時には必要最少限ではなく最大限の努力が必要ではないでしょうか。日本と密接な関係にあるとはどこでしょうか。良く安倍氏は英米その他の先進国を指して日本と価値観を同じくする国と言われますが安倍氏の突如の靖国神社参拝に対して英米諸国が示した反応は到底「価値観を同じくする」国ではないですね。私も安倍氏とは価値観が異なる面が多々あります。
「これを自衛の措置としての武力の行使の「新三要件」という。あくまで集団的自衛権の趣旨は日本国民を守るものであるため、密接な関係にあったとしても、他国民の保護のための行使はできない。また、専守防衛は堅持していくとし、先制攻撃は許されていない。海外派兵についても許されていない。」
疑問==>
他国民であろうと自国民であろうと危険に瀕している人を助けるのは人間としての義務ではないでしょうか。
「しかしながら、外国における、日本の集団的自衛権の考え方は、日本政府の解釈とは異なっている。フィリピンのアキノ大統領は「他国を支援する権限を持つことで、アジア地域に恩恵をもたらすことができると信じている」と述べている[17]」
同感==> 言葉を自然に解釈すればこうなると思います。
国を越えて直接国民交流を進めよう
安倍氏の政策は中国への対抗策のようです。政治屋としてはそれが仕事かもしれませんが民草としての私達は直接民間交流を進めて行くのが最も確実、安価、かつ楽しい道です。実は来週古い中国の友人が来日するので拙宅に招いて会食予定です。彼らは学校の同窓会を東京でやる予定なのです。10年前には考えもつかなかった事ですね。
外相同士が同じ国際会議に出ても目もあわせず、最悪常態にあると外交評論家なる方々が評する日中関係は国民レベルでは遥かに密接に交流が進んでいます。先月は仕事で全国7箇所を駆け回りましたが何処に行っても外国からの観光客がたくさんいました。反対に外国に行くと何処にいっても日本人に出会います。こうなるともう実質的に戦争はありえません。紛争があるのはまだ遅れた地域だけですがこちらも変わりだしたら早いと思います。ベトナム、カンボジアやミャンマーが良い例です。
国の内外で民草交流を進めるのが経済的にも、国際平和のためにも、何より人生を楽しむ上で最も確実な道だと思います。
お知らせ
STF八月セミナーの演題は夏にふさわしい蛍の光の医学への応用です。ご興味があれば是非参加願います。詳細は下記URLをご覧下さい。
http://www.stf.or.jp/top/news.php?SN=317&cate=cate01
市吉 修 Osamu Ichiyoshi