差出人: OsI
[osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2014年9月14日日曜日 23:40
宛先: 'OsI'; 'Etsuro
Mori';
件名: 女性が輝く社会とは
転送歓迎
配信無用の方はお手数ですが返信願います。本MLは会員の紹介により加入する会員の自主研究会です。返信または全員へ返信により意見交換をお願いします。二十一世紀世界研究会とは「人が全国どこでも働き、生涯豊かに生きられる世界」を提案し研究する会です。研究しながら理想の二十一世紀世界を実現しましょう。
女性が輝く世界大会
なるものが東京で開催され、各界の著明な女性が講演し、意見交換が行われたようですが、私は全く見ていません。安倍政権が「女性が輝く社会」とか「地方創生」とか言っているのは来年の統一地方選挙対策であり、大して意味の無い事だと考えています。
安倍氏得意のスローガン政治「美しい日本」、「日本を取り戻す」、「押し付け憲法を廃して憲法を取り戻す」、「集団的自衛権」、「積極的平和主義」そして「アベノミクス」等にはあきあきしました。だいたいアベノミクスはマスコミがリーガノミクスをもじって揶揄してつけたあだ名ですが、ご当人が得意そうに言っているのには呆れています。
今まで何回か批判したようにこれには大した内容は無いと考えています。デフレ脱却のために物価を上げる政策そのものが見当違いで、物価が上がっても国民の所得が上がらなければ購買力は落ちるのは当然で、経済は成長どころか収縮してただ名目DNPだけ成長するだけの事です。「異次元の金融緩和」なるもので円安が生じましたが、アベノミクスが狙った輸出は増えず反対に輸入燃料の金額が増大して、国民はガソリンや電気料金の値上げに泣いています。これは悪質インフレではないでしょうか。
女性問題なるものでよく論われるのが「日本には指導的立場にある女性の比率が先進国で最も低い」なるものですがこれは誤った概念だと思います。企業や官庁の管理職の女性比率を30%にするなどという目標そのものが時代遅れではないでしょうか。もし無理に女性を優先したらそのために排除された有能な男性は不当に差別されたと感じると思います。
私は「指導的立場」なる概念が既に時代遅れだと思います。それは身分制社会の残滓であり、今日の21世紀社会にあるべき人の概念は「自発的」、「主体的」、「自立的」、「民主的」、「協力的」、「組織的」、「率先的」立場だと思います。
今日の日本において女性の地位は本当に低いのでしょうか。各々の家庭ではどうでしょうか。私は自分の育った家庭で父に比べて母の地位が低いなどと感じた事は一度もありません。結婚してからの自分の家庭でも妻に対して自分の地位が高いなどと感じた事もありません。
私はいくつかのNPOに関係していますが、NPO,即ち自発的組織においては「指導的立場」にある女性は男性よりも多いと感じています。「指導的立場にある女性」の比率が低いのは既存の政府と大企業ですが、これらが既に時代遅れになっているのは安倍政権のスローガン政治と日本の大企業が極端に国際競争力を失っている事に明確に現れています。
今後の社会において政治は 中央集権à地方分権、間接民主制à直接民主制、産業は大企業中心の下請け体制à中小個人企業の自発的連携事業、即ち垂直分業à水平分業、社会は東京一極集中à地方分散、原発や燃料輸入に依存する巨大火力発電による広域独占電力供給体制à地域の資源を用いる分散型熱電併給体制、国際社会は国家外交à直接民間交流、そして男女は昔も今も平等、協力、分担(男は逆立ちしても子共は産めません)ですね。
スローガン政治を信ずる、あるいは政治的無関心の結末は第二次世界大戦や今日の紛争地域の悲惨に尽くされています。政治屋よりも先ず自分自身を信じましょう。
*************************************
* 市吉 修 Osamu Ichiyoshi
* 二十一世紀を楽しく生きよう会
* Human Network for Better 21 Century
**************************************