差出人: Osamu Ichiyoshi [osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]
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件名: 二十一世紀企業研究会 ; Gaza集会報告
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パレスチナ子供のキャンペーン
今日池袋で行われた会合に参加しました。
Gazaで農業指導をしているアハメド・スーラーニさんの現地報告会でした。芸術劇場大会議室が満員の盛況でした。2008年暮れのイスラエル軍の空爆から2年経ち世界は忘れていますがイスラエルによる封鎖は続いています。200万人が狭い地域に閉じ込められているのですから生活は大変困難です。イスラエルはヨルダン川西岸にも数多くの入植地を造ってパレスチナ問題を解決困難にしています。イスラエルのやっている事は人道的にも国際法的にも違法です。イスラエルがかってユダヤ人がドイツでナチスにいじめられたのと同様なことを現地住民のパレスチナ人に60年間もやってきているのは一重に米国の支持があるからだと思います。米国はかってアメリカ原住民の土地を暴力で奪い現在にいたるまでReservationという不毛の土地に閉じ込めているのと同類ですね。ただしアメリカ原住民でも今日では米国民として自由の権利を認められていますがパレスチナ人には移動の自由もなくかってユダヤ人がヨーロッパ各地の都市のゲットーと呼ばれるユダヤ人街に閉じ込められていたのと類似の状況におかれています。
1/24(月)国会内でスーラーニさんも参加して国会議員と集会が行われます。詳細は前記URLを御覧下さい。
パレスチナ問題は日本にとって極めて重要
イスラエルがパレスチナにおいて違法な非人道的活動を続けているのは国家=力=正義という帝国主義的原理と実力の実践に他なりません。実はこれはロシアがわが国の北方領土を占領し続けているのと同じ論理です。ロシア大統領が国後島を訪問したのに対して管内閣は「わが国固有の領土に、、、国民感情として、、、」などという間の抜けた抗議をしていました。ロシアの主張は北方4島は第二次世界大戦の帰結としてロシア領になったのだという明確な論理です。これに対する日本の主張は「日本は平和国家として戦争で領土は決めない、あくまでも歴史的、人道的な正義に基づく二国間の合意で決める」ことでなくてはなりません。管首相は日本の国是に基づく明確な主張をすべきであったのに間抜けなことしか言えないのは政治思想が欠落しているからだと思います。
ついでに台湾のことについて述べますと日本が中国と国交回復交渉をしていた時には台湾政府も中国本土も含めた中国の政府と主張していたのですから「中国は一つ」だったのですが台湾人が台湾としての独立を主張するならそれも認めなくてはならないと思います。それは「国民主権」の国是から当然なことです。単に中国が大国になったからといって「政治的配慮」によって原則を疎かにしていると対等な外交関係は築けません。政治家たるもの日本国憲法を何回も読み返してもらいたいと思います。
Gazaから学ぶもの
狭い地域に閉じ込められた200万人が生存しているのは食料が殆ど自給できているからです。農家の主婦が中心となったLoaning and saving,即ちお金を出し合って貸し付けるわが国の昔の頼母子講のような方式が偉大な力を発揮しています。自然に恵まれた広大な国土を有するわが国が食料自給率40%に落ち込んでいるのとは大違いです。少くても手元にある資源を活用して持続可能な社会を作る上でGazaから学ぶ事は多々あると思います。
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* 市吉 修
* 二十一世紀を楽しく生きよう会
* URL; http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
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