差出人: OsI [osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2014816日土曜日 23:02
宛先: 'OsI'; 'Etsuro Mori';

件名: 815日集会報告

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815日集会報告

日本人にとって815日は感慨深い日です。今年は亀戸のカメリアホールで開かれた「全国空襲被害者連絡協議会・結成4周年のつどい」に参加しました。69年前に国家の戦争のため突如両親や家族を失って孤児となった人々は今や大半が後期高齢者になっておられます。「子供は天皇の赤子」と「国民」学校で教えていた大日本帝国ばかりでなく民主国となったはずの日本国でさえ、戦争孤児には全く救済の責任を果たさなか

ったばかりでなく、実態調査もせずに人数等の基礎的事実すら把握していません。軍人には通算55兆円もの補償金を支給してきた日本国のこの無責任の原因は何でしょうか。

それは偏に票でしょう。旧軍人や日本遺族会は強力な圧力団体であるのに対して戦争孤児は選挙権無かったのですから。一見偉そうな事は雄弁に語りますが、戦争孤児に対するこの恥ずべき無責任は日本の政治屋と官僚の公人としての資格欠如を端的に示していると思います。職業、国籍を問わず平等に戦争被害の補償をしているヨーロッパの先進国とは際立った違いです。

 

とは言え、戦争被害の重荷を一人で一生荷なってきた戦争孤児の方々が人生の終わり近くになってからではありますが、連絡を取り合って国に対して謝罪と補償を求めて集団訴訟を起こした事は有意義な事でした。

 

この間裁判所が示した判断は

(1)    戦争の被害は国民が等しく受忍すべきだという受忍論、

(2)    軍人や役人と国とは雇用関係が有ったが一般国民との間には無かったから国に補償責任は無いという暴論。

の二つです。このうち(1)は自己矛盾ですね。あまりにも「等しくない」補償の現実の補正を求める事が原告の要求ですから。

(3)  は国と国民の間の関係は雇用関係よりも薄いという事を意味します。「子供は天皇の赤子」という学校での教えは「真っ赤な嘘」でしたね。

一体日本の裁判官は法の下の平等(14),個人の尊重と公共の福祉(13), 基本的人権(11)、国民の生存権(25)教育を受ける権利(26)等の日本国憲法の条文をどう読んでいるのでしょうか。

 

日本国の無責任な体質が明らかになった事はこの裁判をやってかった一つの成果だと思います。国民がよほど確りしないと日本国は国民に対して災厄を押し付け、その責任を回避する体質があるという事です。

 

要するに裁判所は法律が無い案件については何ら判断が示せないという典型的な役人根性をさらしました。そこで全国空襲被害者連絡協議会は「戦争災害補償法」という法律を作る運動を進めています。これは政治屋の出番です。この法律を成立せられるのは票だけを気にする政治屋ではなく、広い視野と判断力を備えた政治家だけです。

 

現実には民主国において「数は力なり」です。皆様も是非この運動を支援して下さい。会員募集と100万人署名運動については全国空襲被害者連絡協議会のHPをご覧下さい。

http://www.zenkuren.com/index.html

 

 

 

 

 

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市吉 修   Osamu Ichiyoshi

二十一世紀を楽しく生きよう会

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