学問楽問  

学びて問う、問うて学ぶ

学問とは

問うことを学ぶことなり

楽問とは

問うことを楽しむことなり

       (2000/3/7)

 

   問学

あらゆることを問い直し

残るところに本質があり

あらゆることを問い直し

造るところに創造があり

  (2000/3/22)

 

習いて忘れまた習い

忘れて学ぶ知識なり

分からぬことは分かるまで

問うてぞ学ぶ学問の道

  (2000/3/25)

 

親の仕事

子の言う事はよく聞いてやり

子はあるがままいつくしむ事

家に帰ればくつろぎて

心が休まる家にする事

   (2000/9/21)

 

経済とは消費なり

消費とは生産なり

生産とは創造なり

創造とは学問なり

  (2000/11/30)

 

   時の流れ

無限に小さき瞬間が

無限に多く重なりて

流れる時は虚と実の

無限の生成消滅なり

  (2001/4/19)

 

始めあるものにはすべて

終わりあり

時の流れに止む時は無し

終わりなきものにはそもそも

始めなし

嘆くべからず生の短きを

生きるとは

新たな時の創造なり

より良き時を造りて生きむ

  (2001.9.20)

 

いたづらに思い患う

ことなかれ

いのちの限り死ぬことはなし

死によりて消えても消えぬ

いのちなり

人の行いは消ゆることなし

生きるとは

新たな世界の創造なり

より良き世界を造りて行かむ

限りある命の重みは限りなし

命の限り良く生きるべし

  (2001.9.21)

 

  苦楽

苦を苦にすれば

なお苦しからむ

苦を究むれば

苦は空になり

空を満たすは

楽しみとならむ

  (2001/12/24)

 

 

 

 

学問立国 人間交流 国民共立 産業興隆

独創共学 学問畢生 生涯現役 独立共生

人生多難 命運転変 一生問学 自立開運

学問立世 汎人間網 到所人生 安心立命

  (2003/3/31)

 

学問は

形も無ければ

影も無し

言葉によりて

表すほか無し

学問は

対話を重ねて

人間の

心の中に

育つものなり

  (2003/9/26)

 

学問は

事物の関係を

定義して

成り立つ概念の

上に建つなり

  (2003/10/20)

 

生まれる前は

何処にやある

何処にもあらず

何処にもある

命を受けてぞ

一個体となる

 

死して後は

何処にや行く

何処にもいかず

何処にも行く

命を返して

無辺に返るなり

  (200311/2)

 

Where was one before birth?

Nowhere but everywhere

At the start of a life

One turns to a body

 

Where goes one after death?

Nowhere but everywhere

One leaves the body

Returns to none-where.

    (2003/11/8)

 

人間と経済

人間はものを交換する動物なり

経済とは交換に値するものの生産なり

生産、流通、消費、

消費されてぞ価値は生ずる

価値の源は何処にやある

探究、発明、開発、生産

価値の源は思想の交換にあり

  (2004/3/12)

 

物の交換は価値の運搬

知恵の交換は価値の創造

  (2004/5/3)

 

死は生の

終わりにはあらず

死は生の

始まりにあり

死を悲しみて

生を喜ぶべし

 

生きるとは

無限の可能性の

一つの実現なり

あらゆるものを

あらわして生きむ

  (2004/5/14)

 

今あるものは

昔の発明なり

ありうる物の実現は

今の発明なり

ありえざる物の実現は

未来の発明なり

発明とは

夢の実現なり

  (2005/3/11)

 

故郷の山々

夜の八時の夜行に乗れば

十時頃にはもうえびの高原だ

行きつ返りつよじ登る

汽車の窓の外を眺めても

故郷は遥か見ゆる筈もなく

ただ麓の町の灯が二つ三つ見ゆるのみ

諦めて窓を閉めてまた外を見れば

寂しそうな自分の顔が映っていた

時折汽車の放つ汽笛の音が

夜のしじまに苦しげに響く

曇った日にそれは遠くまで伝わり

我家を守る母と末の妹に

複雑な思いをもたらした事であろう

このようにして私は福岡の学校に行き

父は大阪方面に出稼ぎに行った

このようにして多くの人が故郷を離れ

様々な悲しみを味わった事であろう

そんな事は知らぬげに

汽車は幾つもトンネルを抜け

都城盆地を去って行く

 

博多で夜行のえびの号に乗れば

翌朝にはもうえびの高原だ

ゆっくりと流れる車窓には

時折見ゆる民家の他には

果てしなく原野が続いている

突如視界が開けて

眼下に見下ろす都城盆地は

谷を埋むる濃い朝霧の下

下りに入って急に速くなった

列車が吉松駅に着く頃には

早くも霧は上がっていた

見上げると空の一角を占めて

霧島連峰が聳えている

列車の運行と共に

山は少しずつ形を変え

やがて左右対称形になる頃には

列車は山田町に入り万ヶ塚

そして谷頭駅に着く

ここから眺むるオタコ、高千穂の峰は

美しくもまた雄大なり

  (2005/5/30)

 

一人の力は弱くとも

N人が力を合わせれば

N倍の力となる

N人が知恵を合わせれば

N乗の力となる

N人が知恵と力を合わせれば

N次元の力となるなり

  (2005.9.3)

 

くよくよと

思いわずらう

ことなかれ

くよくよするだけ

損なれば

いかなる問題にも

解がある

解を求めて

楽しまむ

よくよく励まば

楽しからむ。

  (2005.10.7)

 

 繁栄道

理想と真実の追求

真理の探究と実践

生産力向上と活用

公正な分配と負担

  (2006.1.22)

 

お国の戦争で 人々は滅びぬ

大空襲の下 火の海の中

親を失いし戦争孤児が

残されし世は正に地獄なりき

か弱きものを見殺しにして

国が救いしは軍人と役人のみ

世界の民よ 手をつながむ

国を越えてぞ 平和を築かむ

  (2006.3.30)

 

  以言伝心

心に出づる意が文となり

文は句、句は語に分かれて

発せらる

聞き手の心に

語は集まりて句

句は集まりて文となる

文が消えて意味が現る

意は言葉を選びて発し

受けた言葉が消えて現る

話すとは意を表せる

言葉を捉えて放す事なり

  (2006.4.18)

 

くよくよと思いわずらう

ことなかれ

くよくよするだけ損なれば

いかなる問題にも解がある

よくよく問うて思い楽しまむ

 

あくせくと思いわずらうことなかれ

あせるは時の無駄なれば

時の流れは尽きる事なし

行いて尽くさば何事か成らざらむ

  (2006.7.13)

 

人生大道

人は違いを受け入れて

おのが道を歩むべし

いかなる道を歩むとも

進まば世界が広がらむ

各々異なる地にありて

あまねく道を求むれば

道は繋がりて大道となり

人は行き交いて共に生きむ

  (2006.7.20)

 

  人生損得

人生はくよくよするだけ損なれば

よくよくするだけ得があるなり

人生は損得ばかり考えて

迷わば末に損をするなり

人生は己が心を行えば

損はするとも得をするなり

  (2006/8/24)

 

  言葉と人間

人は人との対話によりて

己が外なる世界を知れり

人は自己との対話によりて

己が内なる世界を知れり

言葉は単なる記号にはあらず

言葉は人間が造りたる世界なり

言葉は人の内界を表す

人は言葉で人間となれり

  (2006/9/19)

 

  我が道

広く学びて深く考え

目的と計画を立て

実行して実現す

  (2007/2/16)

  

言葉で外に語らるる事は

言葉を内に語りて分かる

人の心に出たるものは

人の心に入りて伝わる

  (2007/3/15)

 

言葉は概念を表す

概念は他の概念との

関係によりて定義され

言葉によりて表さるる

  (2007/4/3)

 

言葉と思想

煉瓦を積みて家を建て

部品を組みて機械を作る

言葉は人の心の中に

思想を立てる素材なり

種を蒔きて作物を育て

何百倍もの実を収穫す

言葉は人の心の中に

思想を育てる土と実なり

  (2007/5/7)

 

言葉によりて考える

人は言葉に捕らわれる

もともと人が使いたる

言葉の本を考えるべし

  (2007/9/25)

 

 

 以言伝心

心に出る意が文となり

文は句、句は語に分かれ

語は言葉となりて発せらる

受けた言葉が心に入りて

語となり、語は集まりて句

句は集まりて文となる

語句がつながりて意味が定まる

意味は言葉に表され

受けた言葉が消分かりて現る

心の中に現れて

意味が外から分かるなり

心の中につながりて

意味が内から分かるなり

心に出て心に入り

意味を分かちて分かるなり

心に出る言の葉が

心に入りて伝わるなり

  (2008/2/10)

 

学問と人生

学問は人が自ら行いて

問学するより他に道無し

人生は人が自ら行いて

精進するより他に道無し

     (2008/2/20)

 

  時と人生

人生は二度とはあらず

生きるべし

如何なる事があろうとも

時は過ぎ、人生は残る

生きるべし

己を尽くして悔いを残さず

  (2008/6/19)

 

  人生

人は生まれて生きて死す

死すとも人の成果は残る

人の成果を受け継ぎて

人はより良き世を造るべし

  (2008/11/19)

 

人生はあらゆる事が起こり得る

より良き未来を興して生きむ

  (2008/12/29)

 

年とれば悲しき事ぞ多くなる

吉事に会わば大いに喜ばむ

年とれば苦しき事ぞ多くなる

吉事をなして更に楽しまむ

  (2009/2/5)

 

人を憎めば心が重く

許せば心が軽くなる

人に苦をせば心苦しく

人によくせば心よし

我が他人になしたる事は

巡りて我に返って来るなり

一人学べば心楽しく

共に学べばなお楽し

  (2009/4/1)

 

身の不幸、嘆くだけでは進めない

いかなる不幸も受け入れるべし

目的を求めて足を踏み出せば

不幸の中にも道は開けむ

  (2009/4/15)

 

  部分と全体

部分は全体の一部にはあらず

部分は部分の全体の一部なり

人は人間社会の一分なり

一人の重みを軽んずべからず

自分を尽くして人は生きるべし

  (2009/1/31)

 

    部分と全体

全体は部分の集まりにはあらず

全体は部分の集合の一部なり

外から見れば全体が見え

内から見れば部分が見ゆ

部分と全体は同じものの両面なり

  (2010/1/1)

 

    死生

死は生の終わりにはあらず

死は生の始まりにあり

死せざるものは生まれざるなり

死を悲しみて生を喜ぶべし

死は生の彼方にはあらず

死は生の傍らにあり

細き命を生命は

数億年も伝えたり

世代から世代へと人間は

道を伝えて生きるなり

生きるとは

無限の可能性の

一つの実現なり

無限の過去が集まりて

無限の未来に分かれ行く

今を良く生きるべし

あらゆるものを

あらわして生きむ

  (2010/5/10)

 

行く川の 河原の小石の 如き我

されど内なる 心は果てなし

心の中で 我は思ふ

己が心に よりてぞ生きむ

  (2010/5/9)

 

人生は あらゆることが 起こり得る

いかなる不幸も 受け入れるべし

現実に即して 不安を去り

理想を求めて 楽しみて生きむ

  (2010/5/27)

 

心と言葉

心に出るよろずのものを

一度に二つは思い得ず

心の思いを言葉に出して

文字に記せば分かるなり

己が心の一端が

フロイトは教えたり

意識の下には広大な

無意識の心があると

己が心もかくなれば

ましてや人の心は分からず

言葉を通じて人々は

心の端を通わせるなり

   (2010/8/28)

 

    心の主

いかに小さき 人の中にも

世界の分なる 心があるなり

心に生ずる よろずの思いに

心は迷いて 止む時はなし

迷う心に 筋道を立て

意を決するは 己がほか無し

迷いが大なれば 道も大なり

大いに迷いて 大いに決すべし

  (2010/10/19)

 

年寄ると

あらゆる不幸が寄せてくる

いかなる不幸も受け入れるべし

不幸の中なる小幸を

大きくなして楽しまむ

命があるは幸いなれば

  (2010/11/12)

 

 

  心の主

いかに小さき人の中にも

世界の分なる心があるなり

心に生ずる万の思いに

心は迷いて止む時は無し

迷ふ心に筋道を立て

意を決するは己が他には無し

迷いが大なれば道も大なり

大いに迷いて大いに決すべし

    (2010手帳)

 

    幸せな社会

子供が幸せな社会は幸せだ

誰でもはじめは子供なのだから

青少年が夢を持てる社会は幸せだ

夢は現実の始まりだから

中高年が働ける社会は幸せだ

社会を支える原動力だから

年寄りが幸せな社会は幸せだ

誰でもやがて年が寄るのだから

    (2010手帳)

 

    人生と不幸

人生はあらゆる事が起こり得る

いかなる不幸も受け入れるべし

現実に即して不安を去り

理想を求めて楽しみつ生きむ

人生はあらゆる事が起こり得る

いかなる不幸も受け入れるべし

不幸の中にも道はあらむ

求めよさらば道は開けむ

    (2010手帳)

 

  以言伝心

心に出づる意が文となり

文は句、句は語に分かれ

語は言葉となりてはなされる

受けた言葉が心に入りて

語となり、語は集まりて句、

句は集まりて文となる

文が成りて意味が定まる

意味は言葉に運ばれて

受けた言葉が分かりて定まる

心の中にあらわれて

意味が外から分かるなり

心の中につながりて

意味が内から分かるなり

心に出でて心に入り

心を分かちて分るなり

心に出づる言の葉が

心に入りて伝わるなり

  (2010手帳)

 

 

  問題を楽しむ

くよくよと思い煩う事なかれ、

くよくよするだけ損なれば

いかなる問題にも解がある

よくよく問うて問題をたてよ

問題の解を求めて楽しまむ

     (2011/1/31)

 

     死生観

死後の世界を 人は知り得ず

世に有る限り この世を知るべし

死がなかりせぱ

生は無限に 苦しからむ

終わりが無ければ

限りある

命の重みは 限り無し

世に有る限り この世を生きるべし

  (2011/5/16)

 

 

 

 

  世界と心

いかに小さき人の中にも

世界の分なる心があるなり

心に入ればあらゆるものが

時空を越えてぞあらわるる

心の奥に動めくものが

表に出て思いが生ず

問いを発して万物を究め

意を決して万事を行う

心は己が一体の世界なり

 

  我と心

心は我と世界との係りに成る

我は我が心の全体なり

全体は部分の全体の一部分なれば

我が心には我も知らざる部分があり

我が知るのは己が決めたる言葉と

己が為したる事の端なり

我は思う、ゆえに我あり

我は行う、ゆえに生きるなり

  (2011手帳,  2011/7/19)

 

人間の 社会の基は 人間の

対話に基づく 調和にあるなり

  (2011/8/10)

 

対話とは

あらゆる事を受け入れる

心で人と話す事なり

聞きたる事をよく考え

採るべきは採り、

捨つべきは捨てよ

言うべきは言い

言わざるべきは

言わざるべし。

  (2011/9/15)

 

    蛍の丘

かの丘に 眠る妹 傷ましや

幼き命 飢えに逝にけり

目印も無き 小さな墓なりき

闇に蛍が 乱れ舞ひにけり

空襲に 母も妹も 失いて

残されし兄も 野たれ死にけり

空襲に 焼けにし街に 日は落ちて

闇に蛍が 乱れ舞いにけり

  (2011/9/15)

 

異なる人には 異なる意見があり

意見の違いに 人は衝突せざるべし

意見の衝突は 対話を通じて

発展する場で 解消するなり

  (2011/12/29)

 

  人生無尽

人の一生は その人が

全うするより 他はなし

心配しても甲斐なき事を

心配しても甲斐は無し

人の力を越えたる事は

天に任せる他は無し

人の力でなし得る事を

尽くして生きれば悔いは無し

  (2012/1/29)

 

人は生まれて 生きて死す

死すとも人の 思い出は残る

残されし者と 共に生きるなり

人はこの世に 良き行いを

残さばあらず 心残りは

(2012/2/23 宮島重三おじへの弔電)

 

酒は始めの 一杯がうまし

よく味わいて ゆるゆる飲むべし

酒は過ごせば 毒になる

ゆるゆる飲みて 味わうべし

食と会話を 楽しみながら

  (2012/2/21 2/18の失敗より)

 

  知能の限界

人は思い得ず 知らざる事を

考えざる事を 人は知り得ず

知識と思考の限界は

何によりてぞ打破さるる

外より来たる経験と

内より出づる疑問なり

仮説を立てて実験をせよ

あらゆる事を受け入れて

あらゆる事を疑うべし

  (2012/5/9)

 

  死生

死は生の 終わりにはあらず

死は生の 始まりにあり

死せざるものは 生まれざるなり

死を悲しみて 生を喜ぶべし

 

死は生の 彼方にはあらず

死は生の 傍らにあり

活かされし命を 活かし尽くさば

命尽きる時 満ち足りてゆかむ

 

生きるとは 

無限の可能性の

一つの実現なり

無限の過去が集まりて 

無限の未来に分かれ行く

今をよく生きるべし

あらゆるものを

あらわして生きむ

 

死後の世界を 人は知り得ず

世にある限り この世を知るべし

人の世にある いかに短き

世にある限り この世を生きるべし

 

限りある 命の重みは 限りなし

命の限り よく生きるべし

  (2012/6/30)

 

死の起源

原生生物は細胞分裂によりて増殖す

新たな細胞の発生は古き細胞の消滅なり

増殖において生と死は一つなり

多細胞生物は体細胞と生殖細胞より成り

生殖細胞によりて増殖す

卵と精の合体が子の発生の始まりなり

子の誕生と成長を援けて親も共に生きるなり

親と子の共生は遺伝子の次元を遥かに越ゆる

生物の能力の源なり

有性生殖によりて増殖の死が消滅し

個体の死が生じたり

  (2012/9/10)

 

死が無かりせば

無限の増殖の末に生命は

有限な地球を食らい尽くし

疾うに絶滅に到りせむ

個体の死が無かりせば

種の進化も有り得ず

転変地異に生命は

疾うに絶滅に到りせむ

けがや病気が重なりて

体は屍のごとくなり

古き記憶は消え失せて

心は別人になりにせむ

一生輪廻に飽きたらば

如何に小さな苦しみも

無限に大きくなりにせむ

終わりが無ければ。

生がありて死があるならば

死がありて生があるなり

限りある命の中味は限りなし

命の限り限りなく生きむ

  (2012/9/10)

 

    時の流れ

現在に過去も未来も存在す

時の流れに止む時は無し

万物は時の流れに存在す

因果と縁起に従いて

生成消滅を繰り返すなり

時の流れに止む時は無し

時を嘆くは時の無駄なり

生きるとは

新たな時の創造なり

よりよき時を創りて行かむ

  (2012/10/1)

 

ありとあらゆる

ことを究めて

あるべきものを

あらしむるべし

  (2013/1/3))

 

ありがたき

いのちをひとり

生きぬきて

おばは逝きたり

遠きふるさと

  (フジおばへの弔電 2013/3/23)

 

    時と人生

現在に過去も未来も存在す

時の流れに止む時は無し

万物は時の流れに生成消滅す

因果と縁起に止む時は無し

人の因果は心に発し

人の縁起は人間に成る

生とは新たな時の創造なり

より良き時を創りて行かむ

  (2013/3/4)

 

  Care and Share

Anyone born under the sky

Must live, grow and die

O suddenly can come the death

Leaving the beloved in sorrow of depth

 

May be relieved a bit of the sorrow

By caring the bereaved to grow

The world can support the care

That will grow a joy to share.

    (2013/1/25)

 

    人生の不確実性

現在より 過去に入りて 行くほどに

記憶は薄れて 不確実性は増す

人生に誤解と後悔は 分かち難し

現在に 過去を踏まえて 生きるべし

 

現在より 未来に入りて 行くほどに

可能性は広がり 不確実性は増す

人生に期待と不安は 分かち難し

現在に 未来を捉えて 生きるべし

 

不確実なる 時の流れに

迷いつ道を 求めて生きむ

   (2013/3/21)

 

時は流れて 戻る事なし

時を嘆くは 時の無駄なり

過去を悔いて 今を悔やまず

未来に向かいて 今を生くべし

  (2013/7/24)

 

愛する者を 失いし人が

絶望と悲嘆を 越え行く道は

世にある人の 前にぞある

人は世を越え 共に生きるなり

 

死者に対する 最大の供養は

生者がいのちを 全うすること

世にある人の 幸福にあり

人は相訪いて 世を渡るなり

  (2013/7/24)

 

人間の対話は 

対等なる人の 間に成る

人は自己との 対話で思考す

思考において 人は自由なり

人間の自由とは 平等にあるなり

  (2013/10/7)

 

  On death of my co-worker

Working with us at Chichibu gateway

He was found to have passed away

In the morning on 26, March, 2010

He was to go home on that day

 

The cherry trees bloomed in the mountains

And daffodils flowered along the fountains

The plants yearly bloom as the time turns

Once gone, no one ever returns

 

The bereft family in tears bid adieu

Must endure to keep living anew

However deep may be the sorrow

That will endure for years to follow

 

The sorrow may be relieved a bit by a joy

For the mother to see growth of her boy

The world can help those in need

However small, so precious indeed

    (2014/2/10)

 

思考の限界

知らざる事は考えられず

一事を思わば余事は考えられず

考えるとは考えざる事なり

思考の限界を知りて考えるべし

 

論理の限界

論理とはAならばB

仮定から結論を導く

限定的思考法なり

論理で証明されざる真実があり

偽論理で欺かるる非真実ぞある

論理の限界を知りて論ずるべし

 

決定の限界

一事を決めるとは、余事を切る事なり

決定の限界を知りて、尊重すべし

論争における反対意見、

己が考えに合わざる事実、

多数決における少数意見、

決定の限界を知りて、行動すべし

    (2014/7/20)

 

 

しつけを忘れて身を正さむ

児童虐待をしたる者が言ひたり

しつけだった、悪い事をしたとは思わない(!?)

そは末にとらわれて本を失いたり

しつけを忘れて身を正さむ

そが何よりもしつけとならむ

      (2020/8/1)

 

学問は

形あるものに

あらざれば

言語にあらわす

他に手はなし

 

学問は

人の外には

ならざれば

なすより外に

学ぶ道なし

 (2021/1/10)

 

親しかりし

人の多くぞ

今はなき

我が故郷に

聳ゆ山々

  (2021/1/23)

  

天才とは

考えて 止まず

行いて 倦まず

あるべきものを

あらわす努力なり

  (2021/4/3)