衣畑様、

ありがとうございます。

実は5/18に父には入院してもらい私は一週間神奈川の自宅に帰りインテルサット同窓会にも出る予定にしていま
した。ところが5/12より父が急に食事をしなくなりましたので計画を変更しましたが、まさかそのまま水も飲まなくて
当の5/18の朝に亡くなるとは予想もしませんでした。母は昨年の9/18に亡くなりましたので両親の月命日が一致
した事にも何か因縁を感じます。母が迎えに来たのかもしれません。
この世がるのだからあの世もあるのではないかと思います。

愛するものを失いし人が
絶望と悲嘆を越え行く道は
世にある人の前にぞある
人は世を越え共に生きるなり

死者に対する最良の供養は 
生者が命を全うする事
あの世の冥福はこの世の幸福にあり
人は相とぶらいて世を渡るなり

市吉
-----Original Message-----
From: kouji kinuhata [mailto:kouji@jmk-net.com] 
Sent: Sunday, May 29, 2016 10:02 PM
To: OsIPortable

Subject: Re: 超高齢化社会 ; 父の死に思う

市吉さん

お父上のご逝去、お悔やみ致します。
貴方の父上へのご配慮の日々、感動でした。
私も離れて過す95歳の母の生活を案じながらも殆ど全てを妹に委ねている毎日です。
これからは色々なご教示、参考にさせて頂きます。
有難うございます。

衣畑晃治

On 2016/05/29, at 21:21, OsIPortable wrote:


差出人:	OsIPortable <osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp>
送信日時:	2016年5月30日月曜日 21:12
宛先:	
件名:	RE: 超高齢化社会 ; 父の死に思う

森さん、

ありがとうございます。

父は大正五年の生まれです。
6/3の満百歳の誕生日に約二週間届きませんでした。

父の生きた百年間の世の移り変わりはおそらく戦国時代から江戸時代を通じた三世紀にも匹敵するものであったので
はないでしょうか。

父母の遺品を整理しながら両親と私達自身の生涯を再体験している所です。
思うに今ほど幸せな時代は無いのではないでしょうか。
日本はよく失われた10年とか20年とかレッテル張り屋が名付けていますが実は失われたものは何もありません。ただ
気づかないだけです。両親の遺品を整理していると忘れてしまっていた多くの事を思い出します。

昨日は国枝真吾の車椅子テニスの試合を見ましたが、玉の速さと言い、車椅子を繰る動作の素早さと言い、健常者の
テニスに劣らぬ技に感歎しました。車椅子マラソンは速度において健常者の遥か上を行っています。
Stephan HawkingはALSのため余命一年と言われてから結婚し、宇宙論の研究で独創的な成果を次々に上げ、通俗
科学書のBest seller作家となり富と名声を得て今なお活動しています。結局稀に見る長生きの物理学者して今も活
発に宇宙人探索計画などを推進しています。
体に障害を持つ人がかくも活躍している。健常者も負けてはいられません。

最も間近に両親を通じて見た先人の生き方に学び今後も悔いの無いよう生きたいと考えています。

人の一生はその人が
全うするより外は無し
心配しても甲斐なき事を
心配しても甲斐は無し
人の力を越えたる事は
天に任せる他は無し
人の力でなし得る事を
尽くして生きれば悔いは無し

市吉


-----Original Message-----
From: Mori Etsuro [mailto:etsuromori@jasmine.ocn.ne.jp]
Sent: Monday, May 30, 2016 1:27 PM
To:
Subject: RE: 超高齢化社会 ; 父の死に思う

市吉さん

御尊父逝去のこと、心よりお悔やみ申し上げます。市吉さんのような良き子を持たれたことはご両親にとって大変幸
せなことだったと思います。

大正4年のお生まれかと思いますが、第1次世界大戦の始まった翌年で、大日本帝国の繁栄と敗戦、戦後の混乱
と経済成長という時代を丁度1世紀にわたって生き抜いてこられたわけで、お疲れさまでした、どうぞゆっくりお休み
くださいと申し上げたいと思います。

森 悦郎

-----Original Message-----
From: OsIPortable [mailto:osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]
Sent: Sunday, May 29, 2016 9:22 PM
To: 

Subject: RE: 超高齢化社会 ; 父の死に思う

転送歓迎
配信無用の方はお手数ですが返信願います。本MLは会員の紹介により加入する会員の自主研究会です。返信
または全員へ返信により意見交換をお願いします。二十一世紀世界研究会とは「人が全国どこでも働き、生涯豊か
に生きられる世界」を提案し研究する会です。研究しながら理想の二十一世紀世界を実現しましょう。

父は去る5/18の朝に亡くなりました。
当日朝の6:30に私が起きて父の寝台に行くと父が呼吸していないのに気がつきました。その少し前の5時頃には
父が生きていましたのでおそらく死亡したのは私が起きた6:30の直前だったと思います。飲み食いをしなくなってか
ら6日目の朝でした。6/3の誕生日まで約二週間でした。

親の老後を死に至るまで見届ける事は最高の終活
だと思います。約一年半老親とくらしてその最後まで見届ける事が出来たのは最高の学問でした。両親の「死に至
る病」は癌でした。癌が肺に転移して呼吸を阻害する事がなければ父母はもっと長く健康に生きた事でしょう。母の
しなびた乳房は完全に消滅して死ぬ時は幼女のように乳首だけになっていました。父は一度できた床ずれが完全
に治癒し、リンパ浮腫のため象の足のように腫れていた足が理学療養師の訪問リハビリと私の素人按摩と全身電気
按摩でずいぶん改善していました。即ち人間の体は全体として最後までちゃんと機能しているが呼吸系とか循環器
系がだめになって肉体の死に至ったものと思います。人間の理論寿命は120歳だと言われます。母は93,父は百
歳の死で、一般には老衰で通りますが、私の見方は多少異なり、二人の死因は「この世でやる事がなくなった」事
であったと考えています。
孔子は「小人閑居して不善を為す」と説きましたが人は自分の世界に閉じこもると早晩この世には用が無くなりますね。
両親の遺品を整理していると我が両親が貧困の中でも私達子供を暖かな家庭で育ててくれた事に改めて感謝して
います。子育てが大変であった分それが終わると「我が事終われり」と感じたのかもしれません。

両親の介護から得られた知見を活かして活気ある超高齢化社会の建設に微力を尽くしたいと考えています。

過ぎ去れば
人の生きるは
夢のごとし
夢なら楽しく
大きなるを持たむ
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* 市吉 修 Osamu Ichiyoshi
* 二十一世紀を楽しく生きよう会
* Human Network for Better 21 Century
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