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金融とは何か
私は金融については全くの素人ですが金融の恩恵を受けたことからその本質を考えてみたいと思います。もう35年近く昔の事ですが結婚して子供が生まれてマイホームが必要になった時に金融の世話になりました。その時組んだ25年ローンは既に皆済しました。銀行には利子の分が利益になり私には我が家という財産が残されました。だいぶ痛んではいますが手入れをしながら大事に住んでいます。この例から金融の本質とは富の創造であると言えると思います。
財政赤字の性質
銀行が企業に資金を貸し付けて企業は期限までに利子を含めて返済する、これは正に富の創造の形です。労働者が労働の報酬から生活のための支出をして余剰が生じた分を銀行口座に貯金するのも同様に富の創造だと思います。即ちその人の銀行口座の残高はその人の金融資産です。
赤字公債
政府や地方自治体が財政赤字の補填に発行する赤字公債はどうでしょうか。個人や企業が銀行から融資を受けるときには事業の見通しについて厳しい審査が行われますが銀行が国債等を買う際にはどういう審査が行われるのでしょうか。
政府が公債を発行して得たお金で公的事業を行えばそのお金の一部はまた銀行に預金としてもどってきます。その戻ってきたお金でまた公債を買えばお金は政府と銀行の間で回転しいくらでも公的資金が生み出される気がしますがいかがでしょうか。
全銀行口座の残高合計をA (Assets), 国債の残高合計をGD(government deficit)とすると
GD + (A - GD) = A
すなわち政府の累積債務は日本の場合は国民の財産に他ならないので財政赤字は問題ないという議論が成り立たないでしょうか。
上でA-GDは銀行が自由に使える現金ですのであきらかにそれがゼロになればそれ以上の国債の購入は不可能です。
財政赤字の結果として道路や港湾設備、ダム、公共施設などが国民の財産として創造されました。それを活用して新たな富を創造する事が重要だと思います。
九大・北大セミナーの案内
政府の財政赤字がEUシステムの存続を危ういものにしています。この問題について九州大学と北海道大学は合同で公開セミナーを行います。一般の方も参加可能です。
詳細と申し込みについては下記URLをご覧下さい。
市吉 修 Osamu Ichiyoshi