Sent: Sunday, August 01, 2010 11:56 AM

Subject: 二十一世紀企業研究会 ; 二度と子供の悲劇を繰り返さないために

 

 

暑中おみまい申し上げます。

 

昨夜はよく眠れませんでした。 暑さのせいばかりではなく大阪で起きた幼児二人の養育放棄の末の痛ましい死が胸を締め付けます。

 

一番悪いのは勿論親ですが児童相談所、住宅管理会社、近所の住民にも足らぬ点が多々あるのではないでしょうか。

 

子育ては大事業です。一人では担いきれないほどの事業です。それを一人でやるしかない状況に問題があるのではないでしょうか。

 

子供の泣き声を聞いた近所の住民がもっと積極的に行動すべきであった> と思います。児童相談所に匿名の通報をしただけでは責任を果たしたとは言えないのではないでしょうか。

 

子供が泣いている時に現場に行って調べることが何故なされないのでしょうか。医者は夜間でも急患があれば出動します。消防も24時間体制です。IPSTARの関門局も24時間体制で運用しています。子供の虐待や育児放棄はいつ起こるか分かりません。なぜ24時間体制ではないのでしょうか。

 

児童相談所は一体公務員でしょうか。今回の対応はあまりにお座なりで怒りを覚えます。翻って考えれば役人の無責任は本質的な特性ではないでしょうか。上司に命ぜられた事は一生懸命にやるがそれ以外のことはいい加減にやるのはピラミッド組織の本質だと思います。第二次世界大戦後捕虜虐待やユダヤ人虐殺などの戦争犯罪に問われた者は皆判で押したように同じことを言いました、「私はただ命令を実行しただけだ」。

 

いずれにしろピラミッド型の政府組織はこれまでと同様に維持して行く事は困難になっています。800兆円の累積財政赤字を解消するには政府組織を1/3に削減する他ありません。しかし社会事業は今まで以上に推進して行く必要があります。

 

それを実現するのは当事者連携社会だと考えています。今回の悲劇はもしも現地住民の連携行動があったならば防げたのではないでしょうか。思うに今回の悲劇の本は早すぎる結婚です。幼児虐待も同じパターンです。実は遅すぎる結婚、少子化問題も根は同じだと思います。それは人間の孤立です。

 

地域住民の連携、同じ問題を共有する人々、趣味や思想を同じくする人々の連携、無数に重なる各種の団体より成る当事者連携社会がコストばかりかかって実効に乏しい従来のビラミッド型階層社会の限界を打破できると思います。

 

日本はもともとそんな国でした。不幸になったかも知れない結婚を回避した熊本民謡があります。

 

>おてもやん

> あんたこの頃嫁入りしたではないかいな

> 嫁入りしたこたしたばってん

> ??どんがぐじゃっぺじゃっでまだ盃きぁせんがった

> 村役人に肝いりドン

> あん人たちがおらすけんで後はどうなときゃあなろたい。

 

二十一世紀の村役人に肝いりドン即ち地域社会の世話役が求められているのでは

ないでしょうか。

               

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