差出人: OsI [osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2012714土曜日 23:48
宛先:件名:
今日のNHK; 激論、エネルギー日本

 

配信無用の方はお手数ですが返信願います。本MLは会員の紹介により加入する会員の自主研究会です。返信または全員へ返信により意見交換をお願いします。二十一世紀企業研究会とは「人が全国どこでも学び、生

涯現役で働ける企業」を提案し研究する会です。研究しながら二十一世紀企業を始めましょう。

 

原子力発電のコストと廃棄燃料の処理

私は前半を聞き漏らしたのですがどなたか覚えておられたら教えて下さい。

[1] 電源開発段階からの原子力発電の全コストはいくらか。

[2] 最終廃棄物、所謂死の灰の処分はどうするのか。

これは原子力委員会の依頼で検討してきた日本学術会議が6月に一応結論を出しています。即ちガラスで固めて地中深く保管する方法は技術も未確立で、しかも無害化するのに数万年かかる代物の保管を受け入れる場所は日本には無い、無理である。(東京新聞618())

今頃こんな結論が出るとは何たることでしょうか。使用済み燃料廃棄物の青森県六ヶ所村の再処理工場も再生した核燃料を燃やす高速増殖炉の実験炉もんじゅも既に10兆円もの血税を投入しながら事故続きで停止したままです。

日本で原子力発電を始めたとき地道な研究の積み重ねを主張した湯川秀樹の意見を無視して性急に米国からの技術導入を強行した正力松太郎のごり押しの影響は現在にまで及んでいる様です。東電福島原発事故は想定外ではなく想定内の訓練がなされていなかったため起きた人災でした。すべての電源が消失しても膨大なエネルギーを出し続ける燃料から発生する蒸気で冷却水を循環させる緊急冷却機構がついており、米国では定期点検の度に必ずその訓練を行うのに東電ではおろそかにしていた。それをよく知らない運用員が今回の事故の時わざわざそれを止めたと聞いています。これがちゃんと働けば数時間の時間的余裕ができ、その間に電源を用意できれば今回の炉心溶融という最悪事態は避けられた可能性があると思います。マニュアル、即ち手順書がすべてという運用員では緊急事態に対応できません。東電の福島原発はこれから数万年にわたって手順書の無い事態に対応していく必要があります。その間の危険とそれにかかる費用は全く想像を絶す

るものです。

 

不毛な議論

私はマスコミが行うこの手の討論で食い足りないと感ずるのは議論が言葉だけの投げつけあいで具体的な

裏づけに乏しい事です。視聴者からの意見は特に感じだけで述べているものが多いですね。ただ一時間の間に一万件近い意見が寄せられる事実が示す国民の関心の高さは心強い限りです。福島原発事故後いち早くドイツは脱原発に国策を決定しましたがドイツは2000年以来再生可能エネルギーの使用率を高めて今や30%にもなっているという状況があります。ところがその間世帯あたりの電気料金が1300ユーロから2500ユーロに倍増したのが問題になっているそうですが現在の日本の電気料金はその4倍です。漠然と自然エネルギーの利用を推進すると電気料金が上がると言う前にそもそも何故日本の電気料金はこんなに高いのかが問題ではないでしょうか。

 

7/28 STF交流会での発表

で興味深い公園が予定されています。

もしご興味があればお知らせ下さい。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・休憩(10分)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14:50〜15:00

 

 1−2 「間伐材燃料によるターリングエンジン発電、給湯等」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80分

   (株)スターリングエンジン     会長 手塚 信利氏 (紹介者:会員小山一敏氏)

                http://www.stirling-engine.com/

   内容「@ 我が国には2500万ヘクタールの森林面積と約60の森林賦存量があり、国産材

                  として一部使用されるほか、その殆どは未利用状態である。

             A 健全な森林を維持し、水源を確保、土砂災害を防ぐためには、毎年3%の間伐

                  (1.8億)が必要だが、現状は約2000万 が伐採後、林地残材として

                  放置されている。

             B 当社の試算では1.8億 を木質燃料(チップ、オガ、薪、ペレット)に加工すると、

                  毎年約7000万トン(石油換算2500-2800万KL)

             C 7000万トンの燃料で日本の家庭1000万世帯の電気、給湯を賄うことが可能である

              当社では。上記の目標の実現のために、25年前より研究開発に着手し、バイオマススターリン

              グエンジンシステムとして、作り上げ

               1)小型業務用(温室栽培用、福祉施設用]3KW/h 出荷開始

               2)家庭用               1kw/H 年末より出荷予定。

                  今回はそのシステム内容を説明し、協力できる技術者について打診したい。」

 

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      市吉 修                                Osamu Ichiyoshi                        

二十一世紀を楽しく生きよう会  Human Network for Better 21 Century  

 http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/

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