差出人:  OsIPortable <osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp>
送信日時:           2016123日土曜日 22:17
宛先:     
件名:     RE: 超高齢化社会 ; 病を治す心
 
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がんが自然に治る生き方
プレジデント社出版のこの本(Kelly Turner著、長田美穂訳)を読みました。
内容は
第一章 抜本的に食事を変える
第二章 治療法は自分で決める
第三章 直観に従う
第四章 ハーブとサプリメントの力を借りる
第五章 抑圧された感情を解き放つ
第六章 より前向きに生きる
第七章 周囲の人の支えを受け入れる
第八章 自分の魂と深くつながる
第九章 「どうしても生きたい」理由を持つ
 
この本は前回紹介しました。原題はRadical remissionであり著者は同名のHP
http://www.radicalremission.com/
を提供して癌患者の意見交換や治療法の情報提供などを行っています。
同様の目的で日本で提供されているHPに「がんの辞典」
http://www.gan-jiten.com/
があります。
 
自然に治るとは
西洋医学、即ち手術と抗癌剤、放射線によらずに治るという意味であり、ほうっておいても治るという意味ではありま
せん。上記の本の翻訳者の長田美穂さん自身が乳がんを患い必至に情報を求めてKellyさんの論文に辿り着き、
著者と情報交換しながら病気を克服しました。二年前にその論文が出版されるという情報に接してその日本語への
翻訳権を頂いて2014年に日本でも出版されたものです。
 
人間機械論的医学からの発展
西洋医学の主流は言わば人間機械論的思想に基づくと思います。免疫の発見から細菌学、血清学、抗生物質薬
に至る過去数世紀の西洋医学の輝かしい進歩やヒトを始めとする多くの生物のゲノム、即ち遺伝子地図が解読され
るに至った生物学の発展を思えば生物機械論的思想が定着するのも無理からぬ所だと思います。
 
ところが癌を始めとする難病においては伝統的西洋医学は限界に突き当たっています。私の両親も一年前に癌の
転移、腫瘍マーカーの急激な悪化が出ると県立病院の医師は手のひらを返すように冷淡になり、終末医療を提供
する病院を紹介してそちらに行ってくれと言い渡されました。
 
母は医者の余命宣告の数倍の期間を概ね元気に暮らして昨年九月に93歳で他界しました。父は今年の6月に百
歳まで生きるか現在挑戦中です。
 
世の中には標準治療が利かず病院に見放されてから自分で探究して見つけた方法で治癒した人々が多数います。
その原動力は何でしょうか。それは心だと思います。心は人間機械論では解析困難です。第一心がどこにあるか医
学的にはよく分からないのに私達各々は自分の心が自分の中にある事は自明の事だと思います。
 
標準治療医学に見放されて「自分で治そう」と決心した時に患者は自分の心を取り戻したのだと思います。心の特
長は各人の体の中にありながら他の人の心ともつながりうる所にあります。人間の心の働きは「知と愛」に要約できる
のではないでしょうか。人間の知と愛は他人に分ければ減るどころか却って増える所が物質と根本的に異なる所です
 
人の心は脳や腸に宿っていると考えられます。心は脳に中枢がある神経系と内分泌系を通じて免疫系に影響を及
ぼします。心と体は一体であり心を無視した機械論的思想に基づく医学が限界に突き当たっているのは当然です。
心が確り定まれば体も良くなります。決してその逆ではないと思います。
 
 
    病を癒す心
病む人を癒すはおのが心なり
身の行いは心に出づれば
あらゆる事を受け入れて
学ぶ心に和が出づるなり
 
    知と愛
人の中なる知と愛は
人と分かちて増えるなり
求めよ、さらば与えられむ
与えよ、さらば更に増えむ
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* 市吉 修   Osamu Ichiyoshi
* 二十一世紀を楽しく生きよう会
* Human Network for Better 21 Century
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