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送信日時: 平成 20年9月29日月曜日 2:10
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件名: 二十一世紀企業研究会
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二十一世紀企業研究会とは「人が全国どこでも学び、生涯現役で働ける企業」を提案し研究する会です。研究しながら二十一世紀企業を始めましょう。
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故郷振興事業研究会
直接衛星LAN事業研究会
と題する資料をいれましたのでご覧下さい。
思考の力と誤謬
今週はChirp-Z変換を用いたOFDM受信方式の論文をやっと仕上げて電子通信学会にuploadしました。これは11/5-6に韓国釜山で開かれる日韓共催の衛星通信研究会で発表予定です。
この研究においては信号の周波数fと時間tを変数とするf-t平面で動作解析を行います。各時刻における瞬時周波数という概念で設計を行いますが、実は瞬時周波数には微妙な問題があります。即ちある周波数を測定するには時間がかかります。その周波数を正確に測定するにはそれだけ長い時間の測定が必要になります。逆に非常に短い時間には正確な周波数の測定は不可能になります。従って瞬時周波数なる概念は正確な測定が不可能な概念です。
しかし現実には瞬時周波数の概念を用いて設計した通りに装置は動作します。瞬時周波数の概念が有効な事には違いありませんがそれを確りと定義する必要があります。その定義とは「ある時刻tの瞬時周波数とは周波数発生器の状態を時刻tの時のままに無限時間保持した時に実現される周波数である。」
即ち各瞬間にその時の状態を無限に延長した時の周波数が各瞬間における瞬時周波数になります。
考えて見るとあらゆる概念は同様の限界を含んでいると思います。例えば「若い」という概念は「年を取る」という概念を全く含んでいません。従って若い人は自分がいつか年をとるとは想像ができず永遠に若いままでいると感じています。そこで老人健康保険の現役世代の負担に不満が生じます。現実には老人にならない若人は存在せず、老人の問題はすなわち若人の問題に他なりません。
江戸時代のような身分制社会においては異なる身分の間では異なる生物でもあるかのごとく世界が異なっていました。主人が家来を手打ちにするなどという事もありえました。明治になって士農工商の身分制度が廃止されたときには武士階級は世界が崩れたに等しく多くは新たな社会に適応できませんでした。国木田独歩の「馬上の友」にはそのような元武士の家庭の息子の悩みが生き生きと描かれています。
国際紛争も国家が絶対化されるために生じるわけですが現在の国民国家とは実はつい二、三百年前にやっと生じたものです。国際紛争の多くは現在の国家の概念にこだわる限り解決は不可能だと思います。
報道機関はMedia、媒体、即ち途中にあるものという意味ですがMass mediaの時代とは即ち間接民主制の時代であり、国家が国民を支配し国家どうしは国際支配権を回って争う帝国主義の時代です。絶対化された国家概念で思考する限り国際紛争の解決は不可能です。典型的な例は領土問題でありそのため世界の至るところで紛争が生じています。
ドイツとフランス間では長い歴史を通じて深刻な領土問題が存在しましたが二十世紀後半にヨーロッパ連合EUという国家を超える組織に統合されて今や領土問題は解消されているようです。
昨今の日米の政治を見ると間接民主制は限界に来ているという感じがします。二代続けて首相が政治を投げだし、小泉元首相が政治から引退すると同時に息子が地盤を引き継ぐとの事です。政治の世襲化によるレベルの低下を感じざるを得ません。
私は直接衛星LANに代表されるMass immediaによって各人が直接国民に情報発信し意見交換が可能な情報交換網を構築する事により国民が真に国家の主人になり、各国の国民が直接的に交流するようになって初めて多くの国内及び国際紛争は解消されると考えています。
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* 市吉 修
* 二十一世紀を楽しく生きよう会
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