差出人: Osamu Ichiyoshi [osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]

送信日時: 20101113土曜日 23:53

件名: 二十一世紀企業研究会 ; 母の看護から思う事

 

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二十一世紀企業研究会とは「人が全国どこでも学び、生涯現役で働ける企業」を提案し研究する会です。研究しながら二十一世紀企業を始めましょう

 

母の看護

8/24から11/6まで宮崎に帰りました。母は6月に大腸癌の手術を受けました。手術自体は成功したのですが記録的な夏の暑さから熱中症と食欲不振からくる栄養失調とで三回入退院を繰り返しました。最終的には九月14日に退院しましたが、今はもうすっかり元気になりました。

 

今後の研究課題

94歳の父と87歳の母、しかも大腸癌の手術で始めて入院を体験した母との二ヶ月半の生活を通じて今後の課題が見えて来ました。

 

[1] 地域の支えあい

母の退院直後に地域包括センター、自治会長、民生委員の皆様が来訪して下さり、地域の見守り体制について相談しました。現在は子供が遠くに住む場合が多いと思いますので親が居住する現地の地域支援網は実にありがたくこんごも充実していく必要があります。とくに独居老人については切実でしょう。

 

[2] 心の重要性

母は二ヶ月の間に驚異的な回復を見せました。それは退院時のうつ状態から生きる意欲に満ちた状態への一大飛躍でした。その鍵は母との対話、音楽及び文学でした。CDラジオを買って来て食事中はラジオか音楽をかけました。内容は文部省唱歌にあるような古今の名歌、民謡、クラシック音楽などです。文学は95歳で詩作を始めた柴田とよさんの詩とイワンの馬鹿などのトルストイ民話、O. Henryの短編集、97歳の医者河田さんの著書、宮沢賢治や国木田独歩の短編物語、ヘレンケラー伝、挿絵のはいったイソップ物語、世界の名作童話、日本の名作童話などを読み聞かせたところやがて母が自分で読むようになりました。同時に食欲も出て何を食べてもおいしいと言うようになりました。年をとっても意欲に満ちた心を保つことの重要性を感じました。

 

家族が遠隔地にいる事の多い現状で如何に幸せな高齢化社会を築くかを研究テーマ

として提案します。

 

年寄れば

あらゆる不幸が寄せて来る

如何なる不幸も受け入れるべし

不幸の中なる小さな幸を

大きく成して楽しまむ

命があるは幸いなれば

 

 

自我と心

如何に小さき人の内にも世界の分たる心があるなり

心に生ずる万ずの思いに心は迷いて止む時は無し

迷う心に筋道を立て意を決するは自我に他ならず

迷いが大ならば道も大なり、大いに迷いて大いに決すべし。

 

From the musical The Sound of Music

The hills are alive with the sound of music, the songs they have sung

for a thousand of years.

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I go to the hills when my heart is lonely.

I know I will hear what I have heard before,

My heart will be blessed with the sound of music,

And Ill sing once more.

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*  市吉 修

*  二十一世紀を楽しく生きよう会

* URL; http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/

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