松下幸之助に学ぶ
2025/02/02 23:42
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神坂次郎著「天馬の歌」日本経済新聞社
これは松下幸之助の伝記です。地域の図書室から借りて来て読みました。松下幸之助についてはよく知
られていますが改めてその生き方に感銘を受けました。明治27年(1894)11月27日生まれ。生家は古く
からの大地主でしたが、父親が米相場で失敗して破産。小学校4年生を終えず、郷里(和歌山県)から大阪
に出て火鉢屋に丁稚奉公。次いで1905年2月より五代自転車店に小僧奉公。明治43年10月21日より
大阪電灯社に内線見習い工として入社。当時15歳。大正4年(1915)結婚。1917年大阪電灯を依願退職。
退職したのは自分が考案したソケットの提案が上司に拒絶されたのでそれを事業化するためでした。
松下幸之助の生き方で私が特に感銘を受けたのは
(1) 常に研究熱心
(2) 事業の目的は「貧乏の追放」即ち世の福祉
の二点です。
特許について
研究と試作を重ねた新製品の事業化を始める前には先ず製品の実用新案を取っていました。
ところが後年ラジオ市場に進出した時当時安藤博特許というものが当産業の発展を妨げているのを見て
権利者からその特許権を2万5千円で買い取り、かつそれを無償公開しました。これは何とも広大無私
な精神の現れですね。
実学
松下電器店員養成所は昭和9年開所。
電気と機械だけでなく簿記や商事も習う。理論だけでなく工場や事務所で実習も行う。中等学校の5年
課程を三年で終了するため休みは日曜、祭日のみ。夏休み、冬休みは無く、12月は30日まで通学。
先生も優秀な人ばかり。歴史は大谷大学の粟野先生、英語は大阪商大の小野先生、、、
授業料免除、教科書は貸与、制服は支給。
この学校の出身者は松下電器産業社の発展の原動力になったと思います。私の経験でも理論だけ幾らや
っていてもなかなか身につかず、反対に理論をなおざりにして経験ばかりにたよっていては袋小路に入
り込んで出口が見つからない事になりがちです。理論と実践が伴って初めて前進が可能です、車の両輪
のごとく。そしてその車の原動力は世の人を幸福にしたいという願望である事を松下幸之助は教えてい
ると感じます。
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+ 市吉 修
+ 二十一世紀を楽しく生きよう会
+ HP ; http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
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