差出人: OsIPortable <osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp>
送信日時: 2016年4月9日土曜日 21:48
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件名: RE: 超高齢化社会 ; 手当は人の手を当て
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以前に全身電気按摩の効用につき報告しましたが、今回は人の手による手当について報告します。
父は前立腺癌が肺やリンパ節に転移しているためリンパ液が滞って全身にむくみが生じています。特に睾丸が腫
れて鼠蹊部を覆っています。父は腫れた睾丸を痛がるのでリンパの流れを良くしようとして思い当たりました。鼠蹊
部のリンパ節は腫れた睾丸の下にあるので睾丸の上に電気按摩を加えてもリンパ節には届かないと。そこで指を差
し入れて鼠蹊部や腹部のリンパ節を刺激する事にしました。両手の十本の指を使って効率的にリンパ節の圧迫がで
きます。同時に睾丸の按摩も行うと多少腫れと痛みも減ったようです。
電気按摩をかける時にも同時に同じ部位を手で探り、万が一にも小さな骨を振動で折ったりしないように注意してい
ます。手当とは畢竟人の手を当てる事だと感じています。
父は昨年12月に医者が予言した余命はとうに越えましたがまだ食欲は旺盛です。四月に入って急に暑くなったの
で今年の夏の暑さをどうやって乗り切るか心配しています。
まだトイレまで歩いて行けますが息が上がるので酸素吸入を行っています。不自由な体をよく嘆いていますが、去る
4月1日には呼びかけても返事をしなくなり、時々「今日で終わりだ、長い事ありがとう」と言い、手を差し出すのでそ
の都度握手をしました。ところが翌日の午後からはけろりと普通にもどりました。とんだApril Foolでしたが心なしか
前より嘆く事が少なくなったようです。いくら経を読んでも自分は仏にはなれないと言っていますが死の予行演習を
して多少は悟りを開きつつあるようです。
死は生の
苦の消滅なれば
安らかに
苦労して生きむ
死は生の
楽の消滅なれば
ありがたく
楽しみて生きむ
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* 市吉 修 Osamu Ichiyoshi
* 二十一世紀を楽しく生きよう会
* Human Network for Better 21 Century
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