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送信日時: 平成 211213日日曜日 3:36

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件名: 二十一世紀企業研究会

 

配信無用の方はお手数ですが返信願います。本MLは会員の紹介により加入する会員の自主研究会です。返信または全員へ返信により意見交換をお願いします。

二十一世紀企業研究会とは「人が全国どこでも学び、生涯現役で働ける企業」を提案し研究する会です。研究しながら二十一世紀企業を始めましょう

 

赤字国債44兆円

が来年度予算編成の焦点になっているようです。これは実に国税収入を超える額であり国家財政は完全に破綻したと言うほかありません。以前国会で管氏が財政問題で自民党政府を鋭く追及していた事を思い出すと政治屋というものは無責任なものだと思います。

 

日本再生案

赤字国債の発行をセロにして、首相を始めとする公務員の報酬を半減し(ただし底辺は保持)、国債を償還する以外に道は無いと思います。国債の償還で国民にもどるお金は有益な社会事業に投資もしくは寄付すればかえって経済は成長すると思います。なぜなら持続的な経済成長は自発的な新市場の開拓以外には無いからです。

 

補助金や国の指導が産業を却ってだめにする

と考えています。その良い例がソ連をはじめとする社会主義体制の崩壊です。わが国においても農業、コンピュータ、通信など国の補助金や指導がたっぷりつぎ込まれた分野は今や世界市場で競争力を失ってしまいました。他方国が見向きもしなかった漫画、ゲーム、家電分野では日本の競争力は今でも世界市場で健在です。

補助金や国の音頭とりがなぜ産業の競争力を衰退させるかといえばそれは人や組織の自発力を生かさせないからです。企業は官が出す補助金の獲得ばかりに努力を向けていると市場の方向を見失ってしまってしまいます。なぜなら官ほど市場から最も遠い存在は無いからです。

 

無理に元気にならなくて良い

これは千葉県知事選挙を評して作家の村上氏が評した言葉ですが私も同感です。知事選挙はいわば会社が製品の販売促進をやるようなもので候補者は我田引水の大げさな宣伝が多いようです。前述のように国政選挙も同様ですね。

 

長時間労働を止めよう

失業とくに若年層の失業者が急増している一方では正社員の長時間労働が目立っています。仕事は定時に終わらせて帰ることと残業は割り増し賃金を払うことは労働基本権だと思います。小泉政権のころ世界的大競争の名の下に「裁量労働制」なるものが導入され無給の残業労働が一般化しました。毎日真夜中過ぎに帰宅して朝は7,8時に出勤する状態では疲労が蓄積して、持てる力の半分も発揮できません。長期的には勤労者の健康にもよくありません。「過労死」が国際語になるのは日本の恥だと考えています。

定年延長も一つの長時間労働であり、それが若者の職と修業期間を奪い国の産業の衰退を招いているのではないでしょうか。

 

人生を楽しもう

物理学者のR.ファインマンが死の床についたとき見舞いに来た友人たちに「僕のことなど心配するなよ。それより皆も人生を楽しんでくれ」と言ったそうです。ここに人生の極意があると思います。会社の仕事は定時に終えて後は自分の時間を楽しみましょう。仕事ではできない方面の学問をやれば視野が広がり知識が深まり、仕事にも返って役立つと思います。

 

人間交流

政府や会社は人のためにあり、決してその逆ではありません。時として目的と手段が入れ替わるところに人間的、社会的な不幸が生じます。過労死はまさに会社と勤労者の価値観が逆転したところに生じます。もっと大きな現代的不幸の例はパレスチナ問題です。ユダヤ人は何千年も国を持たないために辛酸をなめたと信じてシオニズム運動を展開し2,000年以上前にそこに自分たちの国があったとの理屈で第二次世界大戦後イスラエルを建国しました。それが過去60年間に生じたパレスチナ人の不幸の根源です。国家がもたらす人間の不幸は実に深刻なものがあります。手段と目的の取り違えがいかなる不幸を生ずるかよく吟味すべきではないでしょうか。

人間が作るものではなく人間こそが主であるとしたら、人間の直接交流こそ問題解決の大道でしょう。現状ではイスラエル国家によるパレスチナ問題の解決は絶望的だと思います。最良の解決の道はユダヤ人とパレスチナ人の直接民間交流によりイスラエル国家という障害物を乗り越えるところに開けると思います。

国家権力が如何に強大に見えても国民の支持を失えばある日突如として消滅することはベルリンの壁の崩壊とそれに引き続く社会主義諸国の解体が証明しています。

人間が作った国や会社などの垣根から人を開放して直接人間交流を進めるところに新たな世界が開けると思います。

 

追伸

12/26にパレスチナ子供キャンペーンがあります。詳細は

http://ccp-ngo.jp/

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*  市吉 修   

*  二十一世紀を楽しく生きよう会

* URL; http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/

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