最後は一人で如何に生きるか

To: 2023/01/14 22:32

 

転送歓迎

配信不用の場合はお手数ですが返信にてお知らせ願います

言葉は単なる符号にはあらず、言葉は人間が作りたる世界なり

人は以言伝心、乞う発信。そして返信、全員に返信して語りませう。

 

私達の今年の初仕事は葬式

でした。14日に叔父の葬式に出席しました。享年86歳。食道癌の手術以来約20年生きました。葬

式の後で遺族の家にて叔父がDay care centerで作った作品などを見せてもらいました。

人の葬式に接すると色々な事を考えざるを得ません。

 

最後は一人で如何に生きるか

人が亡くなると残される人もあります。約8年前に母の大腸癌が再発すると主治医は手の平を返したよ

うに「もう長くない、ここでやれる事はもう無い」と告げました。その時私の脳裏に浮かんだのは「父

が可哀そうだ」という事でした。何しろ70年以上お互いに緊密に助け合って来た人生の終わりが見えて

来たのですから、逝くも残さるるもとても悲しいものです。

結局母はそれから9ヶ月余、概ね元気に暮らして逝きました。残された父は更に約8ヶ月後に百歳に

2週間足らぬ年齢で逝きました。

 

両親とも最後まで宮崎の自宅で

主に私と一緒に暮らしました。私が神奈川の自宅に帰る間は宮崎の妹達が訪問してくれました。介護保

険制度を活用して安価に訪問介護、看護teamの世話を受け、高齢者対応マンションで食事は出るので

私は自分の時間も取れ、宮崎市内は殆ど自転車で駆けまわりました。近郊の青島や高岡、更には50km

離れた都城まで青井岳の山道を越えてペダルを踏みました。両親と最後まで暮らした宮崎市での数年間

は私には楽しい思い出です。

 

百寿者の生活の特長は

(1) 多種多様の食べ物を少な目に食べる

(2) 昼間は十分心身を動かして活動する。

(3) いつまでも社会とつながりを持つ。

 

TVの人気番組に「ぽつんと一軒家」があります。山奥の一軒家に住んでいる高齢者は正に上の百寿者の

暮らしをしています。食べ物の多くは自分の畑で作った新鮮な野菜や、コメ、イモ等です。傾斜地を上

り降りして水源地の手入れや山仕事、畑仕事で十分体を動かします。そして山の麓には子供等が住んで

いて頻繁に様子を見に、或いは作業の手伝いに来ます。夏休みなどには孫達も来て賑やかに山遊びをし

ています。その生活は正に百寿者の典型ですね。

都会の孤独

人の多い都会で却って人は孤独です。孤独死はその極端な例です。人身事故と呼ばれる鉄道への飛び込

み自殺も問題の深刻さを示しています。都会人の孤独を如何に解消するかは問題ですね。私が考え付く

のは

(1) 仕事を一生懸命にやる。

(2) 人助けをする。

(3) 地域の活動に参加する。

等です。

 

私の周りにも伴侶に先立たれて一人で生活している例が増えてきました。最後は一人で如何に生きるか

は大きな課題です。

皆様のお考えをお聞かせ下さい。

 

親類の

人の多くぞ

今は亡き

我が故郷に

聳ゆ山々

 

山々は

今も昔に

変わらねど

人のあらざる

何にかはせむ

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

+ 市吉

+ 二十一世紀を楽しく生きよう会

+ HP ;  最後は一人で如何に生きるか

osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++