差出人: OsI
[osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2014年8月10日日曜日 23:38
宛先:
件名: 報告 木質バイオマス活用の事業化研究会
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配信無用の方はお手数ですが返信願います。
生涯豊かに生きられる世界」を提案し研究する会です。研究しながら理想の二十一世
木質バイオマス活用の事業化研究会
8/8に開催された研究会に参加しました。
木質ペレット
これは木を砕いたものをチョークのような形に固めたものです。石油を代替して
木質ペレットストーブは通常の灯油ストーブと使い方は同じです。即ち自動運転
- エネルギーの地産地消
- 林業および地場産業の再生
- 雇用の発生、
- きのこ培養おがくずの再利用
- バイオマス発電にも使用可能; 3万kW,
10万kWなどの大型の例もある。
木質ガス化発電
これは木質チップもしくはペレットを1000度程度の高熱で熱分解し、発生する
既に秩父の元気村で実用化されているものは一般の見学が可能です。
http://www.city.chichibu.lg.jp/menu1480.html
今回紹介されたものの一つは
発電出力 45kW
熱出力 105kW
燃料は木質チップ
燃料消費 45kg/h
秩父の発電所と比較して出力と燃料消費量は大体比例しているようです。
その他の熱機関
その他木質燃料を用いるものにはORCエンジン、スターリングエンジンを使った
小水力発電
また低落差の小水力発電も紹介されました。落差2m, 流量10m^3/sで電気出力
何れも紹介された製品はヨーロッパ製でした。
所感
[1] バイオマス発電、熱併給システムは既存の発電システムより遥かに高効率。
従来の大規模火力発電所も原発も大半の出力エネルギーを熱として無駄に捨てています。効率はどんなに工夫しても高々40%です。それに対して熱電併給システムは総合効率80%にも上ります。
但し、日本の場合、熱利用が課題です。
ヨーロッパの町が小さな地域に住宅が集中しているため地域暖房がし易いが日本の
一つの案として都会の団地に設置する提案がなされました。100世帯程度の団地
熱の利用法の一つとして団地に共同浴場を作ればよいと思います。日本はつい
上の方式は田舎にも適用できます。村の発電所、銭湯、買物センター、集会所、
一人暮らしの老人のためには上記センターに長屋式住宅を建てて其処で暮らして
元の自宅は空家バンクに登録して、若い住民、都会から来た滞在者などに貸せば
[2] 上記低落差水力発電は日本全国何処でも設置可能だと思います。
[3] その他、風力発電、バイオエタノール、地熱発電など日本には自然エネルギーが
になればエネルギーも食料、大半の原料も自給できる国です。
にもそうはありません。
ヨーロッパは本気になっています。秩父のガスエンジンもそうでしたが今回紹介されたのも大抵の機械
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* 市吉 修 Osamu Ichiyoshi
* 二十一世紀を楽しく生きよう会
* Human Network for Better 21 Century
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