差出人:	OsIPortable <osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp>
送信日時:	2015年12月27日日曜日 22:47
宛先:	
件名:	健康寿命を延ばすには; 運動生活

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紀世界を実現しましょう。

健康寿命を延ばそう
日本は世界でも有数の長寿国ですが健康寿命は平均寿命より約10年短い、即ち高齢者
の大半は最後の10年を病床で過ごしています。これは医療、介護費用の膨張を来して
国の福祉体制の維持をも危うくしています。何より本人が不幸ですね。健康寿命を延
ばす事が超高齢化社会において必要不可欠です。

車社会の運動不足
現代人の不健康の原因の一つは明らかに運動不足です。去る九月に母の葬式に来てく
れた近所の方々は殆ど車で来られたそうです。距離にしたら高々数百メートルの所なの
ですが。そして妹が帰る時には車に乗れ乗れと誘って頂いたそうです。田舎では300m先
の所でも自動車で行くそうです。そのせいか私より5歳上の従兄は狭心症を抱えてい
ます。車社会になって日本も米国に似た健康問題が深刻になりつつあるのではないで
しょうか。

生活と一体になった運動
運動不足を解消しようとジムに通う等という事は少なくとも私には長続きしません。
また私はゴルフもした事は無いし、してみようという気も起きません。私の場合は自
転車が一番の足です。今月は宮崎の生協病院に入院している父を見舞いに毎日2回
「通院」しました。片道約10kmあるので毎日フルマラソンの距離を約三週間走破しています。
去る2月には宮崎から都城までの片道50kmを往復しました。青井岳を越える山道ですが
初春の山の空気はうまかったですね。行きに力一杯ペダルを踏んで上った所を帰りに
猛スピードで駆け下るのは何とも爽快です。
運動は生活の一部にならないと長続きしないと思います。人類は自動車の普及した極
く最近まではずっと歩いたり、走ったりして生活していました。私は南アフリカの首都
プレトリアの自然史博物館で豹に咬まれた穴のあいた人間の頭がい骨を見た事があり
ますが原始人にとって走る事は生き残るための基本的手段でした。現在は最早猛獣に襲
われる危険は無いけれども走る事をやめた人間に不健康という災厄が追いかけて来ている
と思います。

頭の運動も重要
うつ病や認知症などの精神的な疾患に苦しんでいる人も増加しています。極論かも知
れませんが、現代人は頭も運動不足ではないでしょうか。私の感じでは原始人は精神的に
は現代人よりも健康であったようです。現代人は職業の文化によって命令する側とされ
る側に分裂が生じてしまいました。幼児には親、学校では先生、会社では上司に指示され
るままに行動する癖がついて自分の頭はすっかり運動不足になっているのではないで
しょうか。それに対して原始人は毎日自分で考えないと生存が困難だったので現代人以上に
頭の運動をしていたと思います。その証拠に日本語は上代に遡る程、文法が確りしていま
す。日本だけでなく大抵の国では詩を書く時には文語、即ち古語を用いているようです。

自然に帰ろう
私は現代人が文明によって自然を忘れている所に多くの問題の原因があると感じてい
ます。何故なら人間が畢竟自然の恵みで生きている事は現在も一万年前も大差ないのですか
ら。人間社会の行き詰まりには近代思想の祖J.J.ルソーが説いたように自然に帰る事が新
たな道を探るのに必要だと思います。そのための一方法として自転車の活用をお勧めしま
す。
 
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* 市吉 修   Osamu Ichiyoshi
* 二十一世紀を楽しく生きよう会
* Human Network for Better 21 Century
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