差出人: Osamu Ichiyoshi
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件名: 二十一世紀企業研究会 ; 無縁社会から有縁社会へ(続)
配信無用の方はお手数ですが返信願います。本MLは会員の紹介により加入する会員の自主研究会です。返信または全員へ返信により意見交換をお願いします。二十一世紀企業研究会とは「人が全国どこでも学び、生涯現役で働ける企業」を提案し研究する会です。研究しながら二十一世紀企業を始めましょう
現在の無縁社会の根源
昔の有縁社会は幕府、藩、屋、村、家が社会の構成単位で個人はそれらの社会組織 に従属する者でした。結婚もたいてい当人の意向も聞かず、親同士で決めていました。それに対する個人の対抗手段は駆け落ちや心中など困難なものでした。
近代では社会組織の内でも圧倒的に国家の力が強まりました。徴兵、教育、産業において国家の管理や統制は帝国主義の根幹でした。
上述の従来社会では個人の自由は制限されていました。アフリカで発生した人類が地球全体に広まった原動力は人間の自由な移動であり、自由は人間の本性であると思います。社会組織による個人の自由の制限に対する闘争は特に近代において激化し今日では先進国においては自由な個人が社会の単位となっています。
自由な個人とは社会的権利と共に義務を有しています。ところが自由の名のもとに権利ばかり主張して義務から逃げているところに現在の無縁社会の問題が由来している気がしますがいかがでしょうか。
義務の無い権利はなく利己的な人には縁も遠のく
のは自明の事だと思います。
戦争直後には数万の戦争孤児が出たが、日本国は戦争中は国民は天皇の赤子であると子供を教育しておきながら、戦争孤児の救済は殆ど行わなかった。
町をうろつく浮浪児に対して大半の国民は自分の生活が苦しかったとは言え、まるで野良猫のように邪魔者あつかいした。戦争孤児に救済の手を差し伸べたのは極く少数の人々だけだった。
そのため戦争孤児の多くはろくに学校にも行けず、苦難の多い人生を歩んで来た。
権利ばかり主張して義務を果たさない利己的行動があらゆる社会問題の原因であると思います。言い換えると原理原則の放棄ですね。小泉元首相は重要方針についても「その時適切に判断します」とよく言っていたし、管首相は唐突に消費税やTPPを持ち出し、また第三の開国などと大仰な言葉が多いですね。小沢さんの問題も人は裁判で有罪が確定するまでは無罪なのだという原則を守ればあんなに空虚な議論に時間を空費することも無かったと思います。
北方領土問題が60年間も何ら進展していないのは日本国政府の無原則、行き当たりバッタリの外交にあります。ロシアは北方領土は戦争で取ったからロシアのものだという明確な主張ですが対する日本は固有の領土一点張りです。日本の立場はロシアの占領は8/15の日本が組織的な戦闘を停止した後であること、日本は平和国家として不当な武力占領は認めないことを明確に主張すべきだと思います。それと今北方領土に住んでいるロシア人についても責任を持たなくてはなりません。北方担当相になればロシア人並みにロシア語がしゃべれる位の勉学が必要だと思います。
冷戦時代にはイデオロギーの過剰を感じましたが、現在は思想の貧困、思考の浅はかさを感じます。車社会では人は足腰が弱り、健康問題を生じていますが、情報化社会では人は思考力が弱っているのではないでしょぅか。
社会の幸福と発展の原動力は縁にあり
幸福な結婚も始まりは他人の出会いであり、新たな企業の始まりもまた縁だと思います。戦後の日本企業を代表するソニーは井深、盛田のコンビがパナソニックは松下幸之助とその親戚の井植敏男、カシオは樫尾父子、5兄弟の縁が新たな企業を始め、世界的企業に成長するのに大きな力を発揮しました。
インターネット時代の縁構築の手段
今日では有縁社会の構築の物理的な手段は手軽に利用できます。現在アラブ諸国で起きている大衆運動の盛り上がりの有用な手段はインターネットと携帯電話だと言われています。
問題は独裁政権を倒した後です。権利ばかり主張して義務を果たさない利己的行動では社会は混乱して発展は停滞します。そこから抜け出すのに結局別の独裁政権が打ち立てられるという事を歴史は何回も繰り返してきました。
直接民主制をめざそう
間接民主制とは権利ばかり主張して義務を果たさない利己的行動の圧力団体の力のバランスの上に成り立ちます。そこでは如何に欺瞞が多いかは歴史と現在の政治状況が示す通りです。間接民主制では政治は一種の人気商売に堕落しているのではないでしょうか。選挙民に耳障りの良いことばかり言って、都合の悪い事は隠しています。大半の政治屋は詐欺師にも等しいものだという気がします。一人を騙せば犯罪だが万人を騙せば英雄になる。
直接民主制では権利ばかりでなく義務も自分にかかるのは自明の事です。現在の日本の財政赤字問題の解消は間接民主制では解決不可能なことは明らかになっています。その解決は国民が自ら引き受ける以外には存在しません。即ち直接民主制です。
以下ご参考
市吉 様
撫順の奇蹟を受け継ぐ会神奈川支部の松山です。
今年も[市民フェア2011]への参加企画として下記の通り証言集会を
開催します。
どうぞご参加ください。
証言集会のチラシです。
http://docs.google.com/viewer?url=http://kanagawa.uketugu.org/uketugu-kanaga
wa/leaflet/20110312.pdf
今しか聞けない!(「市民活動フェア2011」参加企画)
<2日間連続>神奈川証言集会
資料代 500円(学生は無料です)
<日時>(初日)
3月12日(土)13時開会(11時00分よ
りビデオを上映します)
<場所> かながわ県民センター305(横浜駅から徒歩5分)
http://homepage2.nifty.com/siminkatudoufair/
<証言>:「私の戦争体験と、若者たちに語り遺したいこと」
<証言者>:坂倉 清さん(90才:中国帰還者連絡会会員)
<助言者>:高柳美知子さん(「人間と性」教育研究所所長)
<解説者>:姫田光義さん(中央大学名誉教授・撫順の奇蹟を受け継
ぐ会代表)
・千葉県の貧しい農家で育ち、下級兵士だった坂倉さんは中国山東省
、命令の趣くままあらゆる残虐行為に手を染めてしまいました。自
らが手をかけた中国人被害者への供養と反省のために死ぬまで証言を
続ける、と仰っています。
<
上映します)
<場所> かながわ県民センター 11階コミニティカレッジ1(横浜駅から徒歩5分)
http://homepage2.nifty.com/siminkatudoufair/
<証言>:「帰国後の後半生を語る」(撫順戦犯管理所から帰国54年)
<証言者>:絵鳩毅さん(97才:中国帰還者連絡会会員)
<解説者>:石田隆至さん・張宏波さん(大学教員)
・間もなく98才を迎えられる絵鳩さんは、5年間の軍隊生活の内4年
間を中国での戦 争を体験して、北朝鮮で敗戦を迎えました。その後、
シベリアへ5年間抑留され、さらに中国に移管されて撫順戦犯管理所に
収容されました。今回は、「帰国後の後半 生を語る」と題して、は
じめて帰国後の54年間のお話をしていただきます。
*高齢の証言者の体調の事情によってはビデオ証言とさせていただく場
合もあります。
<主催> 撫順の奇蹟を受け継ぐ会神奈川支部(連絡先 松山 046-
871-4263)
市民活動フェア2011とは
場 所 かながわ県民センター
「市民活動フェア」は、かながわ県民活動ボランイィアセンターを主とし
て活動の拠点として活躍している、市民活動に関わる方々の「お祭り」で
す。
2011年3月の開催で14回目を迎えます。(受け継ぐ会は5年前から
毎年参加しています)
主催 市民活動フェア2011実行委員会 協力 かながわ県民活動サポート
センター
市民活動フェア2011には53団体(12/17現在)が参加しています。
場所:http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/02/0051/center/access.html
お知らせ
森達也さんも参加された11・7集会のときの支部情報、およびインターネ
ットサイトの記事を紹介します。
どうぞお読みください。
「人が人を虐殺する機械に変わる瞬間」と題して、神奈川支部が昨年開催し
た11・7証言集会について、森達也さんの記事が下記のサイトに紹介され
ました。「ビジネス社の情報サイト・リアル共同幻想論」です。
おおぜいの目にとまっていることと思います。
http://diamond.jp/category/s-mori
「第19号神奈川支部情報」(絵鳩さん証言)です。
http://docs.google.com/viewer?url=http://kanagawa.uketugu.org/uketugu-kanaga
wa/uketugu-kanagawa/news-19-2.pdf
「第20号神奈川支部情報」(森達也講演)は添付します。
撫順の奇蹟を受け継ぐ会神奈川支部 松山英司
連絡先 TEL/FAX 046-871-4263 アドレスkan.mat.hid@tbc.t-com.ne.jp
神奈川支部HP http://kanagawa.uketugu.org/
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市吉 修
*
二十一世紀を楽しく生きよう会
* URL;
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
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