差出人: Osamu Ichiyoshi [osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]

送信日時: 2010718日曜日 0:34

宛先:

件名: 二十一世紀企業研究会

 

配信無用の方はお手数ですが返信願います。本MLは会員の紹介により加入する会員の自主研究会です。返信または全員へ返信により意見交換をお願いします。二十一世紀企業研究会とは「人が全国どこでも学び、生涯現役で働ける企業」を提案し研究する会です。研究しながら二十一世紀企業を始めましょう

 

IPSTARの事業

現在まれに起こるので従来故障率として物の取替えで対応してきた問題に取り組んでいます。というのは日本では電話網の地域拡大にも用いられるためインターネットよりも格段に高い信頼性が必用なこともありますが他方では信号伝送技術の専門家が社内に居なかったこともあります。偶々私は信号伝送技術の専門なのでこの問題に気づきその原因を系統的に追究しながら関係者に色々注意を喚起したところ社内的にもこの問題が一般に認識され重点的に解決に当たっている所です。

 

専門家と素人の違い

それは素人は問題の発生を嫌がるのに対して専門家は問題の発生を決して嫌がらない事でしょう。私はお客に問題が出たら直ぐに連絡して欲しい、苦情は歓迎ですと言うと大概の人は驚きます。お客の苦情は問題発見の有力な取っ掛かりになります。それは私の手間を大幅に削減してくれます。

 

いかなる問題も正しく把握すれば必ず解はあります。仮に解が無いことが確立すればそれは新たな広大な分野への道が開けることになります。科学史上では五次以上の代数方程式の解の公式の存在しないことの発見は群論という広大な数学への入り口でした。その他Goedelの不完全性定理などは人間の思考の限界について深い示唆を与えています。日本の時計メーカはスイスのメーカにどうしても勝てないという認識が全く原理の異なる水晶時計の開発につながりました。

 

発明

今あるものは過去の発明なり

あり得るものの実現は現在の発明なり

あり得ざるものの実現は未来の発明なり

 

解より先に問を求めよ

問題の発見と定式化が人間の思考力が他の動物と根本的に異なる点だと思います。学校ではおおにして問題は先に与えられるものであるという認識が定着してしまいます。思考力の本源的な要素は問題の発見ですが実はこれは万人に備わっています。それは苦痛の感覚です。人は誰でも苦痛や苦悩は避けたがりますが実は苦痛や苦悩にこそ問題の発見の糸口があります。問題の正しい把握、その定式化には専門的な知識が必要になりますので学ぶことの目的はまさにそこにあるのではないでしょうか。

 

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*  市吉 修

*  二十一世紀を楽しく生きよう会

* URL; http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/

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