差出人: OsI [osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2013年12月23日月曜日 0:08
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件名: 年末に思う;人間について
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今年も何人かの年賀辞退の便りがありました
即ち家族に亡くなった方があったわけです。春には同級生の一人が死亡したので弔電を打ち「人生は重荷を負いたる旅のごとし、今荷を降ろして君や如何ならむ」と書きました。後日妹さんから手紙を頂き「人は死ねば何処へいくのでしょうか」と質問を受けました。それに対して私は「亡くなった人は元来たところに帰ったのではないでしょうか」と回答して次の詩を添えました。
生前死後
生まれる前は何処にやある
何処にもあらず、何処にもある
命を受けてぞ一個体となる
死して後は何処にか行く
何処にも行かず、何処にも行く
命を返して無辺に帰るなり
それ以来便りはありませんので幾らか納得して頂いたのだと思います。
人間の特長
何年か前に拙著「ガクモンのススメ」で人間特有の事として「人間は交換する動物である」と提議しました。それに加えて「人間は墓を作る動物である」と言えるのではないでしょうか。墓の意味は「先祖を忘れない」という事だと思います。古事記を読むと先祖の名前は真っ先に忘れられますが、その事跡は長く記憶されるものである事が分かります。同時に文字以前の記憶は変化しやすいものであったとも感じられます。文字の発明によって人間の経験が保存され、知識が積み重なる事により技術や学問が発展して来ました。
過去を無視しては未来の発展は無し
二千年以上前に中国の孔子は「温故知新」という事を教えました。如何に不愉快な事であろうとも過去は確り保存して未来に活かす事が必要だと思います。この点で安倍政権が強行可決した特定秘密保護法は有害だと思います。何が秘密か政府が指定し、保存か破棄かを政府が決める事が問題です。公の政府が為した如何なる事も消してしまってはなりません。それは現在の国民ばかりでなく後世に対して無責任というものでしょう。
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* 市吉 修 Osamu Ichiyoshi
* 二十一世紀を楽しく生きよう会
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