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送信日時: 平成 22年1月31日日曜日 0:42
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件名: 二十一世紀企業研究会
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二十一世紀企業研究会とは「人が全国どこでも学び、生涯現役で働ける企業」を提案し研究する会です。研究しながら二十一世紀企業を始めましょう
財政赤字をどこまで続けられるか
日本の公的財政赤字は来年度末には973兆円になると言われています。私の記憶では約5年前に600兆円台で昨年が800兆円台でした。当時野党のだった民主党の管氏が財政赤字問題で政府を鋭く追求していたのを思い出します。今その管氏が国家戦略兼財務大臣で44兆円の赤字国債を発行して92兆円の一般予算を組もうとして
います。この分だと2年後には一千兆円を超えることでしょう。
国税収入は40兆円そこそこで国債の償還費が固定的に20兆円発生するので正味の収入は20兆円しかないのに92兆円の一般予算を組むなどということがいつまても続けられるはずはありません。
国債を買う国民も私の理解できないところです。預金よりも利率が高いので買うのでしょうがその返済は結局は増税か貨幣価値の下落によって解消するほかはないのでそれと知らずに国に献金しているようなものだと思います。
新たな国民経済の提案
[1] 健全財政の原則は守る。
税収が40兆円で国債償還費が20兆円なら自由に使える予算は20兆円しか無いのは明らかです。
[2] 支出は国民の福祉を最優先する。
国家は国民の福祉のためにある。これは民主主義の原則だと思います。従って国民の福祉を最優先にするのは当然です。年金、医療、安全、自由で平等な社会の実現と発展が民主国家の存在意義だと思います。
[3] 新たな行政方法
(1)公務員の給料体系の見直し
予算が1/2以下になるのですから当然支出もそれに見合った額に減少せざるを得ません。ただしその場合に下の給料は削らず上を削ります。従来のように「地位に見合った給料」ではなく「生活するのに十分な給料」を原則として公務員の給料体系を全面的に見直すべきです。その観点から上は年収1,200万円もあれば十分です。
(2)行政方法の見直し
給料体系が最高と最低が高々3倍くらいしかないようにすると共に地位もせいぜい3階層に簡素化します。担当、主任、主幹です。自衛隊では士、長、司令の三階層になります。主幹と司令の上は大臣、すなわち国民の代表になります。各階層は固定的なものではなくプロジェクトや計画、作戦ごとに柔軟にチームを編成して行政を行います。
[4] 新たな事業方法の開拓
現在大学、高校の卒業生の就職難のため就職活動のため落ち着いて学業に集中できない問題が深刻です。これは従来の事業方法が限界に来ていることを示しているとおもいます。歴史を振り返ると関が原の戦役以来武士の仕官先は激減して浪人問題が深刻化しました。大阪の陣の原因は浪人問題であったと思います。同様な問題は明治維新の時に士族の失業問題として深刻化しました。こちらは西南の役で一応終結してそこから新たな社会への道が開かれました。現在は従来の会社に就職する、しかもてきるだけ大企業に入るという過去半世紀の仕組みが限界にきているのだと思います。ここで発想を変えて従来のように工業、会社ばかりでなく介護農林漁業などの分野に範囲を広げ働き方も個人事業、組合、企業組合等への就職や自立も検討したら良いと思います。第二次世界大戦直後の困難に比べたら現在の困難は何でもありません。インターネットを始めとする高度に発展した現在の情報通信網は人が連携して事業を行うための普遍的な場を与えていると思います。
[5] 問題の発見と解決、楽しみの発見と提供
事業とはこの二つに尽きると思います。現在自分はどんな問題を抱えているのか、地域にはあるいは日本全国、世界全体にどんな問題があるのか考えることが始まりだと考えています。
問題を楽しむ
くよくよと思い煩う事なかれ、
くよくよするだけ損なれば
いかなる問題にも解がある
よくよく問うて問題をたてよ
問題の解を求めて楽しまむ
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市吉 修
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二十一世紀を楽しく生きよう会
* URL; http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
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