時間 |
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地点 |
22:22 |
春日市 |
JR春日駅 |
今回は一人で歩くこととした。金曜日と月曜日に休みを取り、土日を含めて4日間で歩けるだけ歩こうと決めた。
荷物はできるだけ軽く、A4サイズが入る肩かけカバンに入るようまとめた。ノートパソコンも持って行こうかと思っていたが、抱えて歩くのはきついし、雨で濡らしてこわしたら元も子もないのでやめた。蓮さんからは、心配だからと防犯ベルを持たされた。
早起きする自信がないので、木曜の夜に出て、金曜の早朝臼杵に着く計画にした。。 |
22:50 |
福岡市 |
JR博多駅
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博多駅で特急ドリームにちりんに乗換。ワクワクするp(^-^q=p^-^)q
寝台ではないけれど、自分は温かければどこででも眠れるので、座席で眠るのは苦ではない。眠ることが前提の列車なので、女性専用車両が設けてあった。
到着時刻前にPHSのアラームをセットして眠る。
あっと言う間に臼杵駅につき、ぼんやりした頭で下車。夜間はアナウンスもほとんどないので、自分でしっかり起きないと乗り過ごしてしまう。 |
04:06 |
臼杵市米山 |
JR臼杵駅
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まだ眠たいし、暗い中歩くのもどうかと思われ、駅の待合室で1時間ほど仮眠を取った。さすがに寒いので、眠れたか眠れないかわからない程度の眠りの深さだったけど、いきなり歩き出すよりましかと。駅の時刻表で、各駅の停車時間を書き写していく。ネットでも調べられるが、到着時間や出発時間に幅がある場合は、冊子版の時刻表の方がやはり見やすい。 |
5:25 |
臼杵市畳屋町 |
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駅でゆっくり眠れるわけでもないので、散歩でもするか、と駅を出てみたものの、真っ暗。新聞配達の人や猫ぐらいしかすれ違わない。店のウインドウにおひなさまが飾ってあったのでそれを写してみたり。家がない人が町をさまよう気持ちって、こういう感じかなぁと思ったりして。 |
6:24 |
臼杵市二王座 |
二王座歴史の道
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少し空が白んで来た。石畳が雨に濡れて美しい。
前回夜中に辿った道を歩いてみる。
今回は早朝で、いつも人がいないような時間帯に来ているけど、昼間はもっとにぎやかなんだろうな。 |
6:57 |
臼杵市臼杵 |
バス停 |
8:30に開店するお店で朝食をいただこうかと思っていたけど、それまで待つのもちょっと長い気がしたので、予定を変更して、おともだちのこずりんからいただいたフランスのチョココンテスト優勝というチョコレートバーと缶コーヒーを朝食にいただいて、早めに出ることとした。 |
7:07 |
臼杵市臼杵 |
臼杵城址 |
城跡の上には公園と護国神社がある。ジャングルジムがあったのでそれに登って、進行方向を地図と照らし合わせて確認した。
「新臼津トンネルはどのあたりかな〜?}とか。 |
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臼杵市 |
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臼杵城跡を降り、裁判所前や検察庁前を通り、217号線に入り、さらに新臼津トンネルへ向けて坂を登っていく。やっぱり街と街の間のトンネル近辺はさびしい山道が多い。
まだまだ朝のうちなので元気に進めるけど。 |
8:28 |
臼杵市内畑 |
新臼津トンネル |
今回はトンネルが多いということもあり、九州一周の先輩、あんやんさんのアドバイスに従い、懐中電灯を持参した。前日に近所のミスマ(ミスターマックス)でにわかに購入したマグライトの小さいものだけど、なかなか役に立った。照射範囲を広くしたり狭くしたりできる。歩くにはそう重いものは持っていきたくないし、ポケットにも入るサイズなのでちょうどよい。 トンネルは思ったよりは照明もあり真っ暗ではなく、危険に感じるほどの狭い歩道ではなかったので、少しほっとした。しかし、1キロ以上あるトンネルなので、気合を入れて歩き始めた。
途中、車が横付けしてきて窓を開けて話し掛けられたので「ギャッ!」と叫んでしまった。「トンネル出るまで乗っていきませんか?」と、どこかに作業に行くらしき30代ぐらい男の人だったが、知らない人の車に乗っちゃいけませんと言われているので、「だ、だいじょうぶですっ!!」と断った。びびった。 「んもう〜。びびった〜。」と思って歩いているうちに、光が射してきて出口についた。 |
9:02 |
津久見市上青江 |
石井農場
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あんやんさんから、寄ってみてはどうかと教えてもらっていた、トンネル出口すぐ横のみかん販売所に寄った。みかん食べたいなと思い、例のごとく、何個も持っていくのは重いから、「1個だけ売ってもらえませんか?」とおばあちゃんに言うと、「1個だけなら、やるよ。(タダで)」と言われ、ただでいただいてしまった。しかも小さい試食用のようなみかんとぽんかんをあわせて5個も。
さっそく店の中の椅子に腰掛け、その場でみかんを食べながら、「今日は臼杵から歩いてるんです。」云々と話していると、「学生さん?」と言われた。大学生としたら8歳ぐらい若く見られた?と思い、ちょっと浮かれてみたが、ありえない。たぶん、平日朝っぱらから無駄に歩いている→まっとうな社会人じゃない→学生という連想からか。お孫さんが福岡の西南女学院に通っているらしく、孫と同じくらいかと思った、と。孫のお母さんは働きに出ているので、ばあちゃんが店番をしている、と言っていた。 |
9:04 |
津久見市上青江 |
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トンネルを出ると風景というか雰囲気が一変する。津久見市はみかんとセメントの町のようである。すぐ右手には大きく削られた山が目に入り、左手には斜面にみかん畑が並んでいる。坂道を下り、津久見の中心地へ近づく。道の上に太いパイプラインが走っている。 |
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津久見市門前町 |
ローソン |
トイレ休憩と情報収集のためにローソンに寄る。地図や旅行情報誌を見ていたら、上浦町には塩湯ってのがあるらしい、ふむふむと。どっかうまい店はないかとチェックしたけど、津久見駅近くの郷土料理の琉球(まぐろ料理)が食べられる店は要予約らしいのであきらめた。駅近辺でウロウロして探そうかと決定。時間に余裕もあるので、予定していた大友宗麟の墓地を目指した。 |
10:42 |
津久見市成守 |
大友宗麟墓地
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住宅街を進んで少しだけ登ったところに宗麟の墓地がある。こまめに案内看板が出ているので迷うことはない。
宗麟の墓地は建築家の磯崎新さん設計の西洋式墓地である。宗麟はキリシタン大名だったので、洗礼名のフランシスコを表したFCOの文字が入ったあのおなじみの印もちゃんと墓碑にきざまれている。
自分は墓なんていらない(死んだら灰なので、骨を海じゃなくて、下水に流してもらっても平気)と思ってるけど、建築家かデザイナーがしゃれたの作ってくれるなら、あってもいいな〜。
説明を見ていると、あの大分市の公園に銅像建てまくってるあのマリンパレスの社長の名が。銅像好きなのねぇ・・。たしかに、銅像あると見ちゃうけど。
墓地から少しあがったところに展望所があり、そこでしばし、みかん休憩。 |
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津久見市中田町 |
第一文具店 |
ローソンのトイレに傘を置き忘れたらしいことに少し前に気づいた。ローソンまで取りに戻るのも面倒なので、文具店により、黄色と赤の2本しか売ってなかった折りたたみ傘の黄色いほうを購入した。黄色だと目立って交通安全にいいかなと。 |
11:45 |
津久見市中央町 |
津久見駅 |
昼食どころを探すため、少し戻るカタチで津久見駅を目指す。
津久見駅には観光案内所があったので、そこの職員さんに昼の食事処のマップがないかと尋ねると、目的ぴったりの「つくみランチマップ」がもらえた。マップをもとにふらふらと掲載されている店を縫うようにチェックし見て回った。 |
11:59 |
津久見市高洲町9-8 |
割烹かわ村
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やっぱり海鮮丼にするかと、店構えもきれいな「割烹かわ村」に決め、入った。
入り口すぐ横の座敷に上がり、注文した丼が来るまで、地図をチェックした。イクラや貝、マグロなどがこんもり乗っていて、茶碗蒸し(好物)に吸い物、デザートまで付いて、1,000円は買い。
め〇や丼の四角いネギトロ(たまに凍っている)が乗ったネギトロ丼とは大違い。 |
12:57 |
津久見市中央町20-5 |
ビスキュイ |
ランチ場所探しのときに通った洋菓子店により、途中どこかで食べようと、いちごクレープを購入。コンテストの盾やらいっぱい置いてあって、ケーキもおいしそうで美しい見た目のものが並んでいたけど、さすがにケーキは持って歩くにも食べるにも大変なので、クレープにした。 |
13:37 |
津久見市千怒 |
椎茸翁石碑
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椎茸の人工栽培を始めた人の石碑があった。
翁の教えを受けた人たちは栽培法を広めて「豊後の茸山師」と呼ばれ、四国、中国、九州各地に出て行き、その成功者は津久見でみかん栽培を始めたらしい。ここから217号線はJRから離れ、ぐにゃりと海岸沿いに迂回する。 |
14:13 |
津久見市千怒 |
ドリームフューエルセンター |
とにかく、この道、ドリームフューエルセンター以外なにもない道。
地図を見た限りでは海沿いの低いところを行くのかと思っていたけど、けっこう高さもあるので、歩くのも大変だった。天気がよければそれでも気分よく歩けたろうが、雨のなかを傘さして一人黙々と歩いていると、途中、何やってんだろう自分・・ってネガティブな気分にもなってくる。
あ〜、下〜の方に海が見えるよ〜。(゜ーÅ) |
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津久見市日見 |
日見墜道 |
ここも一人だとツライ古いトンネル(400mぐらい)だったが、幸なことに工事中で、工事の警備の人が入り口から出口まで一緒に歩いて先導してくれた。ほんとに助かった。トンネルではなく「墜道」って名が付いているところはまずかなり古いと考えて間違いないようだ。 |
14:43 |
津久見市福良 |
日代駅付近 |
日代駅で終わりにするか、浅海井駅まで歩くか迷った。まだ時間があるから、もう一駅進むか、と決め、さらに先を目指した。 |
15:41 |
上浦町浅海井浦 |
里の駅 上浦
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海に面しているため、イルカの遊具などが並んでいる。館内で塩湯までの距離をチェックすると1〜2キロはありそう。今から行って、入浴して浅海井駅まで戻る頃には日が暮れてるしな、暗い道歩くのは危ないし・・と迷い、今日の歩きは浅海井駅までと決めた。 |
16:01 |
上浦町浅海井浦 |
豊後二見ヶ浦
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豊後二見ヶ浦に寄ってみる。
学校の敷地のすぐ横に出ていて、いまどき普通に(門とか塀とかなくて)学校の敷地に入れるのも珍しいなと思った。
晴れていれば、あの間から翌日朝日を拝めたかもしれない。 |
16:33 |
上浦町浅海井浦 |
浅海井駅 |
予め、津久見市内のビジネスホテルを予約していたが、民宿を見つけたので、わざわざ津久見に戻るよりも、ここの民宿に泊まる方がいい(次の日もわざわざ津久見からここまで列車に乗らないでいいし)と思い、列車の時間も迫っていたしPHSが圏外だったので、浅海井駅の公衆電話から民宿に今から泊まれるか問い合わせた。夏限定とかかもしれないし、と不安だったが、OKの返事。夕食は時間があればできるとのことだったので、夕食付きでお願いして4〜5分後には着くと返事して、民宿タンポポへ急いだ。 |
16:40 |
上浦町浅海井浦 |
民宿タンポポ
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なかば引きずるように歩いていた足はパンパンになっている。靴を脱いであがったら、靴下に穴が空いていた〜。恥ずかしい〜。(*´ー`)
ばれないように部屋まで上がっていった。
清潔で新しい感じの部屋で十分満足。上がってすぐにお茶とお菓子(マロングラッセ)を出していただいて、一息着いた。途中休憩する場所などなかったので、そのまま持って歩くことになったクレープを食べた。甘くて苺が入ってて、苺ソースも生クリームもおいち〜。
お風呂に長め入り、疲れた体を癒す。足の裏を見ると大きな水ぶくれができていた。靴が大きいので足に合っていないうえ、雨で濡れたまま歩いたのも原因だろう。そのままにしている方が痛くて歩けないので、ハサミでつぶした。歩きやすい靴買わないとな〜。 |
18:40 |
上浦町浅海井浦 |
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そうこうしている間に夕食が運ばれてきた。お魚盛りだくさんで贅沢ぅ〜。刺身に煮付、生牡蠣のおろしポン酢に、牡蠣の吸い物、魚のから揚げなど。
初めて食べる「カメノテ」も出てきた。その存在は知っていたが本物はけっこうグロテスク。本当に亀の手みたい。蓮さんなら絶対に食べられないって言うだろうな〜。
津久見のビジネスホテルより、ここの民宿にして正解だった。実は津久見を歩いたときにチェックしたけど、イマイチな雰囲気だったし。
部屋食だし、料理はおいしいし。
早く寝ようと思いつつ、テレビで「日本アカデミー賞授賞式」を見てしまった。下妻物語とか、セカチューとか観たよなぁと。 |
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歩いた距離 |
29km |
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歩数 |
58,000歩 |