初心者からの囲碁日記


碁会所編

碁会所編・8
気持ち回復
 

碁盤を買ってもらったことで、なんでもいいから並べてみたくなる。
ヒカルの碁のキャラクターブックの棋譜を見ながら、石を並べていく。もっとも、石の数が多くなると(例えば)「えーと、白62ってどこ?」と本の中から探すのも大変。いつになったらスムーズに並べることができるようになるのやら。

NHKの囲碁トーナメントを見ながら並べてみることに。今までもなんとなく見ていたけれど全部を通 して見たことはないのです。
打ちながら見ると、真剣味もちがってくるかしら・・・と思っていたのですが、真剣に見た所でやっぱりわからない。
自分で考えながら打つのはあきらめ、(だめだこりゃ)ただ見たままを何も考えずに並べていくことにした。

これでいいのか分からないけど。まあいいか。

碁会所へ行くと、そこそこ人がいる。大体いつものメンバー?
「さて、誰と打ってもらうことにしようかなあ。」B先生が言うと、横から突然「じゃあ、打とうか」の声が。見るとA先生がいた。
いつものことですが、ちょっとびっくり(気配を消しているのかなあ? 先生・・・それじゃ忍者だ)。 何週間かぶりに、A先生と5子置きで打ってもらうことに。(13路盤です、もちろん)

「どう? もう相当強くなったんじゃない?」
ひえ〜。そんなことありませんってば〜。

でも今日はちょっと不思議なことに、家を出てくる前に並べていた感覚の余韻が残っているみたい。あまり迷ったり無理に囲みにいったりしないで打てる。自分でこういう打ち方ができるとは思わなかった。(でもまだヘボいのだとは思うけど)

子供と打ったあとは、打ち方が引きずられて落ち着かない打ち方になってしまうし(後々まで、しばらく余韻が残ってしまうし)、なんだか影響されやすい? 暗示とか催眠術とかにあっさりかかってしまうタイプかなあ?

終局すると、負けはしましたが(当然だ)「ずいぶんとしっかり打てるようになってきた」とほめられてちょっと照れる。
もちろん問題点も指摘してもらいました。白は序盤中央に石を集め、封鎖しながら黒が薄い左上を「狙ってた」のだそうで、中央の白を攻める前に左上に三々に打って守る必要があった、のだそうです。

「攻めることだけじゃなくて、守るタイミングがわかるようになると、もう一歩強くなれるね」と言われたけど、そこに気付く(そして守れる)ようになるためには、どれだけかかることやら。


「最近ゲームでは遊んでいるの?」イキナリ先生、何を言い出すんですか!?
「えーと、たまには。」某掲示板で書かれていたことを思い出し、ちょっと言ってみる「すごく変な手を打つらしくて、『そんなので遊んでいたら上手くならない』なんて言われたという人がいまして、ちょっと気になっているんですけど。」
「でも、まだ時々負けるでしょう?」
「はい。」(その通りです。・・・けどなんで分かるんだろう)
「じゃあ、全然問題ないと思うよ。ゲームだからって、気にする必要はないでしょう」

なんか、すごく柔軟。ヒカ碁も知っていたし、GBAも遊ぶのを奨めてくれているような感じだ。ゲームでも何でも、打っていけば分かる、というような感じ、かな? むしろ、相手にならないってくらい強くなるまでは打っても大丈夫、がんばりなさいって意味で言われたってことでしょうか。
そういえば「強いゲームなんて見たことないよ」なんて言っていたことがありますが、一通 りゲームなんかも試しているのかなあ? へえ〜。ちょっと意外な感じ。 高段の方とか、年輩の方とかって、そういうの否定しそうな気がしたのですけど。

人によってそれぞれってことなのかなあ。

ふとテレビを見ると、プロの対局をやっていた。
なんか若いなあ。「あ、今年プロになった大阪の子だ。」
どうもなんか終局っぽいけど、こんな時間にやっていたのか。
テレビを見ていたおじさんが(またおじさんって言う。あとで訂正することになったらどうするんだ)「張栩ってすごいよ。ここ。」と言う。見ている方も(解説の棋士も)気付かなかった死活が見えていたのか、と驚いていた。

「彼は死活の天才だなあ。」(詰碁の天才って言っていたかなあ)
そんなにすごいのか。(分からないけど、私には)

テレビを見ていたもう一人はいつぞやの高校生(勝手に決めつけている)じゃないか。
「じゃあ、3子置いて打ってもらって。」
先生に言われて、その子と打つことになるが、さ、3子? いくらなんでもそれは少ないんじゃ・・・(この間は5子で打ってもらったことだし)

がんばりましたが大敗。
「もうちょっと打つと思ったんだけどなあ。」(ひえー。)
「3子じゃあ無理だったか。5子置いてもう一度打って。」

5子だと勝てました。

そしてYさん、Tさんと続けて打ち、その日は帰宅。

自分が暗示に弱いことを発見した私は、棋譜を積極的に並べてみようと思いました。
その余韻のまま対局することにしよう。
そうすればちょっとは・・・

でもまだまだかなあ。

 
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