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ハクシュのお返事の補足ページ

(今後も質問が来そうで、且つ、激しく長文になるものを載せてみます。)

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・補足ページ・

6/22 <エダハの闇穴の中の生存者の扱い>

 操波による封穴を行った場合、完璧にやれば中の人間には何の負荷もかからないです。闇穴だけを取り除き、外に出られないレベルの大半の魔物も闇穴が消える事によって消滅します。ですが、いつもそれを出来るとは言えません。負荷とは「意志の力」によるもので、強ければ耐えられる、弱ければ消えてしまう、という例の事ですが、弱い人間は封穴で消えてしまう可能性があります。封穴には「闇穴の中から救助出来ない少数は、見殺しにする」という汚点が常について回ります。中央神都では、トーツァイラが炎を使って、闇穴の到達地点から人を遠ざけましたが、神殿側から見れば、手荒でも有難い判断だったと言えます。

 今回のエダハの闇穴は、発生から2〜3時間が経過していて、不意打ちを食らった人間が「意志」の力に対抗出来る制限時間(平均的に、0〜数分)を大幅に超えました。一方で、闇穴は半径200m程度なので、意志が強く闇穴に負けなかった人間なら、這ってでも自力で外に出られる位の時間が経過してます。そもそも闇穴は時速300〜500m程度で移動している(半日で町を半分壊す、をその位に定義してます)ので、生き残ってはいるが何らかの原因でその場から動けないとしても、1時間耐え抜けば闇穴は通り過ぎて行きます。しかし移動ルートにより1時間以上闇穴の中にいる人、また新たに巻き込まれる人もいます。それでもパズル達もしらみ潰しに探したので、そういった人達を見逃した数は少ないと考えたいです。

 また、魔物がハレイシによって意図的に増幅されてた(死がいをたくさん運ばせた)ので、闇穴の中で魔物が飽和するのも早く、既に人間のいる隙間が無い程の数になっています。並の人間が、それらに勝って生き残っている確率は限りなく0に近いです。

 そういった、ある意味良い事情とどこまでも悪い事情を総合的に見て、闇穴の中に人間はもういない、と判断してます。でも100%であり得ないところが難しいです。ここは特に「理由」がたくさん必要な箇所で、台詞を短くして一面から述べただけでは、人の命を軽く見たり、闇穴の威力を軽く見たり、という事につながってしまいます。あえて一切の説明をすっ飛ばして、雰囲気で味わって頂く事にしました。


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