第14話イメージイラスト



ロイナスとアクロでウォーク争奪戦をやってるあたりで、
トップに飾ってました。中々好評でした。

ロイナスは、容姿に特徴が薄いのと、
他と比べると性格が素直なせいで、埋没しがちでした。
特にこのパートでは、アクロと対等に渡り合う(直接対決はしてませんが)
必要があったので、描写は一苦労でした。

元ネタは、高校生の時に小説にしてたもので、
逃走したウォークを、パズルとロイナスで追いかけまくり、
ロイナスは時間切れで連絡先だけ残して帰ってしまう。
その後何だかんだあって、
トーツァイラがキレて、ウォークを魔術対決でシメる、という話でした。
(現在のレベルだと、トーツァイラをキレさせるなど、危なくてとんでもないです^^;)

昔はアクロがいなかったので、ロイナスの独壇場でしたが、
今のバージョンでは、正直、頭脳でもインパクトでも格上のアクロと、
どうすれば互角に見えるのかと悩んでました。

そいういう訳で、このイラストは、言わば、
ロイナスの迫力底上げキャンペーンの一環でした。
後ろから、主人公のパズルを頑張って威圧しています。
本当の敵はアクロです(笑)

さらなる余談ですが、
ロイナスで頑張り過ぎたせいで、ロインズ王子のハードルが
ぐんぐん上がってしまった事も否めません。

古いバージョンのロインズ王子は、もっと悲劇寄りで、
今と違う意味で何考えてるかよく分からない、いい子ちゃんでした。
高校生の考えた「完璧過ぎる王子」は、あまりにもろかったので、
本編でロイナスを描きながら、脳内の王子像にも、
微修正を重ねていってました。

結果、話の内容はほとんど変わらないのに、
こんなに違うものかと思う程の、強力な王子が出来上がりました。
一言で言えばトーツァイラとも似たタイプなのですが、
「迫力をもって堂々と後ろ向きに進んで行く」感じの人になりました。
トーツァイラとの区別は、「私」に生きる者と「公」に生きる者、
の違いだと思います。

イラストの話から随分脱線してしまいました^^;