お客様からのお問い合わせで最も多いものが、「コーティングはどのくらいの期間もちますか？」
というものです。
そして、「よく他店にあるような何年保証というのは付かないのですか？」
という質問もよくあります。
まずはこれらの質問に対する当店としてのお答えから。
「コーティング剤のもち」は、保管・使用・メンテナンス状況によって大きく変わってきます。
その期間はおよそ半年から２年くらいで、平均すると１年前後ということになります。
また、当店では「何年保証」というものは特に付けておりません。
ここまで読んで「な〜んだ」と思われた方、是非とも以下もお読みください。
私も１０年ほど前から自分や家族の車、時には友人にも頼んでいろいろなお店で磨き＆
コーティングを施工してもらっています。
そのほとんどが、いわゆる「何年保証」をうたっているお店です。
そういうお店で施工すると、必ず「保証書」というものを手渡されます。
そこで疑問がわきます。
えっ、「保証書」？ 何の？ コーティング剤のもつ期間の？
＞いーえ、違います！ コーティング剤が塗装面に定着している期間、
つまり、コーティングのもつ期間ではないのです！
では何を「保証」するの？
＞塗装面の「光沢度」です。
コーティング剤が定着している、していない、ということには一切関係ありません！ というより
コーティング剤がまだ塗装面に残っているかどうかを数値として判別できる計測器などありません。
施工後1年経って、明らかにコーティング剤の効果がなくなってしまった場合でも、光沢度計を
使い「保証書」に明記されている６０とか７０とかいう「光沢度」があれば保証の範囲内ということ
になります。
ちなみに、光沢度６０〜７０という数字は、ごく一般的にメンテナンスをされているお車でしたら
素のままの塗装面でも出る数字です。
また、ただし書きとして「屋外駐車の場合は除く」とか「1年ごとの有料メンテナンスを受けた車
に限る」などと書かれた「保証書」も多いです。
ここまでお読みいただければ、勘の鋭い方には私が何を言いたいのかを理解していただける
と思います。
そうです！ 一度塗っただけで3年も5年ももつコーティング剤など現存しないのです。
「何年保証」ということをうたっているお店に行かれる場合には、
「具体的に一体何を保証してもらえるのか」を今一度ご確認ください。
