京都の宮津市



宮津市の漁師町は義父宮城雄太郎の出身地です ここに産まれ育ち海をこよなく愛し

漁村の発展と研究にその生涯を費やし 昭和の時代に全国津々浦々を歩きたずねて書いた

「漁村歳事記」「日本漁民伝」また「漁村に生きる」などは私達夫婦の心の財産です

魚の街宮津でも砂浜は減少し かつて私の子どもたちが魚つりをした浜辺も今はありません

延々と続く護岸を見たら義父はどう思うかと考えながら でも現在の漁師町のご紹介です

宮津の海 宮津の海
   漁師町の船着き場から                      島崎公園から傘松方面を見る


宮津の海
天橋立や一の宮へ向かう船の出る宮津桟橋と みやづ歴史の館



毎年お盆期間中の8月16日には 日の暮れとともに花火大会が盛大に開催されます

同時に精霊船や紅白の灯籠が流されると もうこの海は別世界なのです


精霊船
この時期駅頭に飾られる精霊船


漁師町のすぐ近くにある京都府指定 有形文化財三上家住宅は江戸時代の商家です
三上家 町並み
   こちらは三上家                        こちらは格子戸の個人の住宅


もう一つ 宮津の人はほんと信心深いのです こんなお地蔵様が町内のあちらこちらに
おじぞうさま おじぞうさま





さて 2004年も8月16日に 恒例の灯籠流しと花火大会が行われました

新盆を迎える家族のため 冥福を祈り精霊船を流します

海
一斉に流される精霊船


海
日の暮れとともに ゆらゆらと灯籠も流れて


花火
いつかそれが 海面を覆うほどにもなり

花火

夏の最後を飾る花火が終わる頃には 灯籠の灯りも船も燃え尽きて


みな 母なる海へと戻り この日を境に宮津はまた静かな魚の街に返ります


皆様もぜひ一度 丹後の宮津にお出かけ下さい



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