今日のひとりごと
匿名ということ
いったいどうして?と首をかしげても分からない世の中になってしまったようだ
今日10日の朝刊によると 長崎の少年が起こした事件に関連して ネットの掲示板に
さまざまな書き込みがあり そのうちの何件かが人権侵害にあたるとして 法務省の
人権擁護局がその管理者に削除を求めたそうである
しごく当然の処置と思われるが この掲示板へのアクセスは猛烈な数になるという
これほど多くの人がのぞき見主義で 勝手な憶測と無責任な発言が繰り返せること自体
なんとも空恐ろしく 言い様のない憤りと恐さを覚える
意図的に誰かをおとしめようと 人々の興味をひきそうな話題で盛り上げておいて
ポンと石を投げ入れる それが波及して次々と投げられる石によって
つくられた話題がたちまちにエスカレートするとしても少しの不思議もない
ネットという顔が見えないものだから 勝手なことを言っても破廉恥であっても
決して自分自身に累が及ばないとたかをくくっているのだろうか
いったいいつから人は匿名でないとものが言えなくなってしまったのだろう
というより その場の気分で言葉を弄しているいるだけなのだろう
言霊(ことだま)というものがある 昔からことばの中にこもっていると信じられている
言葉そのものが持つ不思議なはたらきのことである
策を弄するものは策に溺れるのたとえのように 言葉を弄するだけで
自分の言に責任を持たないものは 結局ことばそのものに溺れ 弄した分だけ
いつかきっと言霊の鋭いしっぺ返しにあうに違いない