今日のひとりごと


   初詣で  


  穏やかな暖かい日に誘われて 久しぶりに三が日のうちに初詣でに出かけた

  私の住むところからだと 大宮の氷川神社が有名でいつも初詣で客でたいそう賑わう

  参道の両脇には出店で人がごった返し 歩くのもままならない様子なので裏側の道をいき

  着いたのは午後の二時半ごろだったが 本殿に入るところで入場制限に引っ掛かった

  今朝の新聞には 昨日と一昨日の二日間で約160万人の参拝客とあったから

  今日も5〜60万人は来ているのだろう そのうちの一人になっているのかと思ったら

  なんだかホ−ッという気になった


  子どもの頃よく大晦日の真夜中に 兄たちと一緒に八幡さまに白い羽根の矢を取りに出かけた

  確か夜中の12時に開門され 三番までの人が授かる弓の矢を貰うのが目的なのだが

  いまでこそ鎌倉の八幡宮も大晦日から新年にかけて それこそ何百万人もの初詣で客で

  立錐の余地もない賑わいが繰り返されているけれど 当時は夜半の詣で客などせいぜいが

  三桁の人もいなかったのではないだろうか?と思う

  と言うのもあの長い階段を駆け上り 本当にあと一寸で矢を取れるというところまで

  子どもの私達でさえ何回か辿り着くことが出来たのだから

  その矢だけれど 貰えるとその年は風邪もひかず元気な一年を過ごせると言う

  それが本当ならとても有り難いものだった だから一度くらいは取りたかった

  あれもやっぱり破魔矢だったのでしょうね 子どもは単に矢と言っていたけれど


  今なら 神社でお金を出せば誰でも破魔矢を手に入れることができる

  子どもが競うことの是非が問われたりすることもあるが 一度も叶わず敗れ続けたのに

  あれはあれでとても良かったと 負け惜しみでなくそう思えるのは どうして?

  半世紀も前 大晦日の真夜中に子どもたちだけで夢中になって駆けて行った段かつら

  もうすぐの春には その両側から参拝客に被いかぶさるようにして 爛漫の桜