今日のひとりごと


ゲームと読書


埼玉県の鴻巣というところは 出かけるとなるとJRの高崎線を使うか車になってしまう

あとはバスがあるがこれはあまり利用しない  電車は最近新宿ラインというのが出来たので

私のふるさと県である神奈川に行くのには 場所によっては乗り換えがなくなり大変便利になった

つい先日も茅ヶ崎まで約二時間車中の人となった

休日の早朝なので楽に座れ 隣の席には小学5、6年生と思える子どもがいた

見ると彼は膝のザックの上に置いたゲームに夢中である しばしその指先の素早さに見とれる

こうしたゲームはある一定の所作を経ないと終了する事が出来ないのを私は知っていたので

話し掛けたいのを我慢して持参の新聞を見ていた

大宮に着くと彼はゲームを止めザックにしまうと今度は文庫本を取り出した  ここぞと声をかける

「ゲームのソフトはずいぶん小さいのね いくらぐらいするのですか」

「4千円くらいです」

「高いのね 学校でソフトの貸し借りなんかしますか?」

「いえ そういうことはしません」 話はそれだけ 彼はこんどは本に夢中になった

私はまた盗み見た 何を読んでいるのだろう 電車が出てくる話だ 男はそう言ったなど書いてある

見たことがある文体だった もしかすると?でも小学生が読むかしら?

池袋で降りる彼がしまうときに作者名がチラと見えた やはり西村京太郎の十津川警部だった

なんかとても嬉しかった 私も彼ぐらいの時に親の「キング」などという雑誌をよく読んでいた

少年少女名作物語では飽き足らなくて 図書館へ行っては小坂井不木の怪奇小説にのめり込んだ

時代は変わっても 面白ければ誰にでももまだまだ本は読まれるのだ そんな気がした

読書人口を取り戻すには 面白い本をつくってゲームと共存させるのがいいのかも知れない