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「再び夢への挑戦」

 大学は10月から後期課程が始まり、再び活気が戻ってきました。私は10月から二つのことを開始しました。

 第一は、私の永年の夢であるDNS2010(The 40th Annual IEEE/IFIP International Conference on Dependable Systems and Networks)というシンポジウムに投稿することです。 そこで発表することが私の夢だったのですが、本シンポジウムはディペンダビリティ分野では世界最高レベルであり、とても無理とあきらめていました。 しかし、母親の介護に専念したことがきっかけで博士号を取得できた現在、再びその夢が蘇ってきました。来年は6月28日〜7月1日に米国・シカゴで行われます。 しかし、採択率は20%と言われており、採択されるのはかなり難しそうですが、チャレンジしてみることにしました。内容的には、ドクター論文を多少進化させてものとし、データも拡大しました。 10月末までに日本語版を作成し、11月一ヶ月で英訳版を完成させました。投稿締め切りは12月8日で、準備OKです。結果は2月末に分かります。

 第二は、ある研究所と交通事故に関する共同研究を始めました。博士論文では通信ネットワーク事故と金融情報システム事故を対象にしていましたが、 次のターゲットとして交通分野を選びました。

 その他、10月〜11月に行ったことは下記のとおりです。
・10月2日:明治大学で特別講義
・10月28日、11月30日:日本信頼性学会情報システム信頼性研究会へ参加
・10月29日:TC56セミナー参加(前回は7月31日に行われ、そこで私の博士論文を紹介しました)
・11月20日:組み込み総合技術展Embedded Technorogy 2009がパシフィコ横浜で開催されており、 その一環として各種カンファレンスが行われていましたので、その中の「ディペンダビリティ・セッション」を聴講しました。 内容的には下記のとおりであり、非常に興味深いものでした。
@オープンシステムディペンダビリティとDEOSプロジェクト
Aシステム障害とディペンダビリティ
B障害を超克するソフトウェア技術
C革新的なディペンダビリティの見える化

2009.11.20
組込み総合技術展
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(2009年12月3日)
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